非表示のクラスタを使用する vSphere 環境を移行できます。

非表示の vSphere クラスタでは、最初にすべての NSX-T 管理仮想マシンとワークロード仮想マシンを dvPortgroups に接続する必要があります。移行後、管理仮想マシンは NSX-T VLAN セグメントに接続します。

NSX-T の管理仮想マシンには、NSX ManagervCenter Server、VMware Identity Manager などのアプライアンスが含まれます。これらの管理仮想マシンが接続する NSX-T VLAN セグメント ポートは、Migration Coordinator によってインプレース移行された後にこれらの管理仮想マシンが再起動されるとブロックされます。また、メンテナンス移行モードで vMotion によって NSX-V ホストから NSX-T ホストに移行された場合にもブロックされます。このような場合、管理仮想マシンの接続が失われる可能性があります。

この問題を回避するには、management_vms タグ カテゴリを作成し、このカテゴリにタグを追加します。このカテゴリのタグを NSX-T 環境内のすべての管理仮想マシンに割り当てます。これらの仮想マシンは、ブロック解除された VLAN セグメント ポートに接続されます。

手順

  1. vSphere Client にログインします。
  2. [メニュー] > [タグとカスタム属性] の順にクリックします。
  3. [カテゴリ] をクリックして [新規] をクリックし、カテゴリを追加します。
    management_vms という名前のカテゴリを作成します。
  4. [タグ] タブをクリックして、management_vms カテゴリにタグを追加します。
  5. [メニュー] > [ホストおよびクラスタ] の順に移動します。
  6. 左側のナビゲータ ビューで非表示のクラスタを展開し、NSX Manager 仮想マシンの名前を右クリックして、[タグとカスタム属性] > [タグの割り当て] の順に選択します。
  7. management_vms カテゴリのタグを NSX Manager 仮想マシンに割り当てます。
  8. クラスタ内のすべての管理仮想マシンに手順 6 と 7 を繰り返します。
    タグ カテゴリとタグの詳細については、『 vCenter Server およびホスト管理』を参照してください。
  9. NSX Manager にログインします。
  10. [インベントリ] > [グループ] の順に移動し、メンバーシップ基準の [仮想マシン タグ]management_vms のグループを作成します。
  11. [セキュリティ] > [分散ファイアウォール] > [アクション] > [拡張リスト] の順に移動して、このグループを追加します。