NSX Edge をインストールする前に、環境がサポートされている要件を満たしていることを確認します。

注: NSX Edge ノードのホストには、次の条件が適用されます。
  • NSX Edge ノードは、Intel ベースまたは AMD ベースのチップセットを搭載した ESXi ベースのホストでのみサポートされます。

    それ以外の場合に vSphere EVC モードを使用すると、NSX Edge ノードが起動せず、コンソールにエラー メッセージが表示されることがあります。

  • NSX Edge 仮想マシンのホストで vSphere EVC モードが有効になっている場合、CPU は Haswell 以降の世代にする必要があります。
  • NSX Edge 仮想マシンでは、VMXNET3 vNIC のみがサポートされます。
NSX Cloud の注 NSX Cloud を使用している場合、 NSX Public Cloud Gateway( PCG) は、サポートされているパブリック クラウドごとに 1 つのデフォルト サイズで展開されます。詳細については、 NSX Public Cloud Gateway:展開のアーキテクチャとモードを参照してください。

NSX Edge 仮想マシンのリソース要件

アプライアンスのサイズ メモリ vCPU ディスク容量 仮想マシンのハードウェア バージョン メモ
NSX Edge(小規模) 4 GB 2 200 GB 11 以降(vSphere 6.0 以降)

POC(事前検証)展開のみ。

注: 小規模の NSX Edge 仮想マシンを展開すると、Tier-1 ゲートウェイでファイアウォールやロード バランシングなどの L7 ルールが認識されません。
NSX Edge(中規模) 8 GB 4 200 GB 11 以降(vSphere 6.0 以降)

NAT、ルーティング、L4 ファイアウォール、L4 ロード バランサなどの L4 機能を使用した L2 機能のみが必要な場合や、スループットの合計要件が 2 Gbps 未満の場合に適しています。

NSX Edge(大規模) 32 GB 8 200 GB 11 以降(vSphere 6.0 以降)

NAT、ルーティング、L4 ファイアウォール、L4 ロード バランサなどの L4 機能を使用した L2 機能のみが必要な場合や、合計スループットが 2 ~ 10 Gbps の場合に適しています。また、SSL オフロードが必要な場合など、L7 ロード バランサを使用する場合にも適しています。

NSX-T Data Center 管理ガイド』のロード バランサ リソースの拡張を参照してください。ロード バランシングの規模と NSX Edge フォーム ファクタでサポートされる内容については、https://configmax.vmware.comを参照してください。
NSX Edge Extra Large 64 GB 16 200 GB 11 以降(vSphere 6.0 以降)

L7 ロード バランサと VPN に必要な合計スループットが、複数 Gbps である場合に適しています。

NSX-T Data Center 管理ガイド』のロード バランサ リソースの拡張を参照してください。ロード バランシングの規模と NSX Edge フォーム ファクタでサポートされる内容については、https://configmax.vmware.comを参照してください。

NSX Edge 仮想マシンの CPU 要件

DPDK をサポートするには、基盤となるプラットフォームが次の要件を満たしている必要があります。

  • CPU に AES-NI 機能が必要です。
  • CPU に 1 GB Huge Page のサポートが必要です。
ハードウェア タイプ
CPU
  • Intel Xeon E7-xxxx(Westmere-EX 以降の世代の CPU)
  • Intel Xeon 56xx (Westmere-EP)
  • Intel Xeon E5-xxxx(Sandy Bridge 以降の世代の CPU)
  • Intel Xeon Platinum(すべての世代)
  • Intel Xeon Gold(すべての世代)
  • Intel Xeon Silver(すべての世代)
  • Intel Xeon Bronze(すべての世代)
  • AMD EPYC シリーズ プロセッサ