IPv4 アドレスのみを持つ既存の NSX Edge トランスポート ノードの場合は、NSX Edge トランスポート ノードがデュアル スタック(IPv4 と IPv6 の両方)になるように、IPv6 アドレスを構成できます。

IPv6 アドレスを使用して NSX Edge トランスポート ノードを構成した後、NSX Manager がデュアル スタックとして構成されていると、トランスポート ノードと NSX Manager 間の通信は IPv4 から IPv6 に自動的に切り替わります。

注:
  • NSX Edge トランスポート ノードは、IPv6 のみの構成をサポートしていません。
  • NSX バージョン 4.1 では、NSX Edgeは、静的 IPv6 アドレス構成のみをサポートします。DHCPv6 および SLAACv6 はサポートされていません。
  • デュアル スタック NSX Manager とデュアル スタック ホスト間の通信では IPv6 が優先されます。

NSX Edge トランスポートは、ポート 1234 を介してアプライアンス プロキシ ハブ (APH) との接続を確立し、ポート 1235 を介して中央制御プレーン (CCP) との接続を確立します。

前提条件

IPv4 のみとして構成された既存の NSX Edge トランスポート ノードがある。

手順

  1. 次のいずれかの方法で、NSX Edge トランスポート ノードの IPv6 アドレスを構成します。
    メソッド 手順
    ユーザー インターフェイス
    1. 管理者権限で NSX Manager にログインします。
    2. NSX Manager ユーザー インターフェイスで、[システム] > [ファブリック] > [ノード] > [Edge トランスポート ノード] の順に移動します。
    3. IPv6 アドレスを構成する NSX Edge トランスポート ノードを選択します。
    4. [アクション] > [ノード設定の変更] の順に選択します。
    5. [ノード設定の変更] ポップアップ ウィンドウで、対応する IPv6 アドレスを [管理 IP] フィールドと [デフォルト ゲートウェイ] フィールドに入力します。
    6. [保存] をクリックします。
    API
    1. API コマンド PUT https://<nsx-manager>/api/v1/transport-nodes/<transport-node-id> を入力します。
    2. 本文パラメータ ipv6_assignment_type の値に STATIC を入力します。
      注: NSX バージョン 4.1 でサポートされている IPv6 割り当てタイプは静的のみです。IPv6 割り当てタイプ DHCPv6 および SLAAC はサポートされていません。
    3. ip_addressesprefix_length に新しい本文パラメータを作成し、IPv6 アドレスに対応する値を入力します。

      例:

      "management_port_subnets": [
         {
            "ip_addresses": [
                "2620:124:6020:1045::14"
            ],
            "prefix_length": 64
         }
    4. 本文パラメータ default_gateway_addresses に、IPv6 アドレスのデフォルト ゲートウェイ アドレスに新しい値を入力します。

      例:

      ],
      "default_gateway_addresses": [
          "10.176.135.253",
          "2620:124:6020:1045::253"
      ],
    5. API コマンドを送信します。
      注: トランスポート ノードの IPv6 アドレスが表示されるまでに数分かかることがあります。
    CLI
    1. SSH で NSX CLI に接続します。
    2. CLI コマンド set interface を実行します。
      set interface <interface name> ip <IPv6 address> gateway <gateway IP address> plane mgmt
      次に例を示します。
      set interface eth0 ip 245:124:6020:202::10/64 gateway 245:124:6020:202::253 plane mgmt
  2. (オプション) NSX Edge トランスポート ノードに IPv6 アドレスが追加されていることを確認するには、[システム] > [ファブリック] > [ノード] > [Edge トランスポート ノード] の順に移動し、IPv6 アドレスの [管理 IP] 列を確認します。

次のタスク

NSX Edge トランスポート ノードが IPv6 アドレスで構成された後の IP アドレスの変更については、IPv6 NSX Edge トランスポート ノードの IP アドレスの変更を参照してください。