NSX Manager または他の NSX アプライアンスをインストールする前に、環境がサポートされている要件を満たしていることを確認します。
ハイパーバイザー ホストのネットワーク要件
- [I/O デバイス] で、ネットワーク を選択します。
- サポートされている GENEVE カプセル化を使用するには、[機能] で、GENEVE オプションを選択します。
- 拡張データ パスを使用するには、N-VDS 拡張データ パス を選択します。
拡張データ パスの NIC ドライバ
My VMware 画面からサポート対象の NIC ドライバをダウンロードします。
NIC カード | NIC ドライバ |
---|---|
Intel 82599 |
ixgben 1.1.0.26-1OEM.670.0.0.7535516 |
Intel(R) Ethernet Controller X710 for 10GbE SFP+ Intel(R) Ethernet Controller XL710 for 40GbE QSFP+ |
i40en 1.2.0.0-1OEM.670.0.0.8169922 |
Cisco VIC 1400 シリーズ | nenic_ens |
NSX Manager 仮想マシンのリソース要件
シン仮想ディスクのサイズは 3.8 GB、シック仮想ディスクのサイズは 300 GB です。
アプライアンスのサイズ | メモリ | vCPU | シェア | 予約 | ディスク容量 | 仮想マシンのハードウェア バージョン |
---|---|---|---|---|---|---|
NSX Manager 極小規模(NSX 3.0 以降) | 8 GB | 2 | 81920(標準) | 8192 MB | 300 GB | 10 以降 |
NSX Manager の小規模な仮想マシン(NSX 2.5.1 以降) | 16 GB | 4 | 163840(標準) | 16384 MB | 300 GB | 10 以降 |
NSX Manager の中規模の仮想マシン | 24 GB | 6 | 245760(標準) | 24576 MB | 300 GB | 10 以降 |
NSX Manager の大規模な仮想マシン | 48 GB | 12 | 491520(標準) | 49152 MB | 300 GB | 10 以降 |
-
極小規模な仮想マシンのリソース サイズは、Cloud Service Manager アプライアンス (CSM) にのみ使用できます。必要に応じて、極小規模以上の仮想マシン サイズに CSM を展開します。詳細については、「NSX Cloud の展開の概要」を参照してください。
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NSX Manager の小規模な仮想マシンのアプライアンス サイズは、ラボおよび POC(事前検証)の環境に適しています。本番環境では使用しないでください。
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NSX Manager の中規模の仮想マシン アプライアンスのサイズは、展開時に自動的に選択されたアプライアンスのサイズで、標準的な本番環境に適しています。このアプライアンス サイズを使用して構成された NSX 管理クラスタは、最大 128 のハイパーバイザーをサポートできます。NSX 3.1 以降では、単一の NSX Manager クラスタがサポートされます。
-
NSX Manager の大規模な仮想マシンのアプライアンス サイズは、大規模な環境に適しています。このアプライアンス サイズを使用して構成された NSX 管理クラスタは、128 を超えるハイパーバイザーをサポートできます。
NSX Manager の大規模な仮想マシンのアプライアンス サイズを使用して最大のスケーリングを行う場合は、https://configmax.vmware.com/guest にある VMware Configuration Maximums ツールに移動し、製品リストから NSX を選択します。
言語サポート
NSX Manager は、英語、ドイツ語、フランス語、日本語、簡体字中国語、韓国語、繁体字中国語、スペイン語にローカライズされています。
NSX Manager のブラウザのサポート
NSX Manager には次のブラウザを使用することをおすすめします。
ブラウザ | Windows 10 | Mac OS X 10.13、10.14 | Ubuntu 18.04 |
---|---|---|---|
Google Chrome 80 | ○ | ○ | ○ |
Mozilla Firefox 72 | ○ | ○ | ○ |
Microsoft Edge 80 | ○ | ||
Apple Safari 13 | ○ |
- Internet Explorer はサポートされていません。
- サポートされるブラウザの最小解像度は、1280 × 800 ピクセルです。
- 言語サポート:NSX Manager は、英語、ドイツ語、フランス語、日本語、簡体字中国語、韓国語、繁体字中国語、スペイン語にローカライズされています。NSX Manager のローカライズではブラウザの言語設定が使用されるため、設定が目的の言語と一致することを確認してください。NSX Manager インターフェイス自体に言語プリファレンスはありません。
ネットワーク遅延の要件
NSX Manager クラスタの NSX Manager 間のネットワークの最大遅延は 10 ミリ秒です。
NSX Manager とトランスポート ノード間のネットワークの最大遅延は 150 ミリ秒です。
ストレージ要件
- vSAN クラスタによってバッキングされている NSX アプライアンス仮想マシンで、10 ミリ秒以上のディスク書き込み遅延が断続的に急増することがあります。これは、vSAN がデータを処理する方法(受信 IO のバーストによってデータのキューと遅延が発生する)が原因で発生することが想定されます。平均ディスク アクセス遅延が継続して 10 ミリ秒未満である限り、断続的な遅延の急増は、NSX アプライアンス仮想マシンに影響を与えません。
- NSX Manager は共有ストレージに配置することをおすすめします。
- ストレージ障害の発生ですべての NSX Manager のファイル システムが読み取り専用モードにならないように、ストレージを高可用性にする必要があります。
高可用性ストレージ ソリューションを最適に設計する方法については、使用しているストレージ テクノロジーの製品ドキュメントを参照してください。