移行の [構成の解決] 手順で、NSX-T Edge ノードにオプションのアップリンク インターフェイスを追加できます。

NSX-T Edge ノードで、最大 15 個の追加アップリンクがサポートされます。したがって、各 Edge ノードには最大で 16 個のアップリンクを設定できます。
  • NSX-V Edge Services Gateway (ESG) の既存のアップリンクに対応する必須のアップリンクが 1 個。
  • 最大 15 個のアップリンクを追加できます。

まず、各 NSX-V Edge Services Gateway の既存のアップリンクに対応する必須アップリンクを各 NSX-T Edge ノードに追加するときに表示されるフィードバック メッセージを解決するため、[構成の解決] ページで入力を送信する必要があります。各 NSX-T Edge で必須アップリンクのフィードバック メッセージが解決された後、この手順に従って、目的の NSX-T Edge ノードにオプションのアップリンクを追加します(必要な場合)。

デフォルトでは、NSX-T Edge ノードでの追加のアップリンクの作成をスキップすることが推奨されます。デフォルトの推奨を受け入れると、移行時に追加のアップリンクは作成されません。

NSX-V トポロジで、ECMP にアップリンクの先の ESG が 2 つ構成され、アップストリームの物理 ToR スイッチに接続しています。2 つの ESG の既存のアップリンク インターフェイスは次のように構成されています。
  • ESG-1:この ESG のアップリンクは、VLAN 13 を使用する Public-DVPG1 ポート グループに接続しています。アップリンクの IP は 40.40.40.2/24 です。
  • ESG-2:この ESG のアップリンクは、VLAN 16 を使用する Public-DVPG2 ポート グループに接続しています。アップリンクの IP は 20.20.20.2/24 です。

移行後の NSX-T トポロジには、アクティブ/アクティブ構成の 2 台の NSX-T Edge ノード(Edge-1 と Edge-2)があります。Edge-1 と Edge-2 の両方に 1 つのアップリンクを追加します。

このトピックの手順では、この例を使用して 2 つのアップリンクを追加するワークフローについて説明します。

注: 移行後の NSX-T Edge ノードがアクティブ/パッシブ構成の場合、フィードバック メッセージが若干異なります。ただし、ワークフロー全体は同じです。フィードバック メッセージを解決するには、ユーザー インターフェイスに表示されたメッセージに従って適切な入力を送信する必要があります。

手順

  1. [構成の解決] で、次のフィードバック メッセージをクリックします。
    Enter the number of additional uplinks needed.
    注: Edge ノードがアクティブ/パッシブ構成の場合は、Edge ノードに追加するアップリンクの数を入力します。他の Edge ノードに同じ数のアップリンクが自動的に追加されます。
    上記の例では、 NSX-T Edge ノードはアクティブ/アクティブ構成になっています。すべてのアクティブ Edge ノードに必要なアップリンクの合計数を入力する必要があります。2 つの追加アップリンクを作成する場合は、 2 と入力します。
  2. 次のフィードバック メッセージをクリックします。
    Select an Edge Transport Node for additional uplinks.See System > Fabric > Nodes > Edge Transport Nodes for available Edge Transport Nodes in NSX-T.
    注: このフィードバック メッセージは、Edge ノードがアクティブ/アクティブ構成の場合にのみ表示されます。Edge ノードがアクティブ/パッシブ構成の場合、追加のアップリンクを作成するために、アクティブ Edge ノードが自動的に選択されます。

    前の手順で 2 と入力しているため、Additional Uplink-1Additional Uplink-2 という 2 つの追加アップリンクが表示されます。追加のアップリンクごとに Edge ノードを選択します。

    前の例の場合は、 Additional Uplink-1[Edge-1] を選択し、 Additional Uplink-2[Edge-2] を選択します。
  3. 次のフィードバック メッセージをクリックします。
    Enter the IP address for additional uplink.

    追加するアップリンクの IP アドレスは、同じ Edge ノード上の既存のアップリンク インターフェイスのサブネットに属している必要があります。

    注: Edge ノードがアクティブ/パッシブ構成の場合、両方の Edge ノードに、追加のアップリンクの IP アドレスを追加するためのフィードバック メッセージが表示されます。両方の Edge ノードの追加アップリンクの IP アドレスは異なっていますが、同じサブネット内にある必要があります。
    前の例で:
    • Edge-1 に追加するアップリンクに 30.30.30.2/24 を入力します。
    • Edge-2 に追加するアップリンクに 10.10.10.2/24 を入力します。
  4. 次のフィードバック メッセージをクリックします。
    Enter VLAN ID for additional uplink.
    追加のアップリンクの VLAN ID は、次の条件を満たす必要があります。
    • Edge TEP に使用する VLAN とは別にする必要があります。
    • 同じ Edge ノードにある既存のアップリンクの VLAN とも異なる必要があります。
    注: Edge ノードがアクティブ/パッシブ構成の場合は、1 台の Edge ノードにのみ、追加するアップリンクに VLAN ID を追加する必要があります。他の Edge ノードの追加アップリンクと同じ VLAN ID が自動的に追加されます。
    前の例では、Edge-1 の 30.30.30.2/24 アップリンクに VLAN ID 18 を入力し、Edge-2 の 10.10.10.2/24 アップリンクには 20 を入力します。
  5. (オプション) 追加のアップリンクのすべてのフィードバック メッセージを解決した後に、追加のアップリンクの合計数を 3 に変更する場合は、次の手順を実行します。

    手順 1 で説明したフィードバック メッセージをクリックして、アップリンクの総数を 3 に変更します。

    変更をに送信すると、追加のフィードバック メッセージが表示され、追加するアップリンクに Edge トランスポート ノード、アップリンクの IP、VLAN ID を選択するように指示されます。手順 2、3、4 の説明に従ってフィードバック メッセージに応答します。

    アップリンクの合計数を元の値 (2) に戻すと、uplink-3 に関する警告メッセージが表示されます。デフォルトの推奨事項を受け入れて、uplink-3 とそれに関連するアップリンク IP および VLAN ID をスキップできます。

次のタスク

[構成の移行] の手順が完了したら、必要なアップリンクと追加のアップリンクが Tier-0 ゲートウェイに作成されます。

この例では、 NSX Manager ユーザー インターフェイスで Tier-0 ゲートウェイに移動し、Tier-0 ゲートウェイの状態が「 成功」になっている次のアップリンクを確認します。
  • uplink1: 40.40.40.2/24
  • uplink2: 20.20.20.2/24
  • uplink3: 30.30.30.2/24
  • uplink4: 10.10.10.2/24