サービス ルーター (SR)、DHCP、およびメタデータ プロキシを使用して構成された Tier-1 ゲートウェイまたは Tier-0 ゲートウェイが配置された NSX Edge ノードを削除します。

NSX Edge ノードを削除する前に、ゲートウェイ構成を新しいスタンバイ ノードに再配置します。
  • NSX Edge ノードで Tier-0 ゲートウェイ構成を削除するには、Tier-0 SR、DHCP、メタデータ プロキシ構成などの Tier-0 構成をスタンバイ NSX Edge ノードに手動で移動する必要があります。
  • NSX Edge ノードで Tier-1 ゲートウェイ構成を削除するには、次の手順を実行します。
    • Tier-1 SR、DHCP、およびメタデータ プロキシの構成が NSX Edge ノードに自動的に割り当てられる場合は、スタンバイ再配置機能を有効にして、Tier-1 構成を新しいスタンバイ NSX Edge ノードに再配置できます。この手順では、スタンバイ再配置機能を使用して構成を新しいスタンバイ ノードに再配置する方法について説明します。
    • Tier-1 SR、DHCP、およびメタデータ プロキシ構成が手動で NSX Edge ノードに割り当てられている場合は、Tier-1 構成を新しいスタンバイ NSX Edge ノードに手動で再配置する必要があります。

手順

  1. ブラウザから、NSX Manager (https://<nsx-manager-ip-address>) に管理者権限でログインします。
  2. Tier-0 構成で構成された NSX Edge ノードで、構成を他の NSX Edge ノードに手動で移行します。
    注： スタンバイ再配置機能は、Tier-0 SR、DHCP、メタデータ プロキシ構成などの Tier-0 構成をスタンバイ NSX Edge ノードに再配置しません。
    1. [ネットワーク] → [Tier-0 ゲートウェイ] の順に選択します。
    2. Tier-0 ゲートウェイを編集するには、ゲートウェイを選択して縦の省略記号をクリックし、[編集] をクリックします。
    3. [インターフェイス] セクションに移動して、[外部インターフェイスおよびサービス インターフェイス] をクリックします。
    4. [インターフェイスの設定] ウィンドウで、NSX Edge ノードに構成されているインターフェイスを編集します。
    5. インターフェイスに関連付けられている既存の NSX Edge ノードを削除し、インターフェイスに必要な同じ VLAN 接続で構成されている新しい NSX Edge ノードを選択して、[保存] をクリックします。
      上記の手順により、既存の NSX Edge の Tier-0 ゲートウェイ上の Tier-0 SR、DHCP、およびメタデータ プロキシが削除され、新しい NSX Edge ノードに移動します。
    6. Edge クラスタから NSX Edge ノードを削除します。
  3. Tier-1 SR、DHCP、およびメタデータ プロキシ構成が自動的に割り当てられた NSX Edge ノードで、次の手順を実行してスタンバイ再配置機能をトリガし、これらの構成を再配置して、NSX Edge クラスタから NSX Edge ノードを削除します。
    1. （オプション）フェイルオーバーを高速化するため、NSX Edge クラスタの BFD タイマーを 500 ms に設定します。
    2. 新しい NSX Edge クラスタ プロファイルをトランスポート ノード プロファイルに適用します。NSX Edge ノードがパワーオフされているときのフェイルオーバーが高速化されます。
    3. [ネットワーク] → [Tier-1 ゲートウェイ] の順に選択します。
    4. Tier-1 ゲートウェイを編集するには、ゲートウェイを選択して縦の省略記号をクリックし、[編集] をクリックします。
    5. [編集] ビューで NSX Edge クラスタを選択し、[スタンバイの再配置を有効にする] フィールドを有効にします。
      重要： スタンバイの再配置を正常に機能させるには、Edge クラスタに良好な状態の追加の NSX Edge ノードが必要です。 NSX Edge ノードの削除中に、Tier-1、DHCP またはメタデータ プロキシ構成が既存の NSX Edge から新しいスタンバイ ノードに再配置されます。
    6. [システム] → [ファブリック] → [プロファイル] → [Edge クラスタ プロファイル] を選択します。
    7. Edge クラスタ プロファイルを選択して、[編集] をクリックします。
    8. Edge クラスタに適用される [スタンバイの再配置のしきい値（分）] を設定します。デフォルトの推奨値は 30 分、最小値は 10 分です。
      注： 自動的に割り当てられた Tier-1 SR、DHCP、およびメタデータ プロキシ構成のみがスタンバイ NSX Edge に再配置されます。削除する NSX Edge ノードに手動で割り当てられた構成が含まれている場合、そのような構成は既存の NSX Edge ノードからスタンバイ ノードに再配置されません。これらの Tier-1 構成の割り当ては手動で変更する必要があります。
    9. ノードをメンテナンス モードにせずに、NSX Edge をパワーオフします。NSX Edge がアクティブなサービスを実行している場合、ノードをパワーオフすると HA フェイルオーバー トリガが発生するため、このようなアクティブなサービスの構成はすべて別の NSX Edge にフェイルオーバーされます。
    10. スタンバイ再配置のしきい値がタイムアウトになるまで待機します。しきい値の制限に達すると、スタンバイ再配置が有効になっているすべての Tier-1 サービス構成がパワーオフ中の Edge ノードから削除され、クラスタ内の他の NSX Edge に再配置されます。再配置タスクを実行するため、スタンバイ再配置で若干の遅延が発生することがあります。
    11. Tier-1 構成がスタンバイ ノードに再配置されたら、パワーオフされた NSX Edge をクラスタから削除します。