ホストを NSX-T Data Center に追加する準備を行う際に、NSX-T Data Center カーネル モジュールを RHEL または CentOS Linux ホストに手動でインストールできます。

インストールすると、NSX-T Data Center の制御プレーンと管理プレーン ファブリックを構築できます。RPM ファイルにパッケージされた NSX-T Data Center カーネル モジュールは、ハイパーバイザー カーネル内で実行され、分散ルーティング、分散ファイアウォール、ブリッジ機能などのサービスを提供します。

NSX-T Data Center の RPM を手動でダウンロードし、ホスト イメージに加えることができます。ダウンロード パスは NSX-T Data Center のリリースごとに変わる可能性があるため、注意してください。必ず NSX-T Data Center のダウンロード ページを確認し、適切な RPM を入手してください。

前提条件

RHEL または CentOS Linux リポジトリにアクセスできること。

手順

  1. 管理者としてホストにログインします。
  2. nsx-lcp ファイルをダウンロードし、/tmp ディレクトリにコピーします。
  3. パッケージを解凍します。
    tar -zxvf nsx-lcp-<release>-rhel7.4_x86_64.tar.gz
  4. パッケージ ディレクトリに移動します。
    cd nsx-lcp-rhel74_x86_64/
  5. パッケージをインストールします。
    sudo yum install *.rpm

    yum インストール コマンドを実行すると、すべての NSX-T Data Center 依存関係が解決されます。ただし、RHEL または CentOS Linux からそれぞれのリポジトリにアクセスできることを前提とします。

  6. OVS カーネル モジュールを再読み込みします。
    /usr/share/openvswitch/scripts/ovs-systemd-reload force-reload-kmod

    ハイパーバイザーが OVS インターフェイスで DHCP を使用している場合は、DHCP が構成されているネットワーク インターフェイスを再起動します。ネットワーク インターフェイス上で古い dhclient プロセスを手動で停止し、そのインターフェイスで新しい dhclient プロセスを再開できます。

  7. 確認するには、rpm -qa | egrep 'nsx|openvswitch' コマンドを実行します。
    出力に表示されるインストールされたパッケージは、nsx-rhel74、nsx-centos74、または nsxdirectory ディレクトリ内のパッケージと一致する必要があります。

次のタスク

NSX-T Data Center の管理プレーンにホストを追加します。CLI を使用した NSX Manager クラスタの形成 を参照してください。