Tier-0 論理ルーターは、論理ネットワークと物理ネットワーク間のゲートウェイ サービスを提供します。
Edge ノードは、1 つの Tier-0 ゲートウェイまたは論理ルーターのみをサポートします。Tier-0 ゲートウェイまたは論理ルーターを作成する場合は、NSX Edge クラスタの Edge ノードの数以上の Tier-0 ゲートウェイまたは論理ルーターを作成しないようにしてください。
Tier-0 論理ルーターを追加する場合、構築しているネットワーク トポロジについてのプランニングが重要です。
説明を簡単にするため、サンプル トポロジは、単一の NSX Edge ノード上でホストされ、単一の Tier-0 論理ルーターに接続された、単一の Tier-1 論理ルーターを示します。これは推奨されるトポロジではないことに注意してください。論理ルーターの設計を十分に活用するには、最低でも 2 台の NSX Edge ノードが必要です。
Tier-1 論理ルーターには Web 論理スイッチおよび App 論理スイッチがあり、それぞれに仮想マシンが接続されています。Tier-1 ルーターと Tier-0 ルーター間のルーター リンク スイッチは、Tier-0 ルーターに Tier-1 ルーターを接続すると自動的に作成されます。これで、このスイッチには「システムにより生成」というラベルが付けられます。
一部のシナリオでは、外部クライアントはループバックまたは IKE IP ポートにバインドされた MAC アドレスに ARP 要求を送信します。ただし、ループバックおよび IKE IP ポートでは MAC アドレスを使用しないため、このようなクエリを処理できません。ループバックと IKE IP ポートの代わりに ARP 要求を処理するために、Tier-0 論理ルーターのアップリンクおよび中央集中型サービス ポートにプロキシ ARP が実装されています。
Tier-0 論理ルーターに DNAT、IPsec、Edge ファイアウォールを構成すると、トラフィックは、IPsec、DNAT、Edge ファイアウォールの順に処理されます。
- NAT
- ロード バランシング
- ステートフル ファイアウォール
- VPN (IPsec および L2VPN)