ルート マップは、IP プレフィックス リスト、BGP パス属性のシーケンス、および関連付けられたアクションで設定されます。ルーターはシーケンスをスキャンして IP アドレスの一致を検出します。一致が見つかると、ルーターはアクションを実行し、それ以上はスキャンを実行しません。

ルート マップは BGP ネイバー レベルおよびルートの再配分で参照することができます。IP プレフィックス リストがルート マップ内で参照され、許可または拒否のルート マップ アクションが適用されると、ルート マップ シーケンスで指定されたアクションは、IP プレフィックス リストでの指定をオーバーライドします。

前提条件

手順

  1. 管理者権限で NSX Manager にログインします。
  2. [ネットワーク] > [Tier-0 論理ルーター] の順に選択します。
  3. Tier-0 論理ルーターを選択します。
  4. [ルーティング] > [ルート マップ]の順に選択します。
  5. [追加] をクリックします。
  6. ルート マップの名前と説明(任意)を入力します。
  7. [追加] をクリックして、ルート マップにエントリを追加します。
  8. [IP プレフィックス リストとコミュニティ リストとの一致] 列を編集して、IP プレフィックス リストとコミュニティ リストのどちらか一方を選択します。
  9. (オプション) BGP 属性を設定します。
    BGP 属性 説明
    AS パスの追加 パスに 1 つ以上の AS (自律システム)番号を追加し、パスを長くして優先されないようにします。
    MED Multi-Exit Discriminator は外部ピアに対して AS への優先パスを示します。
    重み パスの選択に影響する重みを設定します。範囲は 0 ~ 65535 です。
    コミュニティ aa:nn 形式を使用してコミュニティを指定します(例:300:500)。または、ドロップダウン メニューを使用して、次のいずれかを選択します。
    • NO_EXPORT_SUBCONFED:EBGP ピアにアドバタイズしません。
    • NO_ADVERTISE:どのピアにもアドバタイズしません。
    • NO_EXPORT:BGP コンフェデレーションの外部にアドバタイズしません。
  10. [アクション] 列で、[許可] または [拒否] を選択します。
    IP プレフィックス リスト内の IP アドレスのアドバタイズを許可または拒否することができます。
  11. [保存] をクリックします。