デプロイ後に、vCenter Server でエンドポイント保護 (EPP) サービスの状態が「不明」と表示されるか、エンドポイント保護仮想マシンが IP アドレスを受信していません。
問題
デプロイ後に、エンドポイント保護の状態が「準備ができていません」と表示されます。それ以外の場合、EPP に有効な IP アドレスが割り当てられ、アクセスすることができます。「Trend SVM ハートビートの状態」が赤色で表示されます。
原因
展開済みのエンドポイント保護に有効な IP アドレスがありません。
エンドポイント保護のサービス展開の状態が「不明」と表示されます。
解決方法
- エンドポイント保護に IP アドレスが割り当てられていないか、「失敗:ネットワーク」と表示される場合:
- 各ホストが正しく構成されていることを確認します。『NSX インストール ガイド』を参照してください。
- EPP に vSwitch と分散ポート グループを展開します。既存の NSX vSwitch で、ネットワーク用に作成された DVPortGroup に EPP を展開する必要があります。
- 物理ファイアウォールと既存のネットワーク構成が有効であることを確認します。
- エンドポイント保護に IP アドレスが割り当てられていない場合:
- エンドポイント保護が静的 IP アドレス プールを使用している場合は、静的 IP プールが使用可能かどうか確認します。また、IP プールに割り当てられている IP アドレスが別の仮想マシンまたはホストで使用されていないことを確認します。該当する IP アドレスをプールから削除するか、該当する IP アドレスを手動で解除します。
- エンドポイント保護が DHCP または動的 IP アドレスを使用している場合は、DHCP サーバが正しく構成されているかどうかを確認します。
vSphere 6.x は、ポート 80 ではなくポート 443 での VIB のダウンロードをサポートしています。このポートの開閉は動的に行われます。ESXi ホストと
VMware vCenter 間の中間デバイスは、このポートを使用するトラフィックを許可する必要があります。
- NSX Manager が、各クラスタでエンドポイント保護のインストールに失敗していることをレポートしている場合には、Installing NSX Guest Introspection services (MUX VIB) on the ESXi host fails in VMware NSX for vSphere 6.x (2135278)を参照してください。
解決方法
エンドポイント保護に有効な IP アドレスが割り当てられ、[サービス展開] ウィンドウに「実行中」と表示されます。