アプリケーション プロファイルは、仮想サーバに関連付けられることで、ネットワーク トラフィックのロード バランシングを強化し、トラフィック管理タスクを簡素化します。
アプリケーション プロファイルは、それぞれ特定のタイプのネットワーク トラフィックの動作を定義します。関連付けられた仮想サーバは、アプリケーション プロファイルで指定された値に基づいてネットワーク トラフィックを処理します。Fast TCP、Fast UDP、HTTP の各アプリケーション プロファイルがサポートされています。
仮想サーバに関連付けられているアプリケーション プロファイルがない場合は、TCP アプリケーション プロファイルがデフォルトで使用されます。TCP および UDP アプリケーション プロファイルは、アプリケーションが TCP または UDP プロトコルで実行されていて、HTTP URL ロード バランシングなどのアプリケーション レベルのロード バランシングが不要な場合に使用されます。これらのプロファイルは、接続のミラーリングがサポートされる高パフォーマンスのレイヤー 4 ロード バランシングのみが必要な場合にも使用されます。
HTTP アプリケーション プロファイルは、HTTP と HTTPS の両方のアプリケーションで使用されます。このプロファイルが使用されるのは、特定のサーバ プール メンバーに送信されたすべてのイメージ要求に対してロード バランシングを行う場合、またはプール メンバーから SSL をオフロードするために HTTPS を終了する場合など、ロード バランサがレイヤー 7 ベースでアクションを実行する必要があるときです。TCP アプリケーション プロファイルとは異なり、HTTP アプリケーション プロファイルは、ロード バランサ側でクライアントの TCP 接続を終了し、クライアントの HTTP または HTTPS 要求を受信してから、サーバ プール メンバーを選択します。