トランスポート ノードの作成プロセスが正常に機能していることを確認します。

ホスト トランスポート ノードの作成後、ホスト上に N-VDS を配置します。

手順

  1. NSX-T Data Center にログインします。
  2. [トランスポート ノード] 画面に移動し、N-VDS の状態を確認します。
  3. または、esxcli network ip interface list コマンドを使用して、 ESXi 上の N-VDS を確認します。
    ESXi でのコマンドの出力には、Distributed Switch (VDS) の名前がついた vmk インターフェイス(vmk10 など)が含まれます。この Distributed Switch の名前は、トランスポート ゾーンとトランスポート ノードを構成する際に使用した名前です。
    # esxcli network ip interface list
    ...
    
    vmk10
       Name: vmk10
       MAC Address: 00:50:56:64:63:4c
       Enabled: true
       Portset: DvsPortset-1
       Portgroup: N/A
       Netstack Instance: vxlan
       VDS Name: [overlay-hostswitch]
       VDS UUID: 18 ae 54 04 2c 6f 46 21-b8 ae ef ff 01 0c aa c2
       VDS Port: 10
       VDS Connection: 10
       Opaque Network ID: N/A
       Opaque Network Type: N/A
       External ID: N/A
       MTU: 1600
       TSO MSS: 65535
       Port ID: 67108895
    
     ...
    
    

    vSphere Client を使用している場合、ユーザー インターフェイスでホストの [構成] > [ネットワーク アダプタ] を順に選択し、インストールされている N-VDS を確認できます。

    N-VDS を確認するための KVM のコマンドは、 ovs-vsctl show です。KVM では、N-VDS の名前は nsx-switch.0 と表示されます。トランスポート ノードの構成で使用した名前とは異なる点に注意してください。これは仕様です。
    # ovs-vsctl show
    ...
        Bridge "nsx-switch.0"
            Port "nsx-uplink.0"
                Interface "em2"
            Port "nsx-vtep0.0"
                tag: 0
                Interface "nsx-vtep0.0"
                    type: internal
            Port "nsx-switch.0"
                Interface "nsx-switch.0"
                    type: internal
        ovs_version: "2.4.1.3340774"
    
    
  4. トランスポート ノードに割り当てられているトンネル エンドポイント アドレスを確認します。
    次に示すように、vmk10 のインターフェイスは、 NSX-T Data Center IP アドレス プールまたは DHCP から IP アドレスを受け取ります。
    # esxcli network ip interface ipv4 get
    Name   IPv4 Address    IPv4 Netmask   IPv4 Broadcast   Address Type  DHCP DNS
    -----  --------------  -------------  ---------------  ------------  --------
    vmk0   192.168.210.53  255.255.255.0  192.168.210.255  STATIC           false
    vmk1   10.20.20.53     255.255.255.0  10.20.20.255     STATIC           false
    [vmk10  192.168.250.3]   255.255.255.0  192.168.250.255  STATIC           false
    
    
    KVM では、 ifconfig コマンドを使用して、トンネル エンドポイントと IP アドレス割り当てを確認できます。
    # ifconfig
    ...
    nsx-vtep0.0 Link encap:Ethernet  HWaddr ba:30:ae:aa:26:53
              inet addr:[192.168.250.4]  Bcast:192.168.250.255  Mask:255.255.255.0
             ...
    
    
  5. API でトランスポート ノードの状態を確認します。
    GET https://<nsx-mgr>/api/v1/transport-nodes/<transport-node-id>/state API 呼び出しを使用します。次はその例です。
    {
      "state": "success",
      "host_switch_states": [
        {
          "endpoints": [
            {
              "default_gateway": "192.168.250.1",
              "device_name": "vmk10",
              "ip": "192.168.250.104",
              "subnet_mask": "255.255.255.0",
              "label": 69633
            }
          ],
          "transport_zone_ids": [
            "efd7f38f-c5da-437d-af03-ac598f82a9ec"
          ],
          "host_switch_name": "overlay-hostswitch",
          "host_switch_id": "18 ae 54 04 2c 6f 46 21-b8 ae ef ff 01 0c aa c2"
        }
      ],
      "transport_node_id": "2d030569-5769-4a13-8918-0c309c63fdb9"
    }