NSX Manager または グローバル マネージャ アプライアンスが動作不能になった場合や、使用環境を前の状態にリストアする場合は、バックアップからリストアできます。NSX フェデレーション を使用して グローバル マネージャ で管理されている場合、NSX Managerローカル マネージャ と呼ばれます。

NSX の構成をリストアして、いずれかのバックアップのキャプチャされた状態に戻すことができます。アプライアンスが動作できない場合、データ プレーンに影響はありませんが、構成を変更できなくなります。

次の点に注意してください。
  • NSX バックアップ認証を使用して SFTP バックアップ サーバに接続するには、ユーザー名とパスワードを使用するか、SSH プライベート キーを使用するように NSX Manager を設定できます。
  • NSX アプライアンスからバックアップしたバージョンを新しい NSX アプライアンスにリストアする必要があります。
  • バックアップとリストアに同じキー サイズを使用します。バックアップとリストア時にキー サイズが異なると、使用可能なバックアップのリストにバックアップが表示されません。サポートされているキーのサイズは、256 ビット、384 ビット、および 512 ビットです。
  • NSX バックアップでは、バックアップ中のライブラリの格納はサポートされていません。リストア中、NSX には常にデフォルト バージョンのライブラリが含まれます。NSX Application Platform を使用している場合は、必要に応じて Kubernetes ツールをアップロードする必要があります。
  • NSX Manager または グローバル マネージャ のリストアでは、同じ IP アドレスまたは異なる IP アドレスを使用できます。
    • NSX Manager または グローバル マネージャ の IP アドレスを使用してリストアする場合は、バックアップと同じ IP アドレスを使用する必要があります。
    • 異なる IP アドレスのマネージャの場合、FQDN を構成する必要があります。NSX Manager または グローバル マネージャ の FQDN を使用してリストアする場合は、バックアップと同じ FQDN を使用する必要があります。バックアップとリストアでは小文字の FQDN のみを使用してください。
  • アクティブとスタンバイの両方、またはアクティブな グローバル マネージャ のみが停止する場合は、次の手順を実行する必要があります。
問題 解決方法 結果
アクティブとスタンバイの両方が停止します。
  1. アクティブとスタンバイの両方の グローバル マネージャ を削除します。他のクラスタで稼動中の グローバル マネージャ アプライアンスがないことを確認します。
  2. 古いアクティブ グローバル マネージャ と同じ IP アドレス/FQDN を使用して、新しい グローバル マネージャ を展開します。
  3. アクティブ グローバル マネージャ をバックアップからリストアします。ローカル マネージャ が存在する場合は、新しいアクティブ グローバル マネージャ と同期します。
  4. 別のサイトに新しい グローバル マネージャ を展開し、リストアの グローバル マネージャ にオンボーディングします。
  • アクティブ グローバル マネージャ は、ネットワーク上の任意の グローバル マネージャ と同期します。
  • スタンバイ グローバル マネージャ は、アクティブ グローバル マネージャ と同期します。
アクティブ グローバル マネージャ が停止し、スタンバイ グローバル マネージャ が起動します。 スタンバイ グローバル マネージャ が良好な状態にある場合は、自動的にアクティブ グローバル マネージャ になります。 スタンバイ グローバル マネージャ がアクティブ グローバル マネージャ になります。バックアップ用に、新しいスタンバイ グローバル マネージャ を手動で追加する必要があります。新しいアクティブ グローバル マネージャ がオンラインになると、ローカル マネージャ が同期され、構成が複製されます。