ネクスト ホップを宛先 VRF として使用して、VRF 間の手動スタティック ルートを作成できます。

VRF 間スタティック ルートを使用すると、データパスでネクスト ホップの範囲として別の VRF にトラフィックをルーティングすることができます。ルートのネクスト ホップの範囲として、宛先 VRF パス(たとえば Tier-0 VRF)を構成できます。これにより、内部的に範囲がネクスト ホップ IP に変換されるため、IP アドレスを要求する検証が緩和されます。
注: VRF 間ルートを構成する場合は、範囲を宛先 VRF として設定し、ネクスト ホップ IP を空白のままにすることをお勧めします。

デフォルトでは、スタティック ルートは INTER_VRF_STATIC としてタグ付けされ、別の VRF にアドバタイズされず、BGP テーブルに含まれません。スタティック ルートは、宛先 VRF を使用して VRF 間ルーティングを構成している場合にのみ機能します。それ以外の場合は、システムにエラーが表示されます。

前提条件

VRF 間ルーティングは、VRF の両方(送信元と宛先)で構成する必要があります。

手順

  1. 管理者権限で NSX Manager にログインします。
  2. [ネットワーク] > [Tier-0 ゲートウェイ] の順に選択します。
  3. 構成するデフォルト/親 Tier-0 ゲートウェイまたは Tier-0 VRF ゲートウェイのいずれかを選択します。
  4. 省略記号ボタン(3 つのドット)をクリックして、[編集] を選択します。
  5. [ルーティング] をクリックします。
  6. [スタティック ルート] の横にある [設定] をクリックします。
  7. [スタティック ルートの追加] をクリックし、スタティック ルートを構成します。
    1. スタティック ルートの名前を入力します。
    2. [ネットワーク] フィールドにプレフィックスを入力します。
  8. [ネクスト ホップ][設定] をクリックします。
  9. [ネクスト ホップの設定] をクリックし、スタティック ルートのネクスト ホップを定義します。
    1. IP アドレスは空白のままにします。
    2. アドミニストレーティブ ディスタンスを指定します。
    3. 範囲として宛先 VRF を入力します。
  10. [追加] をクリックします。
  11. [適用] をクリックします。
    注: 状態が「成功」に変わるのを待ちます。