メンバーシップ基準を定義して、1 つ以上の基準に基づいて、NSX グループにメンバーを動的に追加できます。

基準には 1 つ以上の条件を指定できます。条件には、同じメンバー タイプを使用することも、異なるメンバー タイプを混在させることもできます。ただし、メンバーシップ基準にメンバー タイプが混在する複数の条件を追加する場合は、いくつかの制限があります。このトピックの後半の「メンバー タイプが混在する基準の制限」セクションを参照してください。

デフォルトでは、NSX はメンバーシップ基準の各条件の後で論理 AND 演算子を使用します。メンバーシップ基準の条件を結合するときに、他の論理演算子は使用できません。

基準を結合する場合、OR 演算子と AND 演算子を使用できます。デフォルトでは、 NSX は OR 演算子を選択して 2 つの基準を結合します。AND 演算子は、次の場合にのみ 2 つの基準の間で使用できます。
  • 両方の基準で同じメンバー タイプを使用する。
  • 両方の基準が 1 つの条件を使用する。
複数の条件を追加する場合、次の制限があります。
  • 1 つのメンバーシップ基準で、同じメンバー タイプの条件は最大で 5 つまで使用できます。たとえば、1 つの基準に、メンバー タイプが仮想マシンの条件を 5 つまで追加できます。
  • 1 つのメンバーシップ基準で、メンバー タイプが混在する条件は最大で 15 個まで使用できます。たとえば、1 つの基準に、メンバー タイプが NSX セグメントとセグメント ポートが混在する条件を 15 個まで追加できます。
  • 1 つのグループで、メンバー タイプが混在する条件は最大で 35 個まで使用できます。
1 つのグループには、最大で 5 つのメンバーシップ基準を設定できます。ただし、グループに追加できる基準の合計数は、各基準の条件の数によって決まります。次の例を参照してください。
Example 1
3 つのメンバーシップ基準と合計 35 個の条件を含むグループ:
  • 基準 1 には、メンバー タイプが混在する条件が 15 個あります。
  • 基準 2 には、メンバー タイプが混在する条件が 15 個あります。
  • 基準 3 には、同じメンバー タイプの条件が 5 個あります。
Example 2
4 つのメンバーシップ基準と合計 35 個の条件を含むグループ:
  • 基準 1 には、メンバー タイプが混在する条件が 15 個あります。
  • 基準 2 には、メンバー タイプが混在する条件が 14 個あります。
  • 基準 3 には、同じメンバー タイプの条件が 4 個あります。
  • 基準 4 には、同じメンバー タイプの条件が 2 個あります。
Example 3
5 つのメンバーシップ基準と合計 22 個の条件を含むグループ:
  • 基準 1 には、メンバー タイプが混在する条件が 10 個あります。
  • 基準 2 には、同じメンバー タイプの条件が 3 個あります。
  • 基準 3 には、同じメンバー タイプの条件が 4 個あります。
  • 基準 4 には、同じメンバー タイプの条件が 3 個あります。
  • 基準 5 には、メンバー タイプが混在する条件が 2 個あります。
このグループでは、基準が上限の 5 個に達しているため、別のメンバーシップ基準を追加することはできません。ただし、前述の上限を超えなければ、必要に応じて 5 つの基準のいずれかに条件を追加できます。
  • 1 つの基準で同じメンバー タイプの条件は最大で 5 個まで。
  • 1 つの基準でメンバー タイプが混在する条件は最大で 15 個まで。
  • グループ内の条件の合計は 35 個まで。

メンバー タイプが混在する基準の制限

メンバーのタイプ メンバー タイプが混在する基準 タグ演算子 スコープ演算子
[仮想マシン]

サポート対象外

  • 次と等しい - 1 つのタグを選択可能。
  • 次を含む
  • が次で始まる
  • 次で終わる
  • 次と等しい
[NSX セグメント]

サポート

NSX セグメントに基づく条件はセグメント ポートに基づく条件と混在可能

  • 次と等しい - 1 つのタグを選択可能。
  • 次と等しくない - 1 つのタグを選択可能。
  • 次と等しい
  • 次と等しくない - 選択すると、タグ演算子が削除される。
[セグメント ポート]

サポート

セグメント ポートに基づく条件は NSX セグメントに基づく条件と混在可能

  • 次と等しい - 1 つのタグを選択可能。
  • 次と等しくない - 1 つのタグを選択可能。
  • にない - 最大 5 つのタグを選択可能。
  • 次と等しい
  • 次と等しくない - 選択すると、タグ演算子が削除される。
[分散ポート グループ]

サポート

分散ポート グループに基づく条件は分散ポートに基づく条件と混在可能

  • 次と等しい - 1 つのタグを選択可能。
  • 次と等しくない - 1 つのタグを選択可能。
  • 次と等しい
  • 次と等しくない - 選択すると、タグ演算子が削除される。
[分散ポート]

サポート

分散ポートに基づく条件は分散ポート グループに基づく条件と混在可能

  • 次と等しい - 1 つのタグを選択可能。
  • 次と等しくない - 1 つのタグを選択可能。
  • にない - 最大 5 つのタグを選択可能。
  • 次と等しい
  • 次と等しくない - 選択すると、タグ演算子が削除される。
[IP セット] - このメンバー タイプは今後廃止される予定です。現在、IP セット タグベースの基準に基づいて、既存の NSGroup またはグループとの後方互換性を実現できます。メンバー タイプとして [グループ] を使用し、「IP アドレスのみ」タイプのタグベース グループをメンバーシップ基準に追加することをお勧めします。

サポート対象外

  • 次と等しい - 1 つのタグを選択可能。
  • 次と等しい
[グループ] - メンバーシップ基準に「IP アドレスのみ」タイプのタグベース グループを追加するには、このメンバー タイプを使用します。

サポート対象外

次と等しい - 1 つのタグを選択可能。 次と等しい