クラスタで VMware vSphere® vSphere Lifecycle Manager を有効にすると、クラスタに参加しているすべての ESXi ホストが単一の ESXi イメージと単一の NSX イメージを使用して準備されるようになります。vSphere Lifecycle Manager の機能により、エラーが最小限に抑えられ、クラスタとホストのメンテナンス サイクルが減少します。

vCenter Server 7.0 U1、ESXi 7.0 U1、NSX 3.1.0 以降では、vSphere Lifecycle Manager が有効になっているクラスタで ESXi と NSX の VIB のインストールを管理できます。

vSphere Lifecycle Manager を使用すると、単一の ESXi と NSX イメージを使用して、ESXi ホストのクラスタのライフサイクルを管理できます。

vSphere Lifecycle Manager では 2 つのイメージが必要です。1 つは ESXi 用、もう 1 つは NSX 用です。vCenter Server のイメージ ディレクトリから ESXi イメージを取得します。ESXi イメージが vCenter Server にアップロードされていることを確認します。vSphere Lifecycle Manager は、クラスタが NSX ネットワーク用に準備されている場合にのみ、NSX イメージを取得します。この操作は、NSX Manager ユーザー インターフェイスから実行できます。NSX クラスタの準備を開始すると、NSX イメージが vCenter Server に自動的にアップロードされます。vCenter Server の他のクラスタの場合、vSphere Lifecycle Manager はすでにアップロードされている NSX イメージを参照します。HA、DRS などの他のソリューションと同様に、vSphere Lifecycle Manager はソリューションとして NSX を参照します。

vSphere Lifecycle Manager の用語とソリューションの詳細については、VMware vSphere® ドキュメント センターにある『ホストとクラスタのライフサイクル管理』を参照してください。

次のクラスタは、vSphere Lifecycle Manager クラスタとして有効にできます。

  • トランスポート ノード プロファイルを使用して NSX ネットワーク用に準備された ESXi ホストを含むクラスタ。

  • NSX ネットワーク用に準備されていない ESXi ホストを含むクラスタ。