仮想サーバは、すべてのクライアント接続を受信し、複数のサーバに分散します。仮想サーバには、IP アドレス、ポート、および TCP プロトコルが設定されます。

ロード バランサ ルールは、レイヤー 7 仮想サーバと HTTP アプリケーション プロファイルの組み合わせでのみサポートされます。ロード バランサ サービスが異なれば、異なるロード バランサ ルールを使用できます。

各ロード バランサ ルールは、1 つまたは複数の一致条件と 1 つまたは複数のアクションで構成されます。一致条件が指定されないロード バランサ ルールは常に一致するため、デフォルトのルールを定義するために使用されます。複数の一致条件が指定された場合、ロード バランサ ルールに一致したとみなすのは、すべての条件に一致させる場合か、いずれか 1 つの条件に一致させる場合かは、一致条件に関する指針に従って決定されます。

各ロード バランサ ルールは、HTTP 要求の書き換え、HTTP 要求の転送、HTTP 応答の書き換えというロード バランシング処理の特定のフェーズに実装されます。すべての一致条件とアクションが各フェーズに適用されるわけではありません。

仮想サーバの状態が無効になっている場合、仮想サーバに新規接続を試みると、TCP 接続では TCP RST の送信、UDP では ICMP エラー メッセージの送信によってすべて拒否されます。新しい接続に対応するパーシステンス エントリがある場合でも拒否されます。アクティブな接続は、引き続き処理されます。仮想サーバが削除されるか、仮想サーバとロード バランサの関連付けが解除されると、その仮想サーバへのアクティブな接続に失敗します。

前提条件

手順

  1. 管理者権限で NSX Manager にログインします。
  2. [ネットワーク] > [ロード バランシング] > [仮想サーバ] > [追加] の順に選択します。
  3. レイヤー 7 仮想サーバの名前と説明を入力します。
  4. レイヤー 7 のメニュー項目を選択します。
    レイヤー 7 仮想サーバは、HTTP プロトコルと HTTPS プロトコルをサポートします。
    既存の HTTP アプリケーション プロファイルが自動的に取り込まれます。
  5. (オプション) [次へ] をクリックして、サーバ プールとロード バランシング プロファイルを構成します。
  6. [終了] をクリックします。