ポート ミラーリングを使用して、デバッグやトラブルシューティングの目的でネットワーク トラフィックを分析できます。ポート ミラーリングを使用すると、セグメント ポート(またはセグメント全体)で確認されるすべてのネットワーク パケットまたは特定のパケットを別のセグメント ポートにコピーできます。
ポート ミラーリングは、リモート L3 SPAN セッション タイプの ENS および ENS 以外でサポートされています。
注: モニタリングにポート ミラーリングを使用することは推奨されていません。長期間使用すると、パフォーマンスに影響が生じます。
手順
- 管理者権限で NSX Manager にログインします。
- [プランとトラブルシューティング] > [ポート ミラーリング] の順に選択します。
- [セッションの追加] > [リモート L3 SPAN] または [セッションの追加] > [論理 SPAN] の順に選択します。
- 名前を入力します。必要に応じて説明も入力します。
- ポート ミラーリング セッションのプロパティを構成します。
セッション タイプ プロパティ リモート L3 SPAN - [方向]:[双方向]、[入力方向]、または [出力方向] を選択します。
- [TCP/IP スタック]:[デフォルト] または [ミラー] を選択します。[ミラー] を使用する場合、vmknic を vSphere のミラー スタックに割り当てる必要があります。
- [スナップの長さ]:パケットからキャプチャするバイト数を指定します。このパラメータを指定すると、パケットは指定された長さに切り詰められます。指定しない場合、パケット全体がミラーリングされます。サポートされる値は 60 ~ 65535 の範囲です。
- [カプセル化タイプ]:[GRE]、[ERSPAN 2]、または [ERSPAN 3] を選択します。
- [GRE キー]:カプセル化タイプが [GRE] の場合は、32 ビットの GRE キーを指定します。
- [ERSPAN ID]:カプセル化タイプが [ERSPAN 2] または [ERSPAN 3] の場合は、ERSPAN ID を指定します。サポートされる値は 0 ~ 1023 の範囲です。物理スイッチは、ERSPAN ID を使用して、ミラーリングされたトラフィックを転送します。
論理 SPAN - [方向]:[双方向]、[入力方向]、または [出力方向] を選択します。
- [スナップの長さ]:パケットからキャプチャするバイト数を指定します。このパラメータを指定すると、パケットは指定された長さに切り詰められます。指定しない場合、パケット全体がミラーリングされます。サポートされる値は 60 ~ 65535 の範囲です。
- [送信元] 列の [設定] をクリックして、宛先を設定します。
論理 SPAN セッションの場合、使用可能な送信元は次のとおりです。
- セグメント ポート
- 仮想マシンのグループ
- 仮想ネットワーク インターフェイスのグループ
リモート L3 SPAN セッションの場合、使用可能な送信元は次のとおりです。- セグメント
- セグメント ポート
- 仮想マシンのグループ
- 仮想ネットワーク インターフェイスのグループ
仮想マシンまたは仮想ネットワーク インターフェイスのグループを選択する場合は、次の制限が適用されます。- グループには、静的に追加される仮想マシンを最大 6 台まで含めることができます。
- グループには、静的に追加される仮想ネットワーク インターフェイスを最大 6 つまで設定できます。
- [宛先] 列の [設定] をクリックして、宛先を設定します。
論理 SPAN セッションの場合、使用可能な宛先は次のとおりです。
- 仮想マシンのグループ
- 仮想ネットワーク インターフェイスのグループ
仮想マシンまたは仮想ネットワーク インターフェイスのグループを選択する場合は、次の制限が適用されます。- グループには、静的に追加される最大 3 台までの仮想マシンを含めることができます。
- グループには、静的に追加される仮想ネットワーク インターフェイスを最大 3 つまで設定できます。
リモート L3 SPAN セッションの場合、使用可能な宛先は IP アドレス専用グループです。グループには 3 つまでの IP を含めることができます。
- (オプション) 送信元からのすべてのネットワーク パケットをミラーリングする代わりに、ポート ミラーリング用にキャプチャされたパケットをフィルタリングできます。
- [高度なミラーリング フィルタ] セクションを展開します。
- [アクション] を選択します。
アクション 説明 含む フィルタに一致するパケットがミラーリングされます。 除外 フィルタと一致しないパケットがミラーリングされます。 - [フィルタ] の横にある [設定] をクリックし、[フィルタを追加] をクリックします。
- フィルタ プロパティを指定します。
1 つのフィルタのみがサポートされます。
プロパティ 説明 プロトコル
パケットのフィルタリングに使用される転送プロトコル。使用可能なオプションは TCP、UDP です。
送信元の IP
パケットのフィルタリングに使用される送信元 IP アドレス、IP 範囲、または IP プレフィックス。
送信元ポート
パケットのフィルタリングに使用される送信元ポートまたはポート範囲。
宛先の IP
パケットのフィルタリングに使用される宛先 IP アドレス、IP 範囲、または IP プレフィックス。
宛先ポート
パケットのフィルタリングに使用されるターゲット ポートまたはポート範囲。
- [保存] をクリックします。