Edge ブリッジ プロファイルを使用すると、NSX Edge クラスタがオーバーレイ セグメントへのレイヤー 2 ブリッジを提供できるようになります。

Edge ブリッジ プロファイルを作成するときに、次のいずれかのフェイルオーバー モードを指定できます。

プリエンプティブ
フェイルオーバーが発生すると、バックアップ ノードがアクティブ ノードになります。障害が発生したノードが復旧すると、再びアクティブ ノードになります。
非プリエンプティブ
フェイルオーバーが発生すると、スタンバイ ノードがアクティブ ノードになります。障害が発生したノードが復旧すると、そのノードはスタンバイ ノードになります。

スタンバイ Edge ノードで CLI コマンド set l2bridge-port <uuid> state active を実行することにより、スタンバイ Edge ノードをアクティブ ノードに手動で設定できます。

このコマンドは、非プリエンプティブ モードでのみ実行できます。それ以外の場合はエラーが発生します。非プリエンプティブ モードでスタンバイ ノードに適用すると、このコマンドにより HA フェイルオーバーがトリガされます。アクティブ ノードに適用すると、このコマンドは無視されます。詳細については、『NSX-T Data Center Command-Line Interface リファレンス』を参照してください。

前提条件

NSX Edge トランスポート ノードを含む NSX Edge クラスタが作成されていること。たとえば、前のトピックでは、Cluster1 という名前の Edge クラスタを作成し、このクラスタに NSX Edge トランスポート ノード EN1 を追加しています。

手順

  1. ブラウザから、NSX Manager (https://nsx-manager-ip-address) に管理者権限でログインします。
  2. [ネットワーク] > [セグメント] > [Edge ブリッジ プロファイル] の順に選択します。
  3. [Edge ブリッジ プロファイルの追加] をクリックします。
  4. Edge ブリッジ プロファイルの名前と、必要に応じて説明を入力します。
    たとえば、プロファイルに Edge_Bridge_Profile1 という名前を付けます。
  5. NSX Edge クラスタを選択します。
    たとえば、 [Cluster1] を選択します。
  6. プライマリ ノードを選択します。
    たとえば、 [EN1] を選択します。
  7. (オプション) バックアップ ノードを選択します。
    この例では、バックアップ ノードが選択されていません。ただし、Edge HA を有効にする場合は、別の NSX-V ホストで別の NSX Edge ノード( EN2 など)を展開できます。EN2 を Cluster1 に追加し、Edge ブリッジ プロファイルでバックアップ ノードとして EN2 を選択します。バックアップ ノードを指定した場合は、必要に応じてデフォルトのフェイルオーバー モードを変更します。デフォルトのフェイルオーバー モードはプリエンプティブです。
  8. [保存] をクリックします。

次のタスク

これで、この Edge ブリッジ プロファイルを使用して、NSX-T オーバーレイ セグメントで Edge ブリッジを構成できるようになりました。