TNP がクラスタに適用されている場合、ターゲット ホストでのみ NSX-T の構成とインストールが行われます。

手順

  1. リファレンス ホストからホスト プロファイルに抽出された設定をメモします。TNP プロファイルで対応するエンティティの値は同じにする必要があります。たとえば、ホスト プロファイルと TNP で使用される N-VDS 名は同じにする必要があります。

    抽出されたホスト プロファイル設定の詳細については、ホスト プロファイルの抽出と確認を参照してください。

  2. TNP を追加します。トランスポート ノード プロファイルの追加を参照してください。
  3. すべての必須フィールドを入力して、TNP を追加します。トランスポート ノード プロファイルの追加を参照してください。
    新しい TNP プロファイルと既存のホスト プロファイルの両方で、以下のパラメータに同じ値が設定されていることを確認します。
    注: VDS スイッチでは、VMkernel アダプタと物理 NIC の移行はサポートされていません。
    • トランスポート ゾーン:ホスト プロファイルで参照されるトランスポート ゾーンと TNP が同じであることを確認します。

    • N-VDS 名:ホスト プロファイルで参照される N-VDS 名と TNP が同じであることを確認します。

    • アップリンク プロファイル:ホスト プロファイルで参照されるアップリンク プロファイルと TNP が同じであることを確認します。

    • チーミング ポリシー:
      • (VDS スイッチ上)vCenter Server で VDS アップリンクを作成するときに、ホスト プロファイルで使用されている NIC を確認し、その物理 NIC を VDS アップリンクにマッピングします。NSX-T では、NSX-T アップリンクを VDS アップリンクにマッピングします。そのため、vCenter Server で VDS スイッチの構成を確認します。
      • (N-VDS スイッチ上)物理 NIC をアップリンク プロファイルにマッピングする場合は、まず、ホスト プロファイルで使用されている NIC を確認し、その物理 NIC をアップリンク プロファイルにマッピングします。
    • インストール時のネットワーク マッピング:インストール中にネットワークをマッピングする場合は、まず、ホスト プロファイルで VMkernel と論理スイッチのマッピングを確認し、TNP に同じマッピングを追加します。
    • アンインストール時のネットワーク マッピング:アンインストール中にネットワークをマッピングする場合は、まず、ホスト プロファイルで VMkernel と VSS/VDS スイッチのマッピングを確認し、TNP に同じマッピングを追加します。

    ホスト スイッチのタイプ、モード、名前、トランスポート ゾーン、アップリンク プロファイルを選択して、トランスポート ノード プロファイルを追加し、VDS アップリンクにアップリンクをマッピングします。
    ターゲット ノードに TNP を適用した後、TNP の構成がホスト プロファイルと一致しない場合、コンプライアンス エラーでノードが起動しないことがあります。
  4. TNP プロファイルが正常に作成されたことを確認します。
  5. TNP プロファイルをターゲット クラスタに適用し、[保存] をクリックします。

    [NSX の構成] ウィンドウで、トランスポート ノード プロファイルを選択してターゲット クラスタに適用します。

  6. TNP プロファイルがターゲット クラスタに正常に適用されていることを確認します。正常に適用されていれば、クラスタのすべてのノードで NSX が正常に構成されています。
  7. vSphere で、物理 NIC または VMkernel アダプタが N-VDS スイッチに接続されていることを確認します。
    注: VDS スイッチでは、VMkernel アダプタの移行はサポートされていません。
    [VMkernel アダプタ] ウィンドウで、物理 NIC または VMkernel アダプタが N-VDS スイッチに接続されていることを確認します。
  8. NSX で、ESXi ホストがトランスポート ノードとして正常に構成されていることを確認します。

次のタスク

あるいは、クラスタに TNP を適用した後に、ターゲット ホストを再起動します。TNP 適用後のホストの再起動 を参照してください。