Tier-0 分散論理ルーターの利点を十分に活用するには、Tier-0 ルーターと外部のトップオブラック ピアの間で BGP を使用し、トポロジに冗長性と対称性を構成する必要があります。この設計によって、リンクおよびノードに障害が発生しても接続を維持することができます。
構成にはアクティブ/アクティブおよびアクティブ/スタンバイの 2 つのモードがあります。次の図は、対称構成の 2 つのオプションを示したものです。各トポロジには 2 つの NSX Edge ノードが示されています。アクティブ/アクティブ構成の場合、Tier-0 アップリンク ポートを作成するときに、各アップリンク ポートに対して最大 8 つの NSX Edge トランスポート ノードを関連付けることができます。各 NSX Edge ノードは 2 つのアップリンクを持つことができます。
オプション 1 の場合、物理的なリーフノード ルーターを構成するときに、NSX Edge との間に BGP ネイバーシップが必要です。ルートの再配分には、すべての BGP ネイバーと同等の BGP メトリックを持つ同じネットワーク プレフィックスを含める必要があります。Tier-0 の分散論理ルーターの構成では、すべてのリーフノード ルーターは BGP ネイバーとして構成する必要があります。
Tier-0 ルーターの BGP ネイバーの構成で、ローカル アドレス(ソース IP アドレス)を指定しない場合、BGP ネイバー構成は、Tier-0 の分散論理ルーター アップリンクに関連付けられたすべての NSX Edge ノードに送信されます。ローカル アドレスを構成する場合、その IP アドレスを所有するアップリンクを持つ NSX Edge ノードに影響します。
オプション 1 の場合、アップリンクが NSX Edge ノードの同じサブネットにある場合、ローカル アドレスは通常省略することができます。NSX Edge ノードのアップリンクが異なるサブネットにある場合は、ローカル アドレスを Tier-0 ルーターの BGP ネイバー構成で指定し、構成が関連付けられたすべての NSX Edge ノードに影響しないようにします。
オプション 2 の場合は、Tier-0 分散論理ルーター構成に Tier-0 サービス ルーターのローカル IP アドレスが含まれていることを確認します。リーフノード ルーターは、ルーターが BGP ネイバーとして直接接続される NSX Edge のみを使用して構成します。