論理構成を NSX-T に移行したら、次に、NSX-V にあるホストと NSX-T に移行されたホスト間でネットワークを拡張するために必要なインフラストラクチャを準備します。
レイヤー 2 拡張機能を使用すると、NSX-V ホスト上の仮想マシンと NSX-T に移行されたホスト上の仮想マシンとの間の接続を中断することなく、環境を移行できます。
[インフラストラクチャの準備] の手順では、次のタスクがバックグラウンドで行われます。
- NSX-V で Controller Disconnected Operation (CDO) モードが有効になっています。NSX-V NSX Manager で、NSX-V コントローラ上に特別な CDO 論理スイッチ(VNI 4999 装備)を作成します。特別な CDO 論理スイッチのこの VXLAN ネットワーク識別子は、他のすべての論理スイッチとは別の一意の識別子です。CDO モードが有効になっている場合、コントローラ クラスタ内のいずれかの NSX-V コントローラが、すべての NSX-V 準備済みのホストから報告された VXLAN トンネル エンドポイント (VTEP) 情報を収集し、更新された VTEP 情報を他のすべての NSX-V ホストにレプリケートします。CDO モードを検出すると、ARP/GARP や RARP などのブロードキャスト パケットがグローバル VTEP リストに送信されます。CDO モードを有効にすると、NSX-V 制御プレーンで障害が発生した場合でも、データ プレーンの接続に問題が発生することなく、仮想マシンの vMotion が実行されます。
- NSX-V VTEP テーブルが、NSX-T NSX Manager アプライアンスで実行されている中央制御プレーン (CCP) サービスで使用できるようになります。
前提条件
- NSX-V 環境では、NSX Controller クラスタが起動しています。
- NSX-T 環境では、NSX Manager アプライアンスの中央制御プレーン (CCP) サービスが起動しています。