NSX Manager または グローバル マネージャ クラスタを形成すると、高可用性と信頼性が得られます。3 つの NSX Manager アプライアンスのすべてまたは少なくとも 1 つが vCenter Server を使用して OVA/OVF として展開されている場合は、join コマンドを使用して NSX Manager ノードを参加させてクラスタを作成します。

前提条件

  • NSX Manager クラスタを作成するには、OVF ツール CLI または vCenter Server ユーザー インターフェイスから 3 つの NSX Manager ノードを展開します。

  • グローバル マネージャ クラスタを作成するには、3 つのノードを展開してクラスタを作成します。ただし、グローバル マネージャNSX 3.0.0 がインストールされている場合は、1 つのノードのみを展開し、クラスタを形成しません。アクティブおよびスタンバイ グローバル マネージャ のインストールを参照してください。

手順

  1. 最初に展開した NSX Manager または グローバル マネージャ ノードへの SSH セッションまたはコンソール セッションを開き、管理者の認証情報を使用してログインします。
  2. 最初に展開したノードで、次のコマンドを実行します。
    1. get certificate api thumbprint コマンドを実行します。
      コマンド出力は、このノードに固有の文字列です。
    2. get cluster config コマンドを実行して、最初に展開したノードのクラスタ ID を取得します。
      mgr-first> get cluster config
      Cluster Id: 7b50abb9-0402-4ed5-afec-363587c3c705
      Cluster Configuration Version: 0
      Number of nodes in the cluster: 1
      
      ...
  3. 新しいノードへの SSH セッションまたはコンソール セッションを開き、管理者の認証情報を使用してログインします。
  4. クラスタに参加する新しいノードで、join コマンドを実行します。

    join コマンドで、最初に展開したノードに関する次の情報を指定します。

    • IP アドレス
    • Cluster ID
    • ユーザー名
    • パスワード
    • 証明書サムプリント
    mgr-new> join <Manager-IP> cluster-id <cluster-id> username <Manager-username> password <Manager-password> thumbprint <Manager-thumbprint>
    参加とクラスタの安定化プロセスには、10 ~ 15 分かかることがあります。 get cluster status を実行して、状態を表示します。他のクラスタの変更を行う前に、すべてのクラスタ サービス グループの状態が 稼動中 であることを確認します。
  5. 3 つ目のノードをクラスタに追加します。
    3 つ目のノードで手順 4 を繰り返します。
  6. Web インターフェイスでクラスタの状態を確認します。
    • NSX Manager で、NSX Manager の Web インターフェイスにログインして、[システム] > [アプライアンス] を選択します。
    • グローバル マネージャ で、グローバル マネージャ の Web インターフェイスにログインして、[システム] > [グローバル マネージャ アプライアンス] を選択します。

次のタスク

トランスポート ゾーンを作成します。トランスポート ゾーンの作成を参照してください。