NSX-T Data Center 環境のネットワーク トポロジーを表示して、ネットワーク内の論理エンティティ、サービス、基盤となるファブリックの概要を確認します。ネットワーク トポロジーのグラフィカル表示は、ネットワーク構成の確認やエラーのトラブルシューティングを行う場合に役立ちます。

表 1. エンティティとサービス
エンティティ サービス
ネットワーク サービス ロード バランサ、NAT、分散ファイアウォール
Tier-0 L2 VPN サービス、IPsec VPN サービス、NAT ルール、DNS フォワーダー、ゲートウェイ ファイアウォール ルール、DHCP
Tier-1 ロード バランサ、L2 VPN サービス、IPsec VPN サービス、NAT ルール、DNS フォワーダー、ゲートウェイ ファイアウォール ルール、DHCP
セグメント DHCP、メタデータ プロキシ
Edge トランスポート ノード スイッチ、アップリンク インターフェイス、ホスト構成、アップリンク、ポートグループ接続
VirtualMachine 基盤となるホスト クラスタとホスト トランスポート ノード
ポッド なし
PhysicalServer なし
VRF NAT ルール、ゲートウェイ ファイアウォール ルール、DHCP

手順

  1. ブラウザから、NSX Manager (https://<nsx-manager-ip-address>) に管理者権限でログインします。
  2. [ネットワーク] > [ネットワーク トポロジー] の順に選択します。
  3. ネットワーク トポロジー内を移動して、詳細を表示します。
    • ネットワーク接続 - ズームインして、論理エンティティの詳細を表示します。エンティティをポイントすると、ネットワーク内の論理パスを表示し、構成されているサービスを表示できます。
    • サービス構成 - サービスをクリックすると、構成の詳細が表示されます。

      IPsec VPN サービスの場合、NSX-T Data Center には、ローカル エンドポイントやリモート エンドポイントなどの構成情報が視覚的に表示されます。また、セッションがポリシーベースかルールベースかも表示されます。その後、セッションをクリックすると、トンネルの状態など、セッション固有の詳細情報が表示されます。

    • ファブリック ビュー - オブジェクトをダブルクリックすると、そのオブジェクトのファブリック ビューとその論理パス内の親オブジェクトが表示されます。
      • 仮想マシンとコンテナの場合、ファブリック ビューには、ホスト クラスタ名、ホスト トランスポート ノードの詳細、ホスト トランスポート ノードの構成ビューが表示されます。
      • 物理サーバの場合、ファブリック ビューにはホスト トランスポート ノードの詳細とノードの構成ビューが表示されます。
      • Tier-0 と Tier-1 ゲートウェイの場合、ファブリック ビューには、分散ルーター (DR)、Edge クラスタ、サービス ルーター (SR) が認識されている Edge ノードと SR の HA 状態が表示されます。また、ゲートウェイで SR が認識されている Edge ノードの構成の詳細を表示することもできます。Tier-0 ゲートウェイの場合は、アップリンク インターフェイスも表示されます。

        Edge クラスタをクリックすると、クラスタのメンバーである Edge トランスポート ノードのリストが表示されます。ノードをクリックして [トンネル] を展開すると、フィルタを使用して Edge トンネルの BFD 状態の詳細を確認できます。ルーティング テーブルまたはフォワーディング テーブルをダウンロードするには、[構成] オプションを使用します。

        [Edge ノード構成の表示] オプションをズームインすると、Edge ノードの構成が視覚的に表示されます。

    • ツール バーの [エクスポート] をクリックして、トポロジを PDF ファイルに保存します。
    • フィルタを適用して、特定のオブジェクトにフォーカスします。これらの要件の詳細については、オブジェクト属性によるフィルタリングを参照してください。