Tier-0 分散論理ルーターには NSX Tier-1 分散論理ルーターに接続するダウンリンク ポート、および外部ネットワークに接続するアップリンク ポートがあります。

前提条件

  • 1 つ以上の NSX Edge がインストールされていることを確認します。『NSX インストール ガイド』を参照してください。
  • NSX Edge クラスタが構成されていることを確認します。『NSX インストール ガイド』を参照してください。
  • Tier-0 分散論理ルーターのネットワーク トポロジを理解します。Tier-0 論理ルーターを参照してください。
  • NSX Manager ユーザー インターフェイスで [マネージャ] モードが選択されていることを確認します。NSX Manager を参照してください。[ポリシー] モード ボタンと [マネージャ] モード ボタンが表示されない場合は、ユーザー インターフェイスの構成を参照してください。

手順

  1. 管理者権限で NSX Manager にログインします。
  2. [ネットワーク] > [Tier-0 論理ルーター] > [追加] を選択します。
  3. Tier-0 論理ルーターの名前を入力します。
  4. この Tier-0 論理ルーターをバックアップする既存の NSX Edge クラスタをドロップダウン メニューから選択します。
  5. (オプション) 高可用性モードを選択します。
    デフォルトでは、アクティブ/アクティブ モードが使用されます。アクティブ/アクティブ モードでは、トラフィックはすべてのメンバー間で負荷分散されています。アクティブ/スタンバイ モードでは、すべてのトラフィックは選ばれたアクティブ メンバーによって処理されます。アクティブ メンバーが失敗すると、新しいメンバーが選ばれてアクティブになります。
  6. (オプション) [詳細] タブをクリックして Tier-0 内の移行サブネットのサブネットを入力します。
    これは、分散ルーターへの Tier-0 サービス ルーターに接続するサブネットです。空白のままにすると、デフォルトの 169.0.0.0/28 サブネットが使用されます。
  7. (オプション) [詳細] タブをクリックして Tier-0 と Tier-1 間の移行サブネットのサブネットを入力します。
    これは、Tier-0 ルーターを、この Tier-0 ルーターに接続する任意の Tier-1 ルーターに接続するサブネットです。空白のままにすると、これらの Tier-0 と Tier-1 の接続に割り当てられるデフォルトのアドレス空間は 100.64.0.0/16 になります。Tier-0 から Tier-1 の各ピア接続には、100.64.0.0/16 アドレス空間内で /31 サブネットが提供されます。
  8. [保存] をクリックします。
    新しい Tier-0 分散論理ルーターがリンクとして表示されます。
  9. (オプション) Tier-0 分散論理ルーター リンクをクリックしてサマリを確認します。

次のタスク

Tier-1 分散論理ルーターをこの Tier-0 分散論理ルーターに接続します。

Tier-0 分散論理ルーターを VLAN 論理スイッチに接続するように構成し、外部ネットワークへのアップリンクを作成します。マネージャ モードでの NSX Edge アップリンク用の VLAN 論理スイッチへの Tier-0 論理ルーターの接続 を参照してください。