ネットワークに複数の DHCP サーバ プロファイルを追加できます。また、1 つの DHCP サーバ プロファイルを複数の DHCP サーバに適用することもできます。
前提条件
- ネットワークに Edge ノードが展開されている。
- ネットワークに Edge クラスタが追加されている。
手順
- ブラウザから NSX Manager (https://nsx-manager-ip-address) に管理者権限でログインします。
- [ネットワーク] > [ネットワーク プロファイル] の順に選択します。
- [DHCP] タブをクリックして、[DHCP プロファイルの追加] をクリックします。
- DHCP サーバ プロファイルの一意の名前を入力します。
- [プロファイル タイプ] ドロップダウン メニューで [DHCP サーバ] が選択されていることを確認します。
- (オプション) DHCP サーバの IP アドレスを CIDR 形式で入力します。
注: 最大で 2 つの DHCP サーバ IP アドレスがサポートされます。1 つの IPv4 アドレスと 1 つの IPv6 アドレスを入力できます。IPv4 アドレスの場合、プレフィックス長は 30 以下にする必要があります。IPv6 アドレスの場合、プレフィックス長は 126 以下にする必要があります。DHCP サーバの IP アドレスは、DHCP 範囲および DHCP 静的割り当てで使用されているアドレスと重複しないようにする必要があります。
サーバの IP アドレスを指定しないと、DHCP サーバに 100.96.0.1/30 が自動的に割り当てられます。
サーバの IP アドレスに次のものを使用することはできません。- マルチキャスト IP アドレス
- ブロードキャスト IP アドレス
- ループバック IP アドレス
- 未指定の IP アドレス(すべて 0 のアドレス)
注意: ネットワークで DHCP サーバ プロファイルを使用した後は、可能であれば、DHCP サーバ プロファイルでサーバ IP アドレスを編集しないようにします。DHCP クライアントにリースされている IP アドレスを更新または解放中に、障害が発生することがあります。 - Edge クラスタを選択します。
次のガイドラインに従ってください。
- セグメントでセグメントの DHCP サーバを使用している場合は、DHCP サーバ プロファイルで Edge クラスタを選択する必要があります。プロファイルで Edge クラスタが使用できない場合、セグメントを保存するときにエラー メッセージが表示されます。
- セグメントでゲートウェイ DHCP サーバを使用している場合は、ゲートウェイ、DHCP サーバ プロファイルまたはその両方で Edge クラスタを選択します。プロファイルまたはゲートウェイで Edge クラスタが使用できない場合、セグメントを保存するときにエラー メッセージが表示されます。
注意: ネットワークで DHCP サーバ プロファイルを使用した後は、可能であれば、DHCP サーバ プロファイルで Edge クラスタを変更しないようにします。DHCP クライアントに割り当てられている既存の DHCP リースが失われる可能性があります。セグメントの DHCP サーバを使用するセグメントに DHCP サーバ プロファイルが適用されている場合、DHCP プロファイルで指定した Edge クラスタに DHCP サービスが作成されます。ただし、セグメントがゲートウェイ DHCP サーバを使用している場合、いくつかの要素の組み合わせによって、DHCP サービスが作成される Edge クラスタが決まります。DHCP サービスの Edge クラスタの選択方法については、シナリオ:NSX DHCP サービスの Edge クラスタの選択を参照してください。
- デフォルトでは、DHCP サーバの Edge が Edge クラスタから自動的に割り当てられ、DHCP HA が構成されます。
システムは、Edge クラスタで使用可能なノードから、アクティブとスタンバイの Edge ノードのペアを自動的に選択します。Edge クラスタから Edge を手動で割り当てる場合は、次の手順に進みます。
- (オプション) クラスタから Edge を手動で割り当てます。
- [Edge の自動割り当て] 切り替えボタンをオフにします。
- (必須) 最初のドロップダウン メニューから Edge ノードを選択します。
- (オプション) 2 番目のドロップダウン メニューから、別の Edge ノードを選択します。
最初の Edge ノードがアクティブ Edge になり、2 つ目の Edge ノードがスタンバイ Edge になります。2 番目の Edge ノードが選択されていない場合、DHCP HA は構成されません。
- (オプション) [スタンバイの再配置] 切り替えボタンをクリックして、スタンバイの再配置を有効にします。このオプションはデフォルトで「いいえ」に設定されています。
スタンバイの再配置とは、アクティブまたはスタンバイ DHCP サーバが稼動している Edge ノードに障害が発生した場合に、別の Edge ノード上に新しいアクティブまたはスタンバイ DHCP サーバが作成され、高可用性が維持されることを意味します。つまり、アクティブ DHCP サーバが稼動している Edge ノードに障害が発生した場合に、同じ Edge クラスタ内の別の Edge ノードに新しいアクティブ DHCP サーバが作成されます。同様に、スタンバイ DHCP サーバが稼動している Edge ノードで障害が発生すると、同じ Edge クラスタ内の別の Edge ノードで新しいスタンバイ DHCP サーバに置き換わります。
スタンバイの再配置を有効にするには、[Edge の自動割り当て] を [はい] に設定する必要があります。
- (オプション) [タグ] ドロップダウン メニューで、タグ名を入力します。完了したら [アイテムを追加] をクリックします。
タグ名の最大長は 256 文字です。
タグがインベントリに存在する場合は、使用可能なすべてのタグとその範囲が [タグ] ドロップダウン メニューに表示されます。ドロップダウン メニューから既存のタグを選択し、DHCP プロファイルに追加できます。
- [保存] をクリックします。