ルート マップは、IP プレフィックス リスト、BGP パス属性のシーケンス、および関連付けられたアクションで設定されます。ルーターはシーケンスをスキャンして IP アドレスの一致を検出します。一致が見つかると、ルーターはアクションを実行し、それ以上はスキャンを実行しません。
ルート マップは BGP ネイバー レベルとルートの再配分で参照することができます。
手順
- 管理者権限で NSX Manager にログインします。
- の順に選択します。
- Tier-0 ゲートウェイを編集するには、メニュー アイコン(3 つのドット)をクリックして [編集] を選択します。
- [ルーティング] をクリックします。
- [ルート マップ] の横にある [設定] をクリックします。
- [ルート マップの追加] をクリックします。
- 名前を入力し、[設定] をクリックして一致の基準を追加します。
- [一致の基準を追加] をクリックして、1 つ以上の一致基準を追加します。
- 各基準について、[IP プレフィックス] または [コミュニティ リスト] を選択して、[設定] をクリックして 1 つ以上の一致式を指定します。
- [コミュニティ リスト] を選択した場合は、コミュニティ リストのメンバーの照合方法を定義する一致式を指定します。コミュニティ リストごとに、次の一致オプションを使用できます。
- [いずれかに一致]:コミュニティ リストのコミュニティのいずれかに一致している場合に、ルート マップで設定アクションを実行します。
- [すべてに一致]:順序に関係なく、コミュニティ リストのすべてのコミュニティに一致している場合に、ルート マップで設定アクションを実行します。
- [完全に一致]:コミュニティ リストのすべてのコミュニティとその順序が一致している場合に、ルート マップで設定アクションを実行します。
- [コミュニティの正規表現と一致]:NRLI に関連付けられたすべての標準コミュニティが正規表現に一致している場合に、ルート マップで設定アクションを実行します。
- [ラージ コミュニティの正規表現と一致]:NRLI に関連付けられたすべてのラージ コミュニティが正規表現に一致している場合に、ルート マップで設定アクションを実行します。
標準コミュニティとルートを照合するには、一致条件 MATCH_COMMUNITY_REGEX を使用します。ルートとラージ コミュニティを照合するには、一致基準の MATCH_LARGE_COMMUNITY_REGEX を使用します。標準コミュニティまたはラージ コミュニティのいずれかの値を含むルートを許可する場合は、2 つの一致基準を作成する必要があります。一致式が同じ一致基準に指定されている場合、標準コミュニティとラージ コミュニティの両方を含むルートのみが許可されます。
一致基準が 1 つの場合、一致式に AND 演算子が適用されます。この場合、すべての一致式を満たした場合に一致とみなされます。複数の一致基準がある場合は、OR 演算が適用されます。この場合、いずれかの一致基準を満たした場合に一致とみなされます。
- BGP 属性を設定します。
BGP 属性 |
説明 |
AS パスの追加 |
パスに 1 つ以上の AS (自律システム)番号を追加し、パスを長くして優先されないようにします。 |
MED |
Multi-Exit Discriminator は外部ピアに対して AS への優先パスを示します。 |
重み |
パスの選択に影響する重みを設定します。範囲は 0 ~ 65535 です。 |
コミュニティ |
コミュニティのリストを指定します。標準コミュニティの場合は、aa:nn 形式を使用します(例:300:500)。ラージ コミュニティの場合は、aa:bb:cc の形式を使用します(例:11:22:33)。または、ドロップダウン メニューを使用して、次のいずれかを選択します。
- NO_EXPORT_SUBCONFED:EBGP ピアにアドバタイズしません。
- NO_ADVERTISE:どのピアにもアドバタイズしません。
- NO_EXPORT:BGP コンフェデレーションの外部にアドバタイズしません。
|
ローカル プリファレンス |
この値は、外部の BGP 送信パスを選択する場合に使用します。値が最も高いパスが優先されます。 |
- [アクション] 列で、[許可] または [拒否] を選択します。
IP プレフィックス リストまたはコミュニティ リストに一致する IP アドレスのアドバタイズを許可または拒否できます。
- [保存] をクリックします。