構成を移行した後に、vSphere ホストを NSX-T に移行できます。

移行の順序やホストの有効化など、ホストの移行に関連するいくつかの設定を行うことができます。デフォルト設定を変更する前に、これらの設定の影響を理解しておく必要があります。詳細については、vSphere ホスト移行の構成を参照してください。

注意: ホストの移行中はトラフィックが中断されます。この手順はメンテナンス ウィンドウ中に実行してください。

1 台のホストで移行に失敗した場合、そのホスト グループをグループ リストの最後に移動できます。これにより、失敗したホストの問題を解決している間に、他のホスト グループの移行を続けることができます。

1 台のホストで移行に失敗すると、実行中のホスト移行がすべて完了した後で、移行が一時停止します。このホストの問題を解決したら、[再試行] をクリックして、失敗したホストの移行を再試行します。ホストの移行にそれでも失敗した場合は、ホストの NSX-T を手動で構成するか、システムからホストを削除できます。この場合、移行に失敗したホストが原因でホストの移行手順の最後に [終了] ボタンが有効になりません。移行を完了して移行後のタスクを実行するには、REST API クライアント(postman や curl など)を使用して REST API POST https://<nsx-mgr-IP>/api/v1/migration?action=finalize_infra(<nsx-mgr-IP> は移行サービスが実行されている NSX Manager の IP アドレス)を呼び出す必要があります。

前提条件

  • すべての ESXi ホストが動作状態になっていることを確認します。切断状態を含む、ホストに関するすべての問題を解決します。メンテナンス モードを開始するには、保留中の再起動または保留中のタスクがないことを確認してください。

手順

  1. [ホストの移行] ページで [開始] をクリックします。

    すべてのホスト グループの移行モードに [インプレース] または [自動メンテナンス] を選択した場合、ホストの移行が開始します。[自動メンテナンス] モードでは、Migration Coordinator はパワーオフ状態の仮想マシンを再構成しません。移行後、これらの仮想マシンをパワーオンする前に、仮想マシンの構成を手動で行う必要があります。

  2. 任意のホスト グループの移行モードに [手動メンテナンス] を選択した場合、メンテナンス モードに切り替えられるように、各仮想マシンで以下のいずれかのタスクを完了する必要があります。
    オプション アクション
    一時停止している仮想マシンをパワーオフします。
    1. 仮想マシンを右クリックします。[電源] > [パワーオフ] の順に選択するか、[電源] > [ゲスト OS をシャットダウン] の順に選択するか、[電源] > [一時停止] の順に選択します。
    2. ホストの移行後、仮想マシンのインターフェイスを適切な NSX-T セグメントに接続し、仮想マシンをパワーオンします。
    vMotion を使用して仮想マシンを移動します。 仮想マシンを右クリックして、[移行] を選択します。プロンプトに従って、仮想マシンを別のホストに移行します。Migration Coordinator は、一時ルールで保護されている特定のポートに仮想マシンを vMotion することで、移行中のセキュリティを維持します。手動 vMotion の場合は、これらのポートに仮想マシンが移行されないため、セキュリティ侵害が発生する可能性があります。手動で vMotion を実行するには、vSphere API を使用して、仮想マシンを移行する必要があります。その場合、ネットワーク バッキングが NSX セグメント(NVDS を使用する場合)または VDS ポートグループ ID(VDS 7 を使用する場合)に対応する OpaqueNetwork ID を参照している必要があります。いずれの場合も、ネットワーク デバイスの externalId は文字列「VM_UUID:vNIC_ID」に設定する必要があります。VM_UUID は、仮想マシンのインスタンス UUID です。vNIC_ID は仮想マシンの vNIC インデックスで、最初の vNIC は 4000 です。
    コールド移行で仮想マシンを移動します。
    1. 仮想マシンを右クリックします。[電源] > [パワーオフ] の順に選択するか、[電源] > [ゲスト OS をシャットダウン] の順に選択するか、[電源] > [一時停止] の順に選択します。
    2. 仮想マシンを右クリックして、[移行] を選択します。プロンプトに従って、仮想マシンを別のホストに移動し、そのインターフェイスを適切な NSX-T セグメントに接続します。

結果

移行モードに [インプレース] を選択して NSX-T にホストを移行すると、重大アラームが表示され、「ネットワーク接続が失われました」というメッセージが表示されることがあります。このアラームは、以前に接続されていた VDS に接続されている物理 NIC がホストにないため、vSphere Distributed Switch (VDS) 6.5 または 6.7 が、N-VDS に移行された場合に発生します。移行したホストを接続状態に戻すには、各ホストで [緑にリセット] をクリックして、警告が表示されないようにします。

1 台のホストで移行に失敗した場合、そのホスト グループをグループ リストの最後に移動できます。これにより、失敗したホストの問題を解決している間に、他のホスト グループの移行を続けることができます。

1 台のホストで移行に失敗すると、実行中のホスト移行がすべて完了した後で、移行が一時停止します。このホストの問題を解決したら、[再試行] をクリックして、失敗したホストの移行を再試行します。ホストの移行にそれでも失敗した場合は、ホストの NSX-T を手動で構成するか、システムからホストを削除できます。この場合、移行に失敗したホストが原因でホストの移行手順の最後に [終了] ボタンが有効になりません。移行を完了して移行後のタスクを実行するには、REST API クライアント(postman や curl など)を使用して REST API POST https://<nsx-mgr-IP>/api/v1/migration?action=finalize_infra(<nsx-mgr-IP> は移行サービスが実行されている NSX Manager の IP アドレス)を呼び出す必要があります。

その他のホスト移行の問題のトラブルシューティングについては、移行の問題のトラブルシューティング を参照してください。