Tier-0 分散論理ルーターを Tier-1 分散論理ルーターに接続し、Tier-1 分散論理ルーターが Northbound および East-West ネットワーク接続を実現できるようにします。

Tier-1 分散論理ルーターを Tier-0 分散論理ルーターに接続すると、2 つのルーター間にルーター リンク スイッチが作成されます。トポロジ内ではこのスイッチに「システム生成」というラベルが付けられます。これらの Tier-0 と Tier-1 の接続に割り当てられるデフォルトのアドレス空間は 100.64.0.0/16 です。Tier-0 から Tier-1 の各ピア接続には、100.64.0.0/16 アドレス空間内で /31 サブネットが提供されます。アドレス空間を Tier-0 の [サマリ] > [詳細] で構成することもできます。

次の図はサンプルのトポロジを示したものです。

Tier-1 ルーターに接続された Tier-0 ルーターの図

前提条件

NSX Manager ユーザー インターフェイスで [マネージャ] モードが選択されていることを確認します。NSX Manager を参照してください。[ポリシー] モード ボタンと [マネージャ] モード ボタンが表示されない場合は、ユーザー インターフェイスの構成を参照してください。

手順

  1. 管理者権限で NSX Manager にログインします。
  2. [ネットワーク] > [Tier-1 論理ルーター] の順に選択します。
  3. Tier-1 論理ルーターを選択します。
  4. [Tier-0 接続] セクションで、[接続] をクリックします。
  5. ドロップダウン メニューから Tier-0 論理ルーターを選択します。
  6. (オプション) ドロップダウン メニューから NSX Edge クラスタを選択します。
    ルーターを NAT などのサービスに使用する場合は、Tier-1 ルーターが Edge デバイスによってバックアップされる必要があります。 NSX Edge クラスタを選択しない場合、Tier-1 ルーターは NAT を実行することができません。
  7. メンバーおよび優先メンバーを指定します。
    NSX Edge クラスタを選択し、メンバーおよび優先メンバーのフィールドを空白のままにすると、 NSX は指定されたクラスタからバックアップ用の Edge デバイスを設定します。
  8. [保存] をクリックします。
  9. Tier-1 ルーターの [構成] タブをクリックして、新しいポイントツーポイントのリンク ポート IP アドレスが作成されていることを確認します。
    たとえば、リンク ポートの IP アドレスは 100.64.1.1/31 のようになります。
  10. ナビゲーション パネルから Tier-0 分散論理ルーターを選択します。
  11. Tier-0 ルーターの [構成] タブをクリックして、新しいポイントツーポイントのリンク ポート IP アドレスが作成されていることを確認します。
    たとえば、リンク ポートの IP アドレスは 100.64.1.1/31 のようになります。

次のタスク

Tier-0 ルーターが Tier-1 ルーターによってアドバタイズされるルートを学習していることを確認します。