トランスポート ノード プロファイル (TNP) は、クラスタに適用されるネットワーク構成を定義するテンプレートです。
トランスポート ノード プロファイル
トランスポート ノード プロファイルを作成する前に、次の点を考慮してください。
- 構成ごとに最大 4 台の N-VDS または VDS スイッチを追加できます（VLAN トランスポート ゾーン用に作成された拡張 N-VDS または VDS、オーバーレイ トランスポート ゾーン用に作成された標準 N-VDS または VDS、オーバーレイ トランスポート ゾーン用に作成された拡張 N-VDS または VDS）。
- VLAN トランスポート ゾーン用に作成された標準の N-VDS スイッチの数に制限はありません。
- 各 N-VDS スイッチの名前は一意である必要があります。NSX では、重複するスイッチ名を使用できません。
- トランスポート ノード構成またはトランスポート ノード プロファイル構成の各 N-VDS/VDS ホストに関連付けられる各トランスポート ゾーン ID は一意にする必要があります。
TNP を作成するには、トランスポート ゾーン、アップリンク プロファイル、アップリンクと VDS アップリンクのマッピング（VDS スイッチの場合）などの構成を使用して、ホスト スイッチを構成します。TNP は、VDS または N-VDS ホスト スイッチに作成できます。
ストレッチ クラスタは、複数の TEP サブネットにまたがって拡張されるクラスタです。非ストレッチ クラスタは、単一の TEP サブネットに限定されたクラスタです。ストレッチ クラスタ以外では、単一の TNP をクラスタに適用するだけで十分です。ただし、クラスタが複数のサブネットまたは L3 ドメインにまたがって拡張されている場合は、同じ構成を必要とするホストで構成されるサブクラスタを作成できます。
TNP はホスト スイッチに適用されるグローバル構成を表しますが、サブ TNP はサブクラスタに適用されるローカル構成を表します。サブクラスタにサブ TNP を適用すると、サブ TNP のすべての構成がホスト スイッチの構成よりも優先されます。
注： サブ TNP は、vSphere Distributed Switch (VDS) スイッチに対してのみ作成できます。
トランスポート ノード プロファイルが
VMware vCenter クラスタに適用されると、トランスポート ノードの作成が開始します。
NSX Manager はクラスタ内のホストを準備し、すべてのホストに
NSX コンポーネントをインストールします。トランスポート ノード プロファイルで指定された構成に基づいて、ホストのトランスポート ノードが作成されます。
注： TNP は、スタンドアローン ホストの準備に使用されません。
トランスポート ノード プロファイルを使用して準備されたクラスタでは、次の処理が行われます。
- 準備されていないホストをトランスポート ノード プロファイルが適用されたクラスタに移動すると、NSX はそのトランスポート ノード プロファイルを使用して、ホストをトランスポート ノードとして自動的に準備します。
- トランスポート ノードをクラスタから未準備のクラスタに移動するか、データセンターのスタンドアローン ホストにすると、ノードに適用されたトランスポート ノード構成が削除され、ホストから NSX VIB が削除されます。vSphere Web Client からのアンインストールのトリガを参照してください。
トランスポート ノード プロファイルを削除するには、まず関連付けられているクラスタからプロファイルを接続解除する必要があります。既存のトランスポート ノードは影響を受けません。クラスタに追加された新しいホストは、トランスポート ノードに自動的に変換されなくなります。
