アップグレードを確実に成功させるため、NSX-T Data Center をアップグレードする前にアップグレード前のタスクを実行します。
手順
- NSX-T Data Center 3.2.0.1 にアップグレードするには、アップグレード プロセスを開始する前に NSX アップグレード評価ツールを実行します。このツールは、NSX Manager ノードのアップグレードの準備状況を確認することで、アップグレードを確実に成功させるために設計されています。ツールの詳細については、https://kb.vmware.com/s/article/87379にある VMware ナレッジベースの記事を参照してください。
NSX-T Data Center バージョン 3.2.2 以降にアップグレードする場合、アップグレード評価ツールによって実行されるチェックは、アップグレードの事前チェックの一部として NSX-T Data Center によって実行されます。
- トランスポート ノード プロファイルに適切なトランスポート ゾーンが追加されている必要があります。トランスポート ノード プロファイルにトランスポート ゾーンが追加されていない場合、NSX Manager にトランスポート ノード プロファイルのリストが表示されません。
- アップグレード プロセスを開始する前に NSX Manager のバックアップを作成しておきます。『NSX-T Data Center 管理ガイド』を参照してください。
- ホスト OS が NSX Manager でサポートされていることを確認します。『NSX-T Data Center 管理ガイド』の「NSX Manager でサポートされているホスト」を参照してください。
- アップグレード プロセスを開始する前に、自動バックアップを無効にします。バックアップの構成の詳細については、『NSX-T Data Center 管理ガイド』を参照してください。
- アップグレード プロセスを開始する前に、NSX Manager または NSX Edge ノードで実行されている可能性があるアクティブな SSH セッションまたはローカル シェル スクリプトを終了します。
- トランスポート ノードと Edge ノードから NSX Manager に対して、適切な通信ポートが開いていることを確認します。ポートの詳細については、https://ports.esp.vmware.com/home/NSX-T-Data-Centerを参照してください。
NSX Cloud の注 : NSX Cloud は、オンプレミスでインストールされた Cloud Service Manager アプライアンスとパブリック クラウド VPC/VNet にインストールされた NSX Public Cloud Gateway 間のポート 80 通信をサポートしています。
- NSX-T Data Center 3.0 の場合、T0、T1、セグメント、NSX Intelligence などのライセンス機能を使用するには有効なライセンスが必要です。有効なライセンスがあることを確認します。
- アップグレードを開始する前に、期限切れのユーザー アカウントをすべて削除します。vSphere ロックダウン モードの例外リストに期限切れのユーザー アカウントが含まれていると、vSphere での NSX-T Data Center のアップグレードが失敗します。ロックダウン モードでアクセス権限を持つアカウントの詳細については、『vSphere セキュリティ ガイド』で「ロックダウン モードでのアクセス権を持つアカウントの指定」を参照してください。