ディザスタ リカバリのユースケースで VMware Site Recovery Manager™ (SRM) と NSX フェデレーション を使用できます。

Site Recovery Manager は、NSX フェデレーションと次のワークフローをサポートします。

  • NSX フェデレーション グローバル マネージャ (GM) 仮想マシンは、GM 仮想マシンの完全なリカバリとテスト リカバリをサポートします(NSX フェデレーション管理クラスタの仮想 IP アドレスの有無にかかわらずサポートされます)。
  • コンピューティング仮想マシンは、コンピューティング仮想マシンの完全リカバリとテスト リカバリをサポートします。ディザスタ リカバリ サイトにリカバリされた仮想マシンには、IP アドレスや仮想マシン名ではなく、これらの NSX タグに基いて NSX タグとファイアウォール ルールが適用されます。

リカバリ中にグループとファイアウォール ルールがディザスタ リカバリの場所で複製されるようにするには、リカバリ時に、ディザスタ リカバリの場所を管理する NSX ローカル マネージャNSX タグが存在している必要があります。

[GM API を使用して LM 間の仮想マシン タグ レプリケーションを構成する方法]

NSX フェデレーション リリース 4.0 で、 ローカル マネージャ 間での仮想マシン タグのレプリケーションを構成するには、次の グローバル マネージャ API を実行します。
PUT https://{{gm}}/global-manager/api/v1/global-infra/vm-tag-replication-policies/policy1
{
    "display_name":"vm tag replication policy Paris to London",
    "description":"vm tag replication policy1",
    "protected_site": "/global-infra/sites/LM_Paris",
    "recovery_sites": [
        "/global-infra/sites/LM_London"
    ],
    "groups":[
        "/global-infra/domains/default/groups/Web-VM-Group",
        "/global-infra/domains/default/groups/DB-VM-Group"
    ],
    "vm_match_criteria": "MATCH_BIOS_UUID_NAME"

LM_Paris は、グループ Web-VM-Group + DB-VM-Group 内の仮想マシンの BIOS UUID ついて、仮想マシンのタグ情報を LM_London に送信します。Site Recovery Manager によってロンドンの仮想マシンがリカバリされる前は、LM_London に BIOS UUID を持つ仮想マシンがなく、LM_London に仮想マシンは表示されません。ただし、Site Recovery Manager がロンドンで仮想マシンをリカバリすると、LM_London に BIOS UUID を持つ仮想マシンが表示され、NSX タグが適用されます。仮想マシンは、NSX タグに基づいてセキュリティを取得します。

注: vm_match_criteria には、MATCH_BIOS_UUID_NAME と MATCH_NSX_ATTACHMENT_ID 2 つの値があります。リカバリ時に、 Site Recovery Manager は両方をコピーして、 Site Recovery Manager で有効な構成を作成します。ただし、別の製品が仮想マシンの複製を完了し、もう一方の値はコピーしない場合は、適切な vm_match_criteria 値を使用して GM を構成します。

[GM API を使用して LM 間の仮想マシン タグ レプリケーションを確認する方法]

ローカル マネージャ 間の仮想マシン タグ レプリケーションの詳細を取得するには、次の グローバル マネージャ API を実行します。
GET https://{{gm}}/global-manager/api/v1/global-infra/vm-tag-replication-policies
出力は次のようになります。
{
  "protected_site": "/global-infra/sites/LM_Paris",
  "recovery_sites": [
    "/global-infra/sites/LM_London"
  ],
  "vm_match_criteria": "MATCH_BIOS_UUID_NAME",
  "groups": [
    "/global-infra/domains/default/groups/Web-VM-Group",
    "/global-infra/domains/default/groups/DB-VM-Group"
  ],
  "resource_type": "VMTagReplicationPolicy",
  "id": "policy1",
  "display_name": "vm tag replication policy Paris to London",
  "description": "vm tag replication policy1",
  "path": "/global-infra/vm-tag-replication-policies/policy1",
  "relative_path": "policy1",
  "parent_path": "/global-infra",
  "unique_id": "9ee18586-5480-41d9-8223-690c9226d763",
  "marked_for_delete": false,
  "overridden": false,
  "_create_time": 1638413861377,
  "_create_user": "admin",
  "_last_modified_time": 1638413861377,
  "_last_modified_user": "admin",
  "_system_owned": false,
  "_protection": "NOT_PROTECTED",
  "_revision": 0
}

NSX は、リカバリ サイトからのエントリを 1 つだけサポートします。詳細については、『NSX Global Manager REST API ガイド』の「vm-tag-replication-policies/policy-name API」を参照してください。