ネットワーク ワークフローのトレースにより、内部 NSX ワークフローにアクセスできます。トレースにより、ユーザーはログを分析して、NSX Policy Manager、CCP、ホスト デーモンが適切に実行されているかどうかをモニターし、必要に応じてネットワーク トラフィックを最適化できます。

ワークフローのトレースには、実行時間、API の入力または出力パラメータ、判断条件を収集する管理 API と構成 API が含まれます。NAT や Edge などのアプリケーションでは、きめ細かいレベルでワークフローのトレースを使用できます。API はトレースを有効にします。トレースはローカルに保存することも、Jaeger などのサードパーティの分散トレースに転送することもできます。

ESXi ホスト仮想マシンは、NSX セグメントの作成時に Jaeger とネットワーク情報を共有します。トレース ダッシュボードには、次の情報が含まれます。

  • セグメント内の内部トラフィックを追跡します。

  • システムのパフォーマンスに影響を与える可能性のある特定の操作を識別します。

  • 報告されたエラーのトラブルシューティングと分析を行います。

トレース出力の出力先を選択し、ネットワーク トレースの設定をアプリケーションまたはマシン構成ファイルに追加して、ネットワーク トレースを有効にします。ネットワーク トレースが有効になっている場合は、NSX Policy Manager、CCP、ホスト デーモンからの呼び出しをキャプチャできます。エンドツーエンドのワークフロー トレースを使用して VIF に接続および切断し、トランスポート ノードをインストールまたはアンインストールします。

前提条件

NSX ホスト クラスタが ESXi ホストに接続していることを確認します。

手順

  1. vSphere Client ユーザー インターフェイスで、ホスト クラスタに移動します。
  2. データセンターで仮想マシンを選択します。
  3. 右クリックしてドロップダウン メニューから [設定の編集] を選択します。
  4. ネットワーク アダプタ 2 の場合は、[接続済み] オプションを選択します。

    仮想マシンが NSX セグメントに接続されています。

  5. トレース ツールを開き、エンドツーエンドのトレース ワークフローを表示します。

    トレース ワークフローが、構成エージェントから開始し、NSX NestDb を経由して CCP で終了します。