移行が成功したことを確認し、[終了] をクリックして移行を終了したら、NSX-V 環境をアンインストールできます。

NSX-T への移行後に NSX-V をアンインストールするプロセスは、NSX-V の標準的なアンインストールとは異なります。

前提条件

  • 移行が成功し、NSX-T 環境ですべての機能が正常に動作していることを確認します。
  • [ホストの移行] 画面で [終了] をクリックしたことを確認します。

手順

  1. vSphere Client で、[ネットワークとセキュリティ] > [NSX Edge] の順に移動し、すべての NSX Edge を削除します。
  2. vSphere Client で、[ネットワークとセキュリティ] > [論理スイッチ] の順に移動し、すべての論理スイッチを削除します。
  3. vSphere Client で、[ネットワークとセキュリティ] > [インストールとアップグレード] > [論理ネットワーク設定] > [トランスポート ゾーン] の順に移動して、すべてのトランスポート ゾーンを削除します。
  4. vSphere Client で、[ネットワークとセキュリティ] > [インストールとアップグレード] > [管理] > [NSX Controller ノード] の順に移動して、すべての NSX Controller を削除します。
  5. NSX-V 環境に関連付けられている ESX Agent Manager エージェンシーを削除します。
    1. vSphere Client で、[メニュー] > [管理] の順に移動します。[ソリューション][vCenter Server の拡張機能] をクリックします。[vSphere ESX Agent Manager] をダブルクリックして、[構成] タブをクリックします。
    2. 名前が _NSX_ で始まるエージェンシーを選択して、3 つのドットのメニュー [( )] をクリックし、[エージェンシーの削除] を選択します。
  6. vCenter Server から NSX-V プラグインを削除します。
    1. 管理対象オブジェクト ブラウザから https://<vcenter-ip>/mob/?moid=ExtensionManager の拡張機能マネージャにアクセスします。
    2. [UnregisterExtension] をクリックします。
    3. [UnregisterExtension] ダイアログ ボックスで、[値] テキスト ボックスに com.vmware.vShieldManager と入力し、[メソッドの起動] をクリックします。
    4. [UnregisterExtension] ダイアログ ボックスで、[値] テキスト ボックスに com.vmware.nsx.ui.h5 と入力し、[メソッドの起動] をクリックします。
    5. 拡張機能の登録を解除したことを確認するには、https://<vcenter-ip>/mob/?moid=ExtensionManager にある拡張機能マネージャの画面に移動して、[extensionList] プロパティの値を確認します。
  7. NSX for vSpherevSphere Web Client ディレクトリと vSphere Client (HTML5) ディレクトリを削除し、クライアント サービスを再起動します。
    1. vCenter Server システム コマンド ラインに接続します。
      • vCenter Server アプライアンスを使用している場合は、コンソールまたは SSH を使用して root としてログインします。root としてログインし、Bash シェルからコマンドを実行する必要があります。Bash シェルを開始するには、次のコマンドを使用します。
        > shell.set --enabled True
        > shell
      • vCenter Server for Windows を使用している場合は、コンソールまたは RDP を使用して管理者としてログインします。
    2. すべての NSX for vSphere プラグイン ディレクトリを削除します。
      注: 関連付けられたクライアントを起動したことがない場合、プラグイン ディレクトリが表示されないことがあります。
      vCenter Server アプライアンスで、次のディレクトリを削除します。
      • vSphere Web Client プラグインを削除するには、/etc/vmware/vsphere-client/vc-packages/vsphere-client-serenity/com.vmware.vShieldManager-<version>-<build> ディレクトリを削除します。
      • vSphere Client プラグインを削除するには、/etc/vmware/vsphere-ui/vc-packages/vsphere-client-serenity/com.vmware.nsx.ui.h5-<version>-<build> ディレクトリを削除します。
      vCenter Server for Windows の場合は、次のディレクトリを削除します。
      • vSphere Web Client プラグインを削除するには、 C:\ProgramData\VMware\vCenterServer\cfg\vsphere-client\vc-packages\vsphere-client-serenity\com.vmware.vShieldManager-<version>-<build> ディレクトリを削除します。
      • vSphere Client プラグインを削除するには、C:\ProgramData\VMware\vCenterServer\cfg\vsphere-ui\vc-packages\vsphere-client-serenity\com.vmware.nsx.ui.h5-<version>-<build> ディレクトリを削除します。
    3. vCenter Server アプライアンスまたは Windows 上の vCenter Server でクライアント サービスを再起動します。
      表 1. クライアント サービス コマンド
      クライアント サービス vCenter Server Appliance vCenter Server for Windows
      vSphere Web Client を再起動する

      vSphere 6.0、6.5、および 6.7 の場合

      > shell.set --enabled True
      > shell
      # service-control --stop vsphere-client
      # service-control --start vsphere-client
      
      > cd C:\Program Files\VMware\vCenter Server\bin
      > service-control --stop vspherewebclientsvc
      > service-control --start vspherewebclientsvc
      
      vSphere Client を再起動する

      vSphere 6.5 および 6.7 の場合

      > shell.set --enabled True
      > shell
      # service-control --stop vsphere-ui
      # service-control --start vsphere-ui
      
      > cd C:\Program Files\VMware\vCenter Server\bin
      > service-control --stop vsphere-ui
      > service-control --start vsphere-ui
      vSphere Client を再起動する

      vSphere 7.0 の場合

      > shell.set --enabled True
      > shell
      # service-control --stop vsphere-ui
      # service-control --start vsphere-ui
      

      vSphere 7.0 は、vCenter Server for Windows をサポートしていません

  8. NSX Manager 仮想マシンをパワーオフして、削除します。
    1. vSphere Client で [ホストおよびクラスタ] に移動します。
    2. NSX Manager 仮想マシンを見つけます。右クリックして [パワーオフ] を選択し、右クリックして [ディスクから削除] を選択します。