NSX に登録されているすべての Antrea Kubernetes クラスタのリストを表示し、外部 ID、クラスタ名、CNI タイプ、コンテナ クラスタのタイプ、その他の条件などのフィルタ基準に基づいてフィルタリングできます。

NSX インベントリで Antrea Kubernetes クラスタのインベントリが使用可能な場合、クラスタ管理者は NSX Manager ユーザー インターフェイスで基本的な分析と診断タスクを実行できます。

次はその例です。
  • クラスタで実行されている Kubernetes サービスを表示します。
  • 特定の Kubernetes サービスが起動しているかどうかを確認します。
  • Kubernetes クラスタの各ノードの Antrea Agent の健全性状態を確認します。
  • クラスタで実行されているポッドを表示します。
  • クラスタ内のポッドが停止しているかどうかを確認します。
  • 特定の Kubernetes サービスに関連付けられているクラスタ内のポッドを特定します。
  • Antrea クラスタ ネットワーク ポリシー (ACNP) の仕様を確認します。

前提条件

Antrea Kubernetes クラスタが NSX に登録されている必要があります。

Antrea Kubernetes クラスタの登録の詳細については、NSX への Antrea Kubernetes クラスタの登録を参照してください。

手順

  1. ブラウザから、NSX Manager (https://nsx-manager-ip-address) にログインします。
  2. [インベントリ] > [コンテナ] > [クラスタ] の順に移動します。
    テーブルに NSX インベントリ内のすべてのコンテナ クラスタを含むリストが表示されます。
    重要: ブラウザで NSX Manager アプリケーションを起動すると、登録済みの Antrea Kubernetes クラスタに関する情報が NSX Manager ユーザー インターフェイスに取得されます。アプリケーションのユーザー インターフェイスがすでに開いている場合、 Antrea Kubernetes クラスタの登録情報は自動的に取得されません。この動作は、現在のユーザー インターフェイスのデザインで想定されている動作です。

    Antrea Kubernetes クラスタが NSX に登録されておらず、ユーザー インターフェイスが開いているときに最初のクラスタを登録する場合は、[クラスタ] ページに移動した後にブラウザを強制的に更新する必要があります。ブラウザの手動更新は、最初のクラスタを登録した後に 1 回だけ必要になります。新しい Antrea Kubernetes クラスタが NSX に登録されるたびに行う必要はありません。Antrea に登録されている既存の NSX Kubernetes クラスタがある場合、新しく追加されたクラスタを取得するためにブラウザを強制的に更新する必要はありません。[クラスタ] ページの [更新] リンクをクリックすると、更新されたリストを取得できます。

  3. Antrea Kubernetes クラスタのみのリストを表示するには、[CNI タイプ][Antrea] を設定してテーブルをフィルタリングします。
  4. 特定の Antrea Kubernetes クラスタのすべてのノード、Kubernetes サービス、ポッドに関する情報を表示するには、それぞれの列でハイパーリンク付きの数字をクリックします。
  5. テーブル内の行を展開して、特定の Antrea Kubernetes クラスタの詳細を表示します。
    たとえば、次の詳細を表示します。
    • Antrea Kubernetes クラスタのインフラストラクチャのタイプ(例:vSphere、AWS、Azure、Google、VMware Cloud など)。
    • Kubernetes クラスタにインストールされている Antrea のバージョン。
    • Kubernetes クラスタ内の Antrea クラスタ ネットワーク ポリシーの数。
    • Antrea クラスタ ネットワーク ポリシーの仕様(YAML マニフェスト)。これらのポリシーの範囲はクラスタです。
    • Kubernetes クラスタ内のネームスペースの数と各ネームスペースの詳細。
    • NodePortLocal 範囲。デフォルトの範囲は 61000 ~ 62000 です。
    • NodePort 範囲。デフォルトの範囲は 30000 ~ 32767 です。
    • Antrea Egress、Egress IP、Egress リソースの仕様(YAML マニフェスト)の数。
    • Antrea IP プールと IP プールの仕様(YAML マニフェスト)の数。

    このリストは、Antrea Kubernetes クラスタで表示可能なすべてのインベントリの詳細を示しているわけではありません。詳細については、NSX Manager ユーザー インターフェイスの [クラスタ] ページを確認してください。

    注:
    • Antrea Kubernetes クラスタの場合、[ネットワーク状態] 列に「該当なし」が表示されます。現在、この列は、CNI として NSX Container Plugin (NCP) を使用するコンテナ クラスタでのみ使用されます。
    • NSX がノード、ネームスペース、ポッド、サービスなどの Kubernetes クラスタ リソースでラベルを検出すると、これらのラベルは常に dis:k8s というプレフィックス付きで NSX インベントリに表示されます。Kubernetes のラベルは NSX のタグにマッピングされ、Kubernetes のキーは NSX の範囲にマッピングされます。