VMware NSX-T Data Center 3.0.2 | 2020 年 9 月 17 日 | ビルド 16887200 本リリース ノートの追加情報およびアップデート情報を定期的に確認してください。 |
リリース ノートの概要
このリリース ノートには、次のトピックが含まれています。
新機能
NSX-T Data Center 3.0.2 は、新機能とバグ修正を含むメンテナンス リリースです。今回のリリースで解決された問題については、「解決した問題」セクションを参照してください。
NSX-T Data Center 3.0.2 リリースでは、次の新機能および機能拡張が提供されます。
- フェデレーションの機能強化
- グローバル マネージャの自動展開
- グローバル マネージャへの NSX ローカル マネージャ オブジェクトのオンボーディング
- Oracle Enterprise Linux 物理サーバに対するレイヤー 4 DFW
- API を使用した N-VDS から VDS へのアップグレード
- RFC 5280 に準拠したエンドエンティティ証明書に対する基本的な制約チェック
- 既存のトランスポート ゾーンで分散ルーターの MAC アドレスを変更する機能
スケールとアップグレードの制限のため、フェデレーションは NSX-T 3.0.x の本番環境の展開には適していません。制限の詳細については、以下の「フェデレーションの既知の問題」を参照してください。
互換性とシステム要件
互換性とシステム要件の詳細については、『NSX-T Data Center インストール ガイド』を参照してください。
API の廃止と動作の変更
- アプリケーション検出の削除:この機能は廃止され、削除されています。
- NSX-T 2.4 および 2.5 からアップグレードした場合の [ネットワークとセキュリティの詳細設定] の変更:NSX-T Data Center 2.4 または 2.5 からアップグレードした場合、NSX-T Data Center 3.0 では、[ネットワークとセキュリティの詳細設定] タブにあったメニュー オプションを使用するときに [マネージャ] モードをクリックする必要があります。
- スナップショットは自動的に無効に:NSX-T Data Center 3.0.1 以降では、アプライアンスが展開されると、スナップショットが自動的に無効になります。この設定を手動で行う必要はありません。
- API 廃止ポリシー:NSX の自動化を行うユーザーがすでに廃止された API と今後の製品から削除される時期を確認できるように、『NSX API ガイド』に API の廃止ポリシーが追加されました。
API および CLI リソース
NSX-T Data Center の API または CLI を自動化に使用する場合には、code.vmware.com を参照してください。
API ドキュメントは、[API Reference(API リファレンス)] タブから利用できます。CLI ドキュメントは、ドキュメント タブから利用できます。
使用可能な言語
NSX-T Data Center は英語、ドイツ語、フランス語、日本語、簡体字中国語、韓国語、繁体字中国語、スペイン語でご利用いただけます。NSX-T Data Center のローカライズではブラウザの言語設定が使用されるため、設定が目的の言語と一致することを確認してください。
ドキュメントの改訂履歴
2020 年 9 月 17 日。初版。
2020 年 9 月 25 日。第 2 版。解決した問題に 2561740、2577452、2622672 を追加しました。既知の問題に 2540352、2586606、2588072、2601493、2605420、2613113、2627439、2629422、2638571 を追加しました。
2020 年 10 月 20 日。第 3 版。解決した問題 2605659 について記載しました。既知の問題に 2628428 と 2625009 を追加しました。
2020 年 11 月 20 日。第 4 版。解決した問題 2587253 を追加しました。既知の問題 2622846 について記載しました。
2021 年 2 月 19 日。第 5 版。既知の問題 2641749 について記載しました。
2021 年 3 月 15 日。第 6 版。既知の問題 2730634 について記載しました。
2021 年 4 月 27 日。第 7 版。既知の問題 2719526 について記載しました。
2021 年 9 月 17 日。第 8 版。既知の問題 2761589 について記載しました。
解決した問題
- 解決した問題 2567865:nginx コアダンプと vip が応答しない
一部のクライアント トランザクションが失敗する
- 解決した問題 2529228:バックアップとリストアの後、システム内の証明書が不整合な状態になり、ユーザーがバックアップ時に設定した証明書が失われる
リバース プロキシと APH が、バックアップされたクラスタで使用されていた証明書と別の証明書を使用します。
- 解決した問題 2535793:マネージャ ノードで Central Node Config (CNC) の無効化フラグが認識されない
ユーザーが CNC プロファイル(UI で [システム]、[ファブリック]、[プロファイル] の順に移動)を変更すると、そのマネージャ ノードのローカルで CNC が無効になっていても(CLI で set node central-config disabled を実行)、マネージャ ノードのローカルで行った NTP、Syslog、SNMP 設定の変更が上書きされます。CNC プロファイルが変更されない限り、ローカルの NTP、Syslog、SNMP の設定は維持されます。
- 解決した問題 2530110:NSX-T Data Center 3.0.0 にアップグレードした後または NSX Manager ノードを再起動した後、クラスタの状態が「劣化」になる
再起動されたノードの監視アプリケーションが停止しているため、監視グループが「劣化」状態になります。リストアが失敗する可能性があります。監視アプリケーションが停止している Manager からのアラームは表示されないことがあります。
- 解決した問題 2482672:分離されたオーバーレイ セグメントを L2VPN 経由で拡張しても、ピアサイトのデフォルト ゲートウェイに到達できない
サイト 1 とサイト 2 の間で L2VPN トンネル設定され、T0/T1 オーバーレイ セグメントがサイト 1 から L2VPN 経由で拡張され、分離されたオーバーレイ セグメントがサイト 2 から L2VPN 経由で拡張されています。また、同じトランスポート ゾーン内のサイト 2 に別の T0/T1 オーバーレイ セグメントがあり、分離されたセグメントに接続しているワークロード仮想マシンが存在する ESXi ホストに DR のインスタンスがあります。
分離されたセグメント(サイト 2)上の仮想マシンがデフォルト ゲートウェイ(サイト 1 の DR ダウンリンク)に接続しようとすると、デフォルト ゲートウェイへのユニキャスト パケットはサイト 2 の ESXi ホストによって受信され、リモート サイトには転送されません。ピアサイトのデフォルト ゲートウェイに対する L3 接続が失敗します。
- 解決した問題 2561740:NSGroup で有効なメンバーが更新されないため、PAS 出力 DFW ルールが適用されない
ConcurrentUpdateException により、LogicalPort の作成が処理されず、対応する NSGroup の更新に失敗します。
- 解決した問題 2577452:グローバル マネージャで証明書を置き換えると、このグローバル マネージャに追加された場所が切断される
グローバル マネージャでリバース プロキシまたはアプライアンス プロキシ ハブ (APH) の証明書を置き換えると、このグローバル マネージャに追加された場所との接続が切断されます。これは、REST API と NSX RPC の接続が切断されることが原因で発生します。
- 解決した問題 2622672:フェデレーションでベアメタル Edge ノードを使用できない
場所間の通信 (RTEP) にはベアメタル Edge ノードを設定できません。
- 解決した問題 2569691:外部ネットワークと論理スイッチ/セグメント間の ping が機能しないことがある
次のような設定かどうか確認してください。1) x.x.x.x ネットワークとのアップリンクを作成。2) ネクストホップのデフォルト ルート: x.x.x.y 3) アップリンクに接続された IP アドレスを次のアドレスに更新: x.x.x.y この設定には誤りがあります。このため、外部ネットワークから論理スイッチまたはセグメントへの ping が失敗します。
- 解決した問題 2607651:名前(姓)属性が設定されていないと、NSX Manager で vIDM ユーザーが表示されない
Active Directory で、姓名、E メール ID の属性を設定せずに vIDM ユーザーを作成すると、このユーザーは NSX Manager に反映されません。
- 解決した問題 2577028:ホストの準備に失敗することがある
設定ハッシュの不一致によって検出ループが発生し、ホストの準備が失敗することがあります。
- 解決された問題 2572394/2574635:keyboard-interactive 認証が有効で、password 認証が無効になっていると、SFTP サーバを使用してバックアップを作成できない
keyboard-interactive 認証が有効で、password 認証が無効になっていると、SFTP サーバを使用できません。
- 解決した問題 2555333:ホストの準備中に nsxuser の作成に失敗する
NSX VIB を管理するために、ホスト準備のライフサイクル(インストール/アンインストール/アップグレード)で、vCenter Server が管理する ESXi ホスト内に nsxuser が作成されます。ESXi のパスワード要件のため、このユーザーの作成が断続的に失敗します。
- 解決した問題 2519300:明確なエラーが発生せずに NSX Manager アップグレードが失敗する
NSX Manager のアップグレードが失敗したときに、Upgrade Coordinator が「This page is only available on the NSX Manager where Upgrade Coordinator is running.」というメッセージを返している場合があります。また、明確なエラーが発生せずに失敗することもあります。
- 解決した問題 2484006:保護された仮想マシンのネットワーク接続が失われる
セカンダリ サイトのプレースホルダ仮想マシンがパワーオン状態になっている場合、NSX-T Data Center 環境にある SRM で保護された仮想マシンは、別の論理ネットワーク上に設定されていても、ネットワーク接続を失います。この問題は、保護された仮想マシンとプレースホルダ仮想マシンの両方に同じ VIF UUID が適用されるために発生します。
- 解決した問題 2575649:Edge ノードで設定されたリモート トンネル ポートで、名前付きのチーミング ポリシーがサポートされない
名前付きのチーミング ポリシーが設定され、サイト間転送が遮断されている場合、リモート トンネルの設定に失敗します。
- 解決した問題 2605659:サーバ プールの NSGroup が静的に設定されていないときに、転送フェーズのルール アクションが「プールの選択」に設定され、仮想サーバのデフォルト プールが存在しないと、パケットが正しいポートのプール メンバーに転送されない。一致しない最初のパケットの後に、一致したパケットがポート 80 のバックエンド サーバに転送されます
パケットに誤ったポートが設定されます。
- 解決した問題 2587253:各 LDAP ID ソースに 1 つのユーザー ドメインしかマッピングできない
Active Directory には、代替 UPN サフィックス (ユーザー ドメイン名) の概念があります。複数のドメイン名に対するサポートが追加されました。以前のリリースでは、LDAP ID ソース内のすべてのユーザー名が同じドメイン内に存在している必要がありました。
既知の問題
既知の問題には次の項目が含まれます。
- 一般的な既知の問題
- インストールに関する既知の問題
- アップグレードに関する既知の問題
- NSX Edge に関する既知の問題
- NSX Cloud に関する既知の問題
- セキュリティに関する既知の問題
- フェデレーションに関する既知の問題
- 問題 2320529:新しく追加されたデータストアにサードパーティの仮想マシンを追加した後に「サービス展開用のストレージにアクセスできません」というエラーが発生する
クラスタ内のすべてのホストからストレージにアクセスできる場合でも、新しく追加されたデータストアにサードパーティの仮想マシンを追加した後に「サービス展開用のストレージにアクセスできません」というエラーが発生します。このエラー状態は最大 30 分間続きます。
30 分後に再試行します。あるいは、次の API 呼び出しを行い、データストアのキャッシュ エントリを更新します。
https://<nsx-manager>/api/v1/fabric/compute-collections/<CC Ext ID>/storage-resources?uniform_cluster_access=true&source=realtime
ここで:
<nsx-manager> は、サービス展開 API が失敗した NSX Manager の IP アドレス、< CC Ext ID> は、展開が試行されているクラスタの NSX の ID です。 - 問題 2328126:ベアメタルの問題:NSX アップリンク プロファイルで Linux OS のボンディング インターフェイスを使用するとエラーが返される
Linux OS でボンディング インターフェイスを作成し、このインターフェイスを NSX アップリンク プロファイルで使用すると、「トランスポート ノードの作成に失敗する可能性があります」というエラー メッセージが表示されます。VMware が Linux OS のボンディングをサポートしていないため、この問題が発生します。VMware では、ベアメタル サーバのトランスポート ノードの Open vSwitch (OVS) ボンディングをサポートしています。
回避策:この問題が発生した場合は、ナレッジベースの記事 KB67835、「Bare Metal Server supports OVS bonding for Transport Node configuration in NSX-T」を参照してください。
- 問題 2390624:非アフィニティ ルールにより、ホストがメンテナンス モードのときにサービス仮想マシンの vMotion ができない
2 台のホストから設定されるクラスタにサービス仮想マシンが展開されている場合、HA ペアに非アフィニティ ルールが設定されていると、メンテナンス モードのタスクの実行中に仮想マシンを他のホストに vMotion できません。これにより、ホストでメンテナンス モードへの切り替えが自動的に行われない可能性があります。
回避策:vCenter Server でメンテナンス モードのタスクが開始する前に、ホストのサービス仮想マシンをパワーオフします。
- 問題 2389993:ポリシー画面または API で再配分ルールを変更した後、ルート マップが削除される
再配分ルールで管理プレーンの UI/API を使用してルート マップが追加されている場合、簡易(ポリシー)UI/API から同じ再配分ルールを変更すると、そのルート マップが削除されます。
回避策:ルート マップをリストアするには、管理プレーンのインターフェイスまたは API に戻り、同じルールに再度追加します。再配分ルールにルート マップを含める場合は、常に管理プレーンのインターフェイスまたは API を使用して、ルールの作成と変更を行うことをおすすめします。
- 問題 2329273:同じ Edge ノードで、同じセグメントにブリッジされている VLAN 間が接続されていない
同じ Edge ノードでセグメントを 2 回ブリッジすることはできません。2 つの異なる Edge ノードの場合、同じセグメントに 2 つの VLAN をブリッジできます。
回避策:なし
- 問題 2355113:Microsoft Azure でネットワークの高速化が有効になっている場合、RedHat および CentOS ワークロード仮想マシンに NSX Tools をインストールできない
Microsoft Azure で、RedHat(7.4 以降)または CentOS(7.4 以降)ベースのオペレーティング システムを使用し、ネットワークの高速化が有効になっているときに、NSX Agent をインストールすると、イーサネット インターフェイスが IP アドレスを取得しません。
回避策:Microsoft Azure で RedHat または CentOS ベースの仮想マシンを起動した後、NSX Tools をインストールする前に、https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=55106 にある最新の Linux Integration Services ドライバをインストールします。
- 問題 2370555:特定のオブジェクトを詳細インターフェイスで削除できるが、簡易インターフェイスに反映されない
たとえば、詳細インターフェイスの分散ファイアウォール除外リストの設定で、分散ファイアウォールの除外リストの一部として追加されたグループを削除できます。このため、インターフェイスでの動作に一貫性がなくなります。
回避策:この問題を解決するには、次の手順を実行します。
- 簡易インターフェイスで、除外リストにオブジェクトを追加します。
- 詳細インターフェイスの分散ファイアウォール除外リストに表示されていることを確認します。
- 詳細インターフェイスの分散ファイアウォール除外リストからオブジェクトを削除します。
- 簡易インターフェイスに戻り、2 番目のオブジェクトを除外リストに戻して適用します。
- 新しいオブジェクトが詳細インターフェイスに表示されていることを確認します。
- 問題 2520803:EVPN 展開で手動設定するルート識別子とルート ターゲットのエンコード形式
現在、ルート識別子を手動で設定する場合、Type-0 エンコードと Type-1 エンコードの両方を使用できます。ただし、EVPN 展開でルート識別子を手動で設定する場合は、Type-1 エンコード スキームの使用をおすすめします。また、ルート ターゲットを手動で設定する場合は、Type-0 エンコードを使用する必要があります。
回避策:ルート識別子に Type-1 エンコードを使用します。
- 問題 2490064:外部 LB がオンになっている VMware Identity Manager を無効にできない
外部 LB を使用して NSX で VMware Identity Manager 統合を有効にした後、外部 LB をオフにして統合を無効にしようとすると、最初の設定が再表示され、ローカルの変更が上書きされます。
回避策:vIDM を無効にする場合は、外部 LB のフラグをオフにせず、vIDM 統合のみをオフにします。これにより、データベースに設定が保存され、他のノードと同期されます。
- 問題 2537989:仮想 IP アドレス (VIP) をクリアしても、すべてのノードで vIDM 統合がクリアされない
仮想 IP を持つクラスタで VMware Identity Manager が設定されている場合、仮想 IP を無効にしても、クラスタ全体で VMware Identity Manager 統合はクリアされません。仮想 IP アドレスが無効になっている場合は、個々のノードで vIDM 統合を手動で修正する必要があります。
回避策:各ノードに移動して、それぞれの vIDM 設定を手動で修正します。
- 問題 2538956:セグメントでゲートウェイ DHCP を構成するときに、DHCP プロファイルに「未設定」のメッセージが表示され、[適用] ボタンが使用できない
接続されたゲートウェイに DHCP が設定されていない場合、セグメントにゲートウェイ DHCP を設定しようとすると、保存する有効な DHCP がないため、DHCP プロファイルが適用されません。
回避策:なし。
- 問題 2525205:特定の状況下で管理プレーン クラスタの操作が失敗する
マネージャ N2 で join コマンドを実行してマネージャ N2 をマネージャ N1 に参加させようとすると、join コマンドが失敗します。管理プレーン クラスタを形成できないため、可用性に影響する可能性があります。
回避策:
- クラスタでマネージャ N1 を保持するには、マネージャ N1 で deactivate CLI コマンドを実行します。これにより、他のすべてのマネージャがクラスタから削除され、マネージャ N1 がクラスタの唯一のメンバーになります。
- systemctl start corfu-nonconfig-server コマンドを実行して、マネージャ N1 で非設定の Corfu サーバが実行されていることを確認します。
- join コマンドを実行して、他の新しいマネージャをクラスタに参加させます。
- 問題 2526769:マルチノード クラスタでリストアが失敗する
マルチノード クラスタでリストアを開始すると、リストアが失敗し、アプライアンスの再展開が必要になります。
回避策:新しい設定(1 ノード クラスタ)を展開し、リストアを開始します。
- 問題 2538041:グローバル マネージャでマネージャ モードの IP セットを含むグループを作成できる
マネージャ モードで作成された IP セットを含むグループをグローバル マネージャで作成できます。設定は受け入れられますが、グループはローカル マネージャで認識されません。
回避策:なし。
- 問題 2463947:プリエンプティブ モードの HA が設定され、IPsec HA が有効になっているときに、二重にフェイルオーバーが発生すると、VPN 経由のパケット ドロップが発生する
VPN 経由のトラフィックはピア側でドロップされます。IPsec 再生エラーが増加します。
回避策:次の IPsec 再キー化を待機します。または、特定の IPsec セッションを無効にして有効にします。
- 問題 2523212:nsx-policy-manager が応答不能になり、再起動する
nsx-policy-manager の API 呼び出しが失敗し、サービスが利用不能になります。再起動して使用可能になるまで、ポリシー マネージャにアクセスできなくなります。
回避策:2,000 個以下のオブジェクトで API を呼び出します。
- 問題 2521071:グローバル マネージャで作成されたセグメントで BridgeProfile 設定を使用していると、レイヤー 2 ブリッジ設定が個々の NSX サイトに適用されない
セグメントの統合状態が「エラー」のままになります。この状況は、特定の NSX サイトでブリッジ エンドポイントを作成できないことが原因で発生しています。グローバル マネージャで作成されたセグメントに BridgeProfile を設定することができません。
回避策:NSX サイトにセグメントを作成し、ブリッジ プロファイルを使用して設定します。
- 問題 2527671:DHCP サーバが設定されていない場合、Tier-0/Tier-1 ゲートウェイまたはセグメントで DHCP 統計/状態を取得すると、認識されていないことを示すエラー メッセージが表示される
これによる機能上の影響はありません。このエラー メッセージは正しくありません。この状況では、DHCP サーバが未設定であることを示すメッセージが表示されるはずです。
回避策:なし。
- 問題 2532127:LDAP ユーザーの Active Directory エントリに UPN (userPrincipalName) 属性がなく、samAccountName 属性のみが存在している場合、このユーザーは NSX にログインできない
ユーザーの認証に失敗し、ユーザーは NSX ユーザー インターフェイスにログインできません。
回避策:なし。
- 問題 2540733:クラスタに同じホストを再追加した後、サービス インスタンスが作成されない
クラスタ内に同じホストを再追加した後、ホストにサービス仮想マシンが存在していても、NSX にサービス インスタンスが作成されません。展開状態は「成功」と表示されますが、特定のホストの保護が停止します。
回避策:ホストからサービス仮想マシンを削除します。これで発生した問題が NSX のユーザー インターフェイスに表示されます。この問題を解決するために、NSX に新しいサービス仮想マシンとそれに対応するサービス インスタンスが作成されます。
- 問題 2530822:vCenter Server で NSX-T の拡張機能が作成されても、NSX Manager で vCenter Server の登録に失敗する
NSX で vCenter Server をコンピュート マネージャとして登録するときに、vCenter Server で com.vmware.nsx.management.nsxt 拡張機能が作成されても、NSX-T でコンピュート マネージャの登録状態が「未登録」のままになります。Edge の自動インストールなど、vCenter Server での操作は vCenter Server コンピュート マネージャで実行できません。
回避策:
- NSX-T Manager からコンピュート マネージャを削除します。
- vCenter Server 管理対象オブジェクト ブラウザを使用して、vCenter Server から com.vmware.nsx.management.nsxt 拡張機能を削除します。
- 問題 2482580:vCenter Server から IDFW/IDS クラスタが削除されると、IDFW/IDS の設定が更新されない
IDFW/IDS が有効になっているクラスタが vCenter Server から削除されると、NSX 管理プレーンに必要な更新が通知されません。これにより、IDFW/IDS が有効になっているクラスタの数が誤って報告されます。これによる機能上の影響はありません。有効なクラスタの数のみが正しくありません。
回避策:なし。
- 問題 2534855:簡易 UI またはポリシー API で作成された Tier-0 ゲートウェイのルート マップと再配分ルールが、詳細設定 UI(または MP API)で作成されたルート マップと再配布ルールと置き換わる
アップグレード中に、詳細設定 UI(または MP API)で直接作成された設定が簡易 UI(またはポリシー API)で作成された既存のルート マップとルールに置き換わります。
回避策:詳細設定 UI (MP UI) で作成された再配布ルール/ルート マップがアップグレード後に失われた場合は、詳細設定 UI (MP) または簡易 UI(ポリシー)からルールを作成できます。再配布ルールには常にポリシーまたは MP のいずれかを使用します。両方を同時に使用することはできません。NSX-T 3.0 では、再配布で完全にサポートされている機能が使用できます。
- 問題 2535355:特定の状況下で NSX-T 3.0 にアップグレードすると、セッション タイマーが有効にならないことがある
セッション タイマーの設定が有効になりません。接続セッション(tcp established、tcp fin wait など)は、カスタム セッションタ イマーではなく、システムのデフォルト セッション タイマーを使用します。これにより、接続 (tcp/udp/icmp) セッションが予想より長いまたは短い時間で確立することがあります。
回避策:なし。
- 問題 2534933:LDAP ベースの CDP(CRL 配布ポイント)を含む証明書が Tomcat/クラスタ証明書として適用できない
LDAP CDP を含む CA 署名付き証明書をクラスタ/Tomcat 証明書として使用できません。
回避策:VMware のナレッジベースの記事 KB78794 を参照してください。
- 問題 2499819:vMotion のエラーのため、vCenter Server 6.5 または 6.7 で NSX for vSphere から NSX-T Data Center へのメンテナンス ベースのホスト移行が失敗することがある
次のエラー メッセージがホストの移行画面に表示されます。
ホストを移行するときに、移行前のステージでエラーが発生しました [理由:[vMotion] 移行を続行できません。仮想マシン b'3-vm_Client_VM_Ubuntu_1404-shared-1410' に対する vMotion が最大試行回数に達しました]。回避策:ホストの移行を再試行します。
- 問題 2518183:NSX Manager UI の画面で、[アラーム] 列に最新のアラーム数が表示されないことがある
最近生成されたアラームが NSX Manager のエンティティ画面に反映されません。
回避策:
- NSX Manager のエンティティ画面を更新して、正しいアラーム数を確認します。
- アラームの詳細が表示されない場合は、アラームのダッシュボード ページで確認することもできます。
- 問題 2543353:NSX T0 Edge が、IPsec トンネル トラフィックの ESP カプセル化の後に誤った UDP チェックサムを計算する
UDP パケットのチェックサムが正しくないため、トラフィックがドロップされます。
回避策:なし。
- 問題 2556730:LDAP ID ソースを設定するときに、LDAP ドメイン名に大文字と小文字が混在していると、[LDAP グループ] の [NSX Role Mapping] で認証が機能しない
ユーザーがログインを試みると、NSX へのアクセスが拒否されます。
回避策:LDAP ID ソースの設定で [ドメイン名] フィールドに小文字のみを使用します。
- 問題 2557287:バックアップ後に実行した TNP の更新がリストアされない
リストアされたアプライアンスで、バックアップ後に行った TNP の更新が表示されません。
回避策:TNP の更新後にバックアップを作成します。
- 問題 2572052:スケジュール設定されたバックアップが生成されないことがある
スケジュール設定されたバックアップが生成されない場合があります。
回避策:すべての NSX Manager アプライアンスを再起動します。
- 問題 2557166:Kubernetes ポッドに適用すると、context-profiles(レイヤー 7)を使用する分散ファイアウォール ルールが期待どおりに機能しない
Kubernetes ポッドで L7 ルールを設定すると、L7 ルールに一致するトラフィックがデフォルト ルールで処理されます。
回避策:Context-profiles の代わりに Service を使用します。
- 問題 2549175:ポリシーの検索でエラーが発生し、「Unable to resolve with start search resync policy.」というメッセージが表示される
NSX Manager ノードに新しい IP が指定されている場合、検索が同期されていないため、ポリシーの検索が失敗します。
回避策:すべての NSX Manager の DNS PTR レコード(DNS サーバの IP とホスト名のマッピング)が正しいことを確認します。
- 問題 2486119:物理 NIC を NVDS から VDS アップリンクに戻すと、元の VDS と異なるマッピングが使用される
物理 NIC のインストールとアンインストールのマッピングを含むトランスポート ノード プロファイルを使用してトランスポート ノードを作成すると、物理 NIC が VDS から NVDS に移行されます。後でトランスポート ノードから NSX-T Data Center を削除すると、物理 NIC は VDS に戻りますが、物理 NIC からアップリンクへのマッピングが VDS の元のマッピングと異なることがあります。
回避策:vCenter Server UI に移動して、ホストの VDS で物理 NIC とアップリンクの割り当てを変更します。
- 問題 2628634:vds-migrate disable-migrate が呼び出された後も、Day2tools が TN を NVDS から CVDS に移行しようとする
NVDS から CVDS への移行が失敗し、ホストはメンテナンス モードのままになります。
回避策:ホストのメンテナンス モードを手動で解除します。
- 問題 2607196:NVDS から CVDS への移行で、ホストベースの展開を使用するサービス挿入 (SI) とゲスト イントロスペクション (GI) がサポートされない
NVDS to CVDS ツールを使用して、NVDS のあるトランスポート ノードを移行できません。
回避策:GI/SI の展開を解除して、NVDS から CVDS への移行を試行します。これにより、SVM インスタンスはすべて削除されます。
すべてのトランスポート ノードで移行が完了したら、GI/SI インスタンスを再度展開します。 - 問題 2588072:NVDS から CVDS へのスイッチ移行ツールで、vmk のあるステートレス ESX がサポートされない
NVDS スイッチに vmk が設定されている場合、NVDS から CVDS へのスイッチ移行ツールを使用して、ステートレス ESX ホストを移行できません。
回避策:NVDS から vmk を移行するか、このホストを NSX から削除して移行を実行します。
- 問題 2627439:移行前にトランスポート ノード プロファイルがクラスタに適用されていると、移行後に、分離状態のトランスポート ノード プロファイルが 1 つ余分に作成される
元のトランスポート ノード プロファイルごとに余分なトランスポート ノード プロファイルが 1 つずつ生成されます。
回避策:なし。
- 問題 2586606:非常に多くの仮想サーバで送信元 IP のパーシステンスが設定されていると、ロード バランサが機能しない
ロード バランサ上の多数の仮想サーバで送信元 IP のパーシステンスが設定されていると、大量のメモリが消費され、NSX Edge でメモリ不足が発生する場合があります。ただし、仮想サーバをさらに追加すると、この問題が再発する可能性があります。
回避策:送信元 IP のパーシステンスを無効にするか、送信元 IP のパーシステンスを持つ VIP を別の LB サービスに移動します。
- 問題 2540352:CSM の [バックアップとリストア] ウィンドウに、使用可能なバックアップが表示されない
バックアップから CSM アプライアンスをリストアするときに、[リストア] ウィザードでバックアップ ファイル サーバの詳細を入力しても、UI にバックアップのリストが表示されません。サーバで使用可能なバックアップが存在する場合も表示されません。
回避策:新しくインストールされた CSM アプライアンスをリストアする場合は、このアプライアンスの [バックアップ] タブに移動し、[設定] 画面でバックアップ サーバの詳細を指定します。[リストア] タブに切り替えて [リストア] ウィザードを開始すると、リストアするバックアップのリストが表示されます。
- 問題 2622846:プロキシ設定が有効になっている IDS が、シグネチャのダウンロードに使用される GitHub にアクセスできない
シグネチャ バンドルの新しい更新のダウンロードに失敗します。
回避策:ネットワークに接続されていない場合は、オフライン ダウンロード機能を使用してシグネチャをダウンロードおよびアップロードします。
- 問題 2641749:vSphere Update Manager を使用して NVDS から CVDS への移行を行う場合、vSphere Update Manager の並行モードが完全にサポートされていない
vSphere Update Manager の並行モードで ESX をアップグレードして移行がトリガされた場合、NVDS から CVDS への移行で問題が発生することがあります。スイッチが NVDS から CVDS に自動的に移行されません。システムが不整合な状態になることがあります。
Update Manager の並行モードでアップグレードするホストの数を 4 台以下に設定します。
Update Manager によるアップグレードをすでに実行している場合は、システムの状態に応じて次のいずれかのオプションを使用します。
- 各ホストに対して手動で移行をトリガします。
または
- NVDS スイッチを含む既存のトランスポート ノードを削除して、CVDS スイッチを使用して再作成します。その場合、ノードを削除する前にワークロードを NVDS スイッチから移動し、ノードの作成後、CVDS スイッチベースの TN に戻す必要があります。
- 問題 2730634:ユニスケール アップグレードの後でネットワーク コンポーネントのページに「インデックスが同期していません」というエラーが表示される
ユニスケール アップグレードの後でネットワーク コンポーネントのページに「インデックスが同期していません」というエラーが表示されます。
回避策:管理者認証情報を使用して NSX Manager にログインし、start search resync policy コマンドを実行します。ネットワーク コンポーネントのロードに数分かかります。
- 問題 2719526:vSwitch が、オーバーレイ クライアント ポートからアップリンクに送信された Internet Group Management Protocol (IGMP) レポートをドロップする
オーバーレイ セグメント上の仮想マシンから送信された igmp レポート メッセージが、物理ネットワーク内の VLAN 上の別のマシンで受信されません。
回避策:物理スイッチでマルチキャスト グループを静的に設定します。
- 問題 2761589:NSX-T 2.x から NSX-T 3.x にアップグレードした後、管理プレーンのデフォルト レイヤー 3 ルールの設定が DENY_ALL から ALLOW_ALL に変更される
この問題は、ポリシーでルールが設定されず、管理プレーンのデフォルト レイヤー 3 ルールに DROP アクションが設定されている場合にのみ発生します。アップグレード後、管理プレーンのデフォルト レイヤー 3 ルールの設定が DENY_ALL から ALLOW_ALL に変更されます。
回避策:アップグレード後にポリシー UI を使用して、デフォルトのレイヤー 3 ルールのアクションを DROP に設定します。
- 問題 2522909:Invaildurl でアップグレードの展開に失敗した場合、URL を修正すると、サービス仮想マシンのアップグレードが機能しない
URL が間違っているため、アップグレードが失敗状態になり、アップグレードがブロックされます。
回避策:アップグレードをトリガする新しい deployment_spec を作成します。
- 問題 2475963:容量不足のため、NSX-T VIB のインストールに失敗する
ESXi ホストの bootbank に十分な容量がないため、NSX-T VIB のインストールに失敗し、BootBankInstaller.pyc: ERROR が返されます。サードパーティ ベンダーから提供される ESXi イメージに、未使用でサイズが比較的大きい VIB が含まれていることがあります。その場合、VIB のインストール/アップグレード時に bootbank/alt-bootbank の容量が不足することがあります。
回避策:ナレッジベースの記事 KB74864、「NSX-T VIBs fail to install, due to insufficient space in bootbank on ESXi host」を参照してください。
- 問題 2400379:[コンテキスト プロファイル] 画面に、サポートされていない APP_ID エラー メッセージが表示される
[コンテキスト プロファイル] 画面に、次のエラーメッセージが表示されます。「このコンテキスト プロファイルは、サポートされていない APP_ID - [<APP_ID>] を使用しています。どのルールでも使用されていないことを確認してから、このコンテキスト プロファイルを手動で削除してください。」この問題は、データパスで機能しなくなった 6 つの非推奨 APP_ID(AD_BKUP、SKIP、AD_NSP、SAP、SUNRPC、SVN)がアップグレード後に存在するために発生します。
回避策:使用されていないことを確認してから、6 つの APP_ID コンテキスト プロファイルを手動で削除します。
- 問題 2462079:ESXi ホストに古い DV フィルタが存在すると、アップグレード中に ESXi ホストの一部のバージョンが再起動する
ESXi 6.5-U2/U3 または 6.7-U1/U2 を実行しているホストの場合、メンテナンス モードで NSX-T 2.5.1 にアップグレードしている間にホストが再起動することがあります。この再起動は、仮想マシンの移動後にホストで古い DV フィルタが見つかると発生します。
回避策:NSX-T Data Center のアップグレード中にホストが再起動しないようにするには、NSX-T Data Center 2.5.1 にアップグレードする前に、ESXi 6.7 U3 または ESXi 6.5 P04 にアップグレードします。詳細については、ナレッジベースの記事 KB76607 を参照してください。
- 問題 2283559:Edge に 65k 以上のルート(RIB の場合)または 100k 以上のルート(FIB の場合)が存在すると、https://<nsx-manager>/api/v1/routing-table と https://<nsx-manager>/api/v1/forwarding-table MP APIs でエラーが発生する
Edge で RIB に 65,000 以上のルート、FIB に 100,000 以上のルートがある場合、管理プレーンから Edge への要求に 10 秒以上かかり、この結果タイムアウトになります。これは読み取り専用 API であり、API/ユーザー インターフェイスを使用して、RIB の 65,000 以上のルートおよび FIB の 100,000 以上のルートをダウンロードする必要がある場合にのみ影響を受けます。
回避策:RIB/FIB を取得するには、2 つのオプションがあります。
- これらの API では、ネットワーク プレフィックスまたはルートのタイプに基づくフィルタリング オプションをサポートしています。これらのオプションを使用して、目的とするルートをダウンロードします。
- RIB/FIB テーブル全体が必要な場合は CLI でサポートします。これによるタイムアウトはありません。
- 問題 2521230:get bgp neighbor summary で表示された BFD の状態に、最新の BFD セッションの状態が正しく反映されないことがある
BGP と BFD のセッションは個別に設定できます。get bgp neighbor summary を実行すると、BGP で BFD の状態も表示されます。BGP が停止している場合、BFD 通知は処理されず、最後に確認された状態が引き続き表示されます。このため、BFD の古い状態が表示される場合があります。
回避策:get bfd-sessions の出力で [State] フィールドを確認し、BFD の最新の状態を取得します。
- 問題 2532755:ルーティング テーブルの CLI 出力とポリシー出力が一致しない
UI からダウンロードしたルーティング テーブルに、CLI 出力より多くのルートが表示されます。ポリシーからダウンロードした出力には、追加のルート(デフォルト ルート)が表示されます。これによる機能上の影響はありません。
回避策:なし。
- 問題 2289150:AWS 開始の PCM 呼び出しに失敗する
CSM で AWS アカウントの PCG ロールを old-pcg-role から new-pcg-role に更新すると、CSM では、AWS の PCG インスタンスのロールを new-pcg-role に更新します。しかし、PCM では PCG のロールが更新されたことを認識していないため、この結果、引き続き old-pcg-role を使用して作成された、以前の AWS クライアントを使用します。これにより、AWS クラウド インベントリ スキャンが発生し、他の AWS クラウドの呼び出しは失敗します。
回避策:この問題が発生した場合、新しいロールに変更してから 6.5 時間以上は、以前の PCG ロールを変更/削除しないでください。PCG を再起動すると、新しいロールの認証情報を使用してすべての AWS クライアントが再初期化されます。
- 問題 2491800:AR チャネル SSL 証明書の有効性が定期的に確認されないため、既存の接続に対して有効期限の切れた証明書または失効した証明書が使用される可能性がある
この接続では期限切れの SSL または失効した SSL が使用されます。
回避策:マネージャ ノードの APH を再起動して、再接続をトリガーします。
- 問題 2630808:3.0.0/3.0.1 からそれ以降のリリースにアップグレードすると処理が中断する
グローバル マネージャまたはローカル マネージャを 3.0.0/3.0.1 からそれ以降のリリースにアップグレードした直後に、GM と LM 間の通信を行うことはできません。
回避策:LM と GM 間の通信を復元するには、すべての LM と GM を新しいリリースにアップグレードする必要があります。
- 問題 2630813:コンピューティング仮想マシンの SRM リカバリを実行すると、仮想マシンとセグメント ポートに適用されたすべての NSX タグが消える
SRM リカバリのテストまたは実行を開始すると、ディザスタ リカバリの場所にレプリケートされたコンピューティング仮想マシンに NSX タグが適用されません。
- 問題 2630819:GM で LM を登録した後に LM 証明書が変更される
同じ LM でフェデレーションと PKS を使用する場合、GM で LM を登録する前に、外部 VIP の作成と LM 証明書の変更を行う PKS タスクを実行する必要があります。この順序が逆になると、LM 証明書を変更しても LM と GM 間の通信が行われず、LM の再登録が必要になります。
- 問題 2601493:負荷の増加を回避するため、グローバル マネージャで設定のオンボーディングの同時実行がサポートされていない
設定のオンボーディングを並行して実行しても、相互に干渉することはありませんが、このような設定のオンボーディングを GM で複数回実行すると、GM の処理速度が低下し、他の操作が遅くなることがあります。
回避策:設定のオンボーディングが同時に開始しないように、セキュリティ管理者またはユーザーはメンテナンス期間を調整する必要があります。
- 問題 2605420:UI に、ローカル マネージャの VIP の変更を通知するメッセージではなく、一般的なエラー メッセージが表示される
グローバル マネージャとサイト間の通信が影響を受けています。
回避策:グローバル マネージャ クラスタを一度に 1 ノードずつ再起動します。
- 問題 2613113:オンボーディングの進行中にローカル マネージャのリストアが完了しても、グローバル マネージャで、ローカル マネージャの状態が IN_PROGRESS のままになっている
グローバル マネージャの UI で、ローカル マネージャの状態が IN_PROGRESS と表示されます。リストアされたサイトの設定を読み込むことができません。
回避策:必要であれば、ローカル マネージャの API を使用して、ローカルマネージャ サイトのオンボーディングを開始します。
- 問題 2638571:5,000 個の NAT ルールの削除に 1 時間以上かかることがある
NAT ルールは UI に表示されていますが、グレー表示になっています。クリーンアップが完了するまで、同じ名前の NAT ルールは作成できません。別の名前で作成する場合は、この問題の影響を受けません。
回避策:なし。
- 問題 2629422:LB サービスの他に DNS サービスを提供するサイトを Tier-1 ゲートウェイにオンボーディングしようとすると、UI に不完全なメッセージが表示される
ワンアーム LB サービスの他に DNS/DHCP サービスを提供する Tier-1 ゲートウェイのオンボードはブロックされます。オンボーディングのブロックは想定内の動作です。
UI に考えられる解決策の説明が表示されますが、DHCP サービスの記述しかありません。DNS サービスにも同じ解決策を適用できます。回避策:なし。
- 問題 2628428:グローバル マネージャの状態が、最初に「成功」と表示された後、IN_PROGRESS に変わる
大規模な環境では、頻繁に変更されるセクションが多すぎると、グローバル マネージャに設定の正しい状態が反映されるまでに時間がかかります。このため、分散ファイアウォールの設定が完了してから UI/API に正しい状態が表示されまでに遅延が発生します。
回避策:なし。
- 問題 2625009:中間ルーターまたは物理 NIC の MTU が SR 間ポートと同等か、それより低い場合、SR 間の iBGP セッションでフラッピングが継続的に発生する
これは、フェデレーション トポロジのサイト間接続に影響を与える可能性があります。
回避策:物理 NIC の MTU と中間ルーターの MTU をグローバル MTU(SR 間ポートで使用される MTU)よりも大きくします。カプセル化のため、パケットのサイズが MTU より大きくなるため、パケットが経由されなくなります。
- 問題 2634034:ストレッチ T1-LR(論理ルーター)のサイト ロールが変更されると、6 ~ 8 分ほど、その論理ルーターのすべてのトラフィックが影響を受ける
スタティック ルートはプログラムされるまでに時間がかかるため、データパスが影響を受けます。サイト ロールが変更されると、6 ~ 8 分間ほどトラフィックが失われます。設定の規模によっては、さらに長い時間、影響を受ける可能性があります。
回避策:なし。