ローカル DHCP サーバは、セグメントに接続している仮想マシンに対してのみ、動的な IP 割り当てサービスを提供します。NSX-T Data Center は、ダウンリンク インターフェイスとサービス インターフェイスでローカル DHCP サーバ構成をサポートします。セグメントには、ローカル DHCPv4 サーバ、ローカル DHCPv6 サーバ、またはその両方を構成できます。

次の図は、4 つのネットワークにローカル DHCP サーバが構成されているサンプル ネットワーク トポロジを示しています。


この図のトポロジは、この図の前後のテキストで説明されています。
このネットワーク トポロジでは、次のネットワークにローカル DHCP サーバが構成されます。
  • ネットワーク 2 は、Tier-1 ゲートウェイのダウンリンク インターフェイスに接続されています。
  • ネットワーク 1 は、Tier-0 ゲートウェイのサービス インターフェイスに接続されています。
  • ネットワーク 4 は、Tier-1 ゲートウェイのサービス インターフェイスに接続されています。
  • ネットワーク 3 は隔離されたセグメントで、どのゲートウェイにも接続されていません。

前提条件

DHCP サーバ プロファイルを追加します。Edge クラスタがプロファイルに指定されていることを確認します。詳細な手順については、DHCP サーバ プロファイルの追加を参照してください。たとえば、プロファイルの名前が My-Local-DHCP-Profile であるとします。

手順

  1. ブラウザから NSX Manager (https://nsx-manager-ip-address) に管理者権限でログインします。
  2. [ネットワーク] > [セグメント] の順に選択します。
  3. DHCP サービスを構成するセグメントを見つけます。セグメント名の横にある アクション メニュー をクリックし、[編集] をクリックします。
  4. [DHCP 構成を行う] をクリックします。
  5. [DHCP タイプ] ドロップダウン メニューから [ローカル DHCP サーバ] を選択します。
  6. [DHCP プロファイル] ドロップダウン メニューから、先ほど作成した DHCP サーバ プロファイルを選択します。
    たとえば、 [My-Local-DHCP-Profile] を選択します。
  7. [DHCP の構成] トグル ボタンをクリックして、セグメントの DHCP 構成を有効にします。
    ローカル DHCPv4 サーバとローカル DHCPv6 サーバを構成する場合は、必ず [IPv4 サーバ] タブと [IPv6 サーバ] タブの両方で [DHCP 構成] トグル ボタンをクリックして有効にしてください。
  8. 次の DHCP 設定を構成します。
    • DHCP サーバ アドレス
    • DHCP 範囲
    • オプション:除外範囲(DHCPv6 のみ)
    • オプション:リース時間
    • オプション:優先時間(DHCPv6 のみ)
    • オプション:ドメイン名(DHCPv6 のみ)
    • オプション:DNS サーバ
    • オプション:SNTP サーバ(DHCPv6 のみ)
    • オプション:DHCP オプション(DHCPv4 のみ)

    これらの DHCP 構成の詳細については、DHCP 構成:リファレンスのリファレンス ドキュメントを参照してください。

  9. [適用] をクリックします。
  10. (オプション) 各仮想マシン(DHCP クライアント)の MAC アドレスに静的 IP アドレスを割り当てます。
    詳細な手順については、 セグメントでの DHCP 静的割り当ての構成を参照してください。