NSX Edge のマルチノード クラスタがあると、1 つ以上の NSX Edge が常に使用可能になります。
NAT やロード バランサなどのステートフル サービスを使用して Tier-0 論理ルーターまたは Tier-1 ルーターを作成するには、それを NSX Edge クラスタと関連付ける必要があります。そのため、NSX Edge が 1 つしかない場合でも、NSX Edge クラスタに属する必要があります。
1 台の NSX Edge トランスポート ノードは 1 つの NSX Edge クラスタにのみ追加できます。
1 つの NSX Edge クラスタを使用して複数の論理ルーターをバッキングできます。
NSX Edge クラスタを作成した後、これを編集して
NSX Edge を追加できます。
注： 複数の
NSX Edge クラスタを 1 つの NSX Manager 内に展開できるため、特定のサービス専用のキャパシティ プール（Tier-0 ゲートウェイの NAT や Tier-1 ゲートウェイの NAT など）を作成できます。単一の
NSX Edge クラスタ内では、すべての
NSX Edge ノードが同じタイプ（物理サーバ（ベアメタル）または仮想マシン）である必要があります。ただし、同じ
NSX Edge クラスタ内にサイズの異なる
NSX Edge ノードの仮想マシンを含めることができます。
前提条件
- ノードの状態が「稼動中」の NSX Edge ノードが少なくとも 1 つ存在し、既存のクラスタに含まれていないことを確認します。
- オプションで、高可用性 (HA) 用の NSX Edge クラスタ プロファイルを作成します。デフォルトの NSX Edge クラスタ プロファイルを使用することもできます。
手順
- ブラウザから、NSX Manager（https://<nsx-manager-ip-address> または https://<nsx-manager-fqdn>）に管理者権限でログインします。
- を選択します。
- NSX Edge クラスタ名を入力します。
- ドロップダウン メニューから NSX Edge クラスタ プロファイルを選択します。
- 仮想マシンがオンプレミスに展開されている場合は、[メンバー タイプ] ドロップダウン メニューで Edge ノード を選択します。仮想マシンがパブリック クラウドに展開されている場合は、Public Cloud Gateway を選択します。
- [使用可能] 列から NSX Edge を選択し、右矢印をクリックして [選択済み] 列に移動します。
- [追加] をクリックします。
次のタスク
クラスタ内の NSX Edge ノードの現在の状態を確認するには、get edge-cluster status CLI コマンドを実行します。
NSX Edge ノードの次の状態を理解します。
- 稼動中（ルーティングの停止）：NSX Edge ノードの状態は「稼動中」ですが、Tier-0 SR ルーティング デーモンは、この NSX Edge ノードで有効になっているサービスがないため実行されていません。
- 管理停止：NSX Edge は NSX メンテナンス モードになっており、この Edge ですべてのサービスまたはトラフィック転送が無効になっています。
- 停止：データパス プロセスが実行されていません。リンクが停止しているか、VTEP トンネルが停止しています。
- 到達不能：2 つの NSX Edge ノード間で、1 つの BFD セッションが管理インターフェイスで実行され、少なくとも 1 つの BFD セッションが各 VTEP インターフェイスで実行されています。NSX Edge は、その NSX Edge へのすべての BFD セッション（管理セッションおよびすべての VTEP セッション）が停止している場合にのみ、ピアを到達不能と見なします。
これで、論理ネットワーク トポロジを構築してサービスを構成できるようになります。『NSX 管理ガイド』を参照してください。
