サブ TNP は、サブクラスタの一部であるホストに適用される構成を定義するためのテンプレートです。サブクラスタに必要なさまざまなクラスタ構成に対応するには、サブ TNP を作成します。

サブトランスポート ノード プロファイル

NSX-T Data Center 3.2.2 以降では、サブ TNP とサブクラスタを構成できます。

注: TNP のホスト スイッチのサブ TNP の最大数は 16 です。

TNP はホスト スイッチに適用されるグローバル構成を表しますが、サブ TNP はサブクラスタに適用されるローカル構成を表します。サブクラスタにサブ TNP を適用すると、サブクラスタでグローバル TNP がオーバーライドされます。

サブ TNP は VDS スイッチにのみ適用できます。サブ TNP でオーバーライドできるグローバル TNP のフィールドは、VDS ホスト スイッチ ID、アップリンク プロファイル、IP 割り当てのみです。

サブクラスタに適用されるサブトランスポート ノード プロファイルを追加します。

NSX Manager は、サブ TNP が適用されているサブクラスタのホストを準備し、そのすべてのホストに NSX-T Data Center コンポーネントをインストールします。トランスポート ノード プロファイルで指定された設定に基づいて、ホストのトランスポート ノードが作成されます。

サブ TNP を削除するには、まず、関連するクラスタからグローバル TNP プロファイルを解除する必要があります。既存のトランスポート ノードは影響を受けません。クラスタに追加された新しいホストは、トランスポート ノードに自動的に変換されなくなります。

サブクラスタ

各クラスタに最大 16 個のサブクラスタを設定できます。

異なるサブネットまたは L3 ドメインにまたがって拡張されたクラスタを管理するには、一部のホストで異なる構成が必要になります。たとえば、一部のホストを TEP サブネット-1 に配置し、他のホストは TEP サブネット-2 に配置する必要があります。類似した構成要件のホストは 1 つのサブクラスタに配置できます。また、そのサブクラスタには、構成を提供するサブ TNP を適用できます。

次の図では、クラスタに 3 台のホストがあります。各サブクラスタに 1 台のホストがあり、最後のホストはどのサブクラスタにも含まれていません。

[クラスタ] タブでは、サブクラスタを設定したり、サブクラスタに属するクラスタ ホストを確認できます。

サブクラスタ間でのホストの移動

  1. ホストを sub-cluster1 から sub-cluster2 に移動します。
  2. sub-cluster1 のサブ TNP 構成がホストから削除されます。
  3. sub-cluster2 のサブ TNP 構成がホストに適用されます。

サブクラスタの使用に関する制限事項

  • サブクラスタに追加できるのは、サブクラスタを作成したクラスタのホストだけです。
  • サブクラスタに他のサブクラスタの一部となっているホストを含めることはできません。
  • クラスタ内のサブクラスタの最大数は 16 です。
  • ホストが含まれているサブクラスタは削除できません。ホストを削除した後、サブクラスタを削除できます。
  • この機能でサポートされる ESXi の最小バージョンは 7.0.0 です。
  • ステートレス ホストをサブクラスタに追加することはできません。