仮想サーバを作成し、分散ロード バランサ サービスに割り当てます。

このタスクは、NSX ユーザー インターフェイスと NSX API の両方で実行できます。

仮想サーバを作成するための API コマンドは PUT https://<NSXManager_IPAddress>/policy/api/v1/infra/lb-virtual-servers/<lb-virtual-server-id> です。

前提条件

  • 分散ロード バランサのサーバ プールを作成します。
  • 分散ロード バランサの仮想 IP アドレスとして IPv6 アドレスを使用するには、[グローバル ネットワーク構成] ページ([ネットワーク] > [グローバル ネットワーク構成])で [L3 転送モード][IPv4 と IPv6] にします。

手順

  1. 管理者権限で NSX Manager にログインします。
  2. [ネットワーク] > [ロード バランシング] > [仮想サーバ] の順に移動します。
  3. [仮想サーバの追加] > [L4 TCP] をクリックします。
  4. 分散ロード バランサの仮想サーバを構成する場合、次のフィールドのみがサポートされます。
    フィールド 説明
    名前 仮想サーバの名前を入力します。

    IP アドレス

    IPv4 アドレスと IPv6 アドレスの両方がサポートされます。

    分散ロード バランサの仮想サーバの IP アドレスを入力します。すべてのクライアント接続は、分散ロード バランサの仮想サーバのこの IP アドレスに到達します。

    ポート

    仮想サーバのポート番号。

    分散ロード バランサの仮想サーバでは、複数のポートまたはポート範囲はサポートされていません。

    ロード バランサ

    仮想サーバに関連付けられている分散ロード バランサ インスタンスを接続します。これにより、仮想サーバは、ロード バランサがサービスを提供しているポリシー グループを認識します。

    サーバ プール

    サーバ プールを選択します。サーバ プールにはバックエンド サーバが含まれています。サーバ プールは、類似した構成で同じアプリケーションを実行する 1 台以上のサーバで構成されています。これはプール メンバーともいいます。
    注: 分散ロード バランサの仮想 IP アドレスが IPv4 の場合、サーバ プール メンバーは同じバージョンである必要があります。IPv6 バージョンの仮想 IP アドレスを使用する場合も同様です。

    アプリケーション プロファイル

    仮想サーバにアプリケーション プロファイルを選択します。

    アプリケーション プロファイルにより、アプリケーション プロトコルの特性が定義されます。これにより、ロード バランシングの実行方法を制御できます。サポートされているアプリケーション プロファイルは次のとおりです。
    • ロード バランサ Fast TCP プロファイル
    • ロード バランサ Fast UDP プロファイル

    デフォルトのプール メンバーポート

    オプションのフィールド。

    メンバー ポートが定義されていない場合に使用されるポート番号を 1 つ入力します。分散ロード バランサの仮想サーバでは、デフォルトのプール メンバーのポートに複数のポートまたはポート範囲を指定できません。

    パーシステンス

    オプションのフィールド。

    [送信元 IP] または [無効] を選択します。

    分散ロード バランサの構成が完了しました。

結果

構成で定義したアルゴリズムに基づいて、DLB がプール内のすべてのサーバにトラフィックを分散しているかどうかを確認します。Round_Robin アルゴリズムを選択した場合は、DLB がプールからラウンドロビン方式でサーバを選択できる必要があります。

ESXi ホストで、DLB の構成が完了しているかどうか確認します。

次のタスク

ESXi ホストでの分散ロード バランサ構成の検証を参照してください。