デフォルトでは、VRF インスタンス間のデータ プレーン トラフィックは、NSX で隔離されます。VRF ルート リークを構成することで、VRF インスタンス間でトラフィックを交換できます。トラフィックの交換を許可するには、Tier-0 VRF インスタンスにスタティック ルートを構成する必要があります。
NSX では、次の 2 つのトポロジ オプションがサポートされています。
- ローカル VRF から VRF へのルート リーク
- North バウンド VRF リーク
Tier-1 分散ルーター (DR) アップリンクを参照するスタティック ルートが必要であるため、VRF リーク トポロジでトラフィックを交換するには、マルチティア ルーティング アーキテクチャが必要です。
ローカル VRF から VRF へのルート リーク
Tier-1 DR IP アドレスは、NSX Manager で Edge ノード CLI または [ネットワーク トポロジ] 使用して確認できます。
次の図は、ローカル VRF 間のルート リーク オプションのサンプル トポロジを示しています。
サンプル トポロジの構成ワークフローは次のとおりです。
Tier-0 VRF A 構成ワークフロー |
- の順に選択します。
- Tier-0 VRF A で、メニュー アイコン(3 つのドット)をクリックして [編集] を選択します。
- [ルーティング] をクリックします。
- [スタティック ルート] フィールドで、 の順にクリックし、スタティック ルートを構成します。
- スタティック ルートの名前を入力します。
- [ネットワーク] フィールドにプレフィックスを入力します。
たとえば、172.16.20.0/24 とします。
- [ネクスト ホップ] 列で、 の順にクリックし、スタティック ルートのネクスト ホップを定義します。
- VRF B の Tier-1 DR アップリンクの IP アドレスを入力します。
たとえば、100.64.90.1 とします。
注:
Tier-1 DR IP アドレスは、NSX Manager で Edge ノード CLI または [ネットワーク トポロジ] 使用して確認できます。
- [管理ディスタンス] に 1 を入力します。
- 範囲を入力します。
たとえば、VRF-B とします。
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Tier-0 VRF B 構成ワークフロー |
- の順に選択します。
- Tier-0 VRF B で、メニュー アイコン(3 つのドット)をクリックして [編集] を選択します。
- [ルーティング] をクリックします。
- [スタティック ルート] フィールドで、 の順にクリックし、スタティック ルートを構成します。
- スタティック ルートの名前を入力します。
- [ネットワーク] フィールドにプレフィックスを入力します。
たとえば、172.16.10.0/24 とします。
- [ネクスト ホップ] 列で、 の順にクリックし、スタティック ルートのネクスト ホップを定義します。
- VRF A の Tier-1 DR アップリンクの IP アドレスを入力します。
たとえば、100.64.80.1 とします。
注:
Tier-1 DR IP アドレスは、NSX Manager で Edge ノード CLI または [ネットワーク トポロジ] 使用して確認できます。
- [管理ディスタンス] に 1 を入力します。
- 範囲を入力します。
たとえば、VRF-A とします。
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North バウンド VRF ルート リーク
このトポロジ オプションの場合、North バウンド スタティック ルートには、宛先 VRF ルーティング テーブルでアクセス可能な外部 IP アドレスとしてネクスト ホップが必要です。スタティック ルートは、そのリンクまたはネイバーが停止した場合に失敗するため、接続された IP アドレス アップリンクに直接スタティック ルートを設定することは推奨されません。ループバックまたは仮想 IP アドレスのホスト ルート (/32) は、宛先 VRF のネットワークでアドバタイズできます。ホスト ルートは、両方のトップオブラック スイッチによってアドバタイズされるため、Tier-0 VRF に 2 つの ECMP ルートがインストールされます。Tier-1 DR アップリンク IP アドレスをネクスト ホップとして参照する宛先 VRF に、リターン スタティック ルートを作成する必要があります。
次の図は、North バウンド VRF ルート リーク オプションのサンプル トポロジを示しています。
サンプル トポロジの構成ワークフローは次のとおりです。
Tier-0 VRF A 構成ワークフロー |
- の順に選択します。
- Tier-0 VRF A で、メニュー アイコン(3 つのドット)をクリックして [編集] を選択します。
- [ルーティング] をクリックします。
- [スタティック ルート] フィールドで、 の順にクリックし、スタティック ルートを構成します。
- スタティック ルートの名前を入力します。
- [ネットワーク] フィールドにプレフィックスを入力します。
たとえば、10.10.10.0/24 とします。
- [ネクスト ホップ] 列で、 の順にクリックし、スタティック ルートのネクスト ホップを定義します。
- VRF B の Tier-1 DR アップリンクの IP アドレスを入力します。
たとえば、192.168.1.1 とします。
- [管理ディスタンス] に 1 を入力します。
- 範囲を入力します。
たとえば、VRF-B とします。
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Tier-0 VRF B 構成ワークフロー |
- の順に選択します。
- Tier-0 VRF B で、メニュー アイコン(3 つのドット)をクリックして [編集] を選択します。
- [ルーティング] をクリックします。
- [スタティック ルート] フィールドで、 の順にクリックし、スタティック ルートを構成します。
- スタティック ルートの名前を入力します。
- [ネットワーク] フィールドにプレフィックスを入力します。
たとえば、172.16.10.0/24 とします。
- [ネクスト ホップ] 列で、 の順にクリックし、スタティック ルートのネクスト ホップを定義します。
- VRF A の Tier-1 DR アップリンクの IP アドレスを入力します。
たとえば、100.64.80.1 とします。
- [管理ディスタンス] に 1 を入力します。
- 範囲を入力します。
たとえば、VRF-A とします。
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