移行では NSX-V 機能のサブセットがサポートされています。

ほとんどの機能には、一定の制限があります。移行する NSX-V の構成をインポートすると、環境内での機能と構成のサポート状況について詳細なフィードバックが提供されます。

移行でサポートされる内容の詳細については、移行の機能サポートの詳細を参照してください。

表 1. 移行のサポート マトリックス
NSX-V の機能 サポート メモ
VLAN でバッキングされた論理スイッチ
オーバーレイでバッキングされた論理スイッチ
L2 ブリッジ ×
トランスポート ゾーン
ルーティング
East-West マイクロセグメンテーション
Edge ファイアウォール
NAT
L2 VPN
L3 VPN
ロード バランサ
DHCP および DNS
分散ファイアウォール
Service Composer
グループ オブジェクト 制限には、アイテム数や、セキュリティ グループを構成する動的な式などが含まれます。
ゲスト イントロスペクション

エンドツーエンドの移行でのみサポートされます。

ゲスト イントロスペクション サービスの構成のみが移行されます。

パートナー サービスの登録、パートナー サービスの仮想マシン、ベンダー テンプレートは移行されません。移行前に、パートナー サービスを NSX-T に登録し、それぞれのサービスとベンダー テンプレートを NSX-T で作成する必要があります。

移行を続行する前に、VMware のパートナーに相談してください。

ネットワーク イントロスペクション

エンドツーエンドの移行でのみサポートされます。

ネットワーク イントロスペクション サービスの構成のみが移行されます。

パートナー サービスの登録、パートナー サービスの仮想マシン、ベンダー テンプレートは移行されません。移行前に、パートナー サービス、ベンダー テンプレート、パートナー管理コンソール/パートナー Service Manager が NSX-T に登録されている必要があります。

移行を続行する前に、VMware のパートナーに相談してください。

Cross-vCenter NSX

(NSX-T 3.2.1 以降)○

(NSX-T 3.2.0) ○(セカンダリ NSX Manager は含みません)

(NSX-T 3.2.1 以降)[NSX for vSphere の移行] モードと [ユーザー定義トポロジ] を選択した場合にのみサポートされます。

(NSX-T 3.2.0) プライマリ モードの NSX Manager とプライマリ サイト上のユニバーサル オブジェクトを含むがセカンダリ NSX Manager は含まない、単一サイトの NSX-V 展開の移行がサポートされています。NSX-V の展開は、ローカル オブジェクトを使用する単一サイトの NSX-T 環境(非統合)に移行されます。

Cloud Management Platform、Integrated Stack Solution、または PaaS Solution を使用する NSX-V

vRealize Automation を使用した NSX-V の移行がサポートされています。

移行を続行する前に、VMware の担当者にお問い合わせください。統合環境を移行する場合、スクリプトおよび統合が中断することがあります。

次はその例です。
  • NSX-V と VMware Integrated Openstack

  • NSX-V と vCloud Director

  • NSX-V と Integrated Stack Solution

  • NSX-V と、Pivotal Cloud Foundry、RedHat OpenShift などの PaaS ソリューション

  • NSX-V と vRealize Operations のワークフロー