Windows ワークロード仮想マシンで NSX Tools を初めてアップグレードするときにエラーが発生することがあります。その場合は、次のトラブルシューティング手順を試してください。
NSX Tools のアンインストールと再インストールを手動で行う
NSX Tools がアップグレードされていない場合は、手動でアンインストールを行い、システムを復旧してから、新しいバージョンをインストールする必要がある場合があります。次の手順に従います。
- 次のコマンドを実行して、NSX Tools をアンインストールします。
> powershell -file nsx_install.ps1 -operation uninstall
- 次のコマンドを実行して、システムを復旧し、安定状態にリストアします。
- NSX または OVS サービスが実行中かどうかを確認します。
> powershell Get-ScheduledTask -Taskname nsx_watchdog > powershell Unregister-ScheduledTask -TaskName nsx_watchdog > tasklist | findstr nsx > tasklist | findstr ovs
- NSX/OVS サービスが実行されている場合は、次の順序でサービスを停止します。
> sc.exe stop nsx-agent > sc.exe delete nsx-agent > sc.exe stop nsx-exporter > sc.exe delete nsx-exporter > sc.exe stop nsx-vm-command-relay-agent > sc.exe delete nsx-vm-command-relay-agent > sc.exe stop ovs-vswitchd > sc.exe delete ovs-vswitchd > sc.exe stop ovsdb-server > sc.exe delete ovs-vswitchd
- OVSIM カーネル ドライバがインストールされているかどうかを確認します。インストールされている場合は、ドライバを手動でアンインストールします。
>netcfg -q ovsim >netcfg /u ovsim
- TCP/IP スタックをリセットして、TCP/IP スタックをデフォルトの状態に戻します。
> netsh winsock reset > netsh int ip reset
-
すべての NSX コンポーネント ファイルを削除します。
> Remove-Item "C:\ProgramData\VMware\NSX\Data" -Force > Remove-Item "C:\Program Files\VMware\NSX" -Force
-
システムを再起動します。再起動後、ドライバ (INF) ファイルをクリーンアップします。
nsx_conf.json
を使用して INF ファイル名を取得します。注:nsx_conf.json
ファイルが存在しない場合は、この手順をスキップします。> C:\Windows\system32>more C:\ProgramData\VMware\NSX\Data\nsx_conf.json { "NSX": { "version": null, "OVS": { "version": "2.12.1.32033", "driver_inf": "oem9.inf" } } } > pnputil -d oem9.inf
- NSX または OVS サービスが実行中かどうかを確認します。
- 『NSX-T Data Center 管理ガイド』の「NSX Tools のインストール」に記載されている次の手順に従って、NSX Tools をインストールします。
- パブリック クラウドで、仮想マシンから nsx.network=default タグを削除し、少なくとも 2 分待ってから、タグを再度追加します。ワークロード仮想マシンが PCG に接続されます。