IPv4 アドレスのみを持つ既存の NSX Manager の場合、NSX Manager がデュアル スタック(IPv4 と IPv6 の両方)になるように IPv6 アドレスを構成できます。

CLI を使用して、NSX Manager の IPv6 アドレスを構成できます。このタスクを NSX Manager ユーザー インターフェイスまたは API で実行することはできません。

注: NSX Manager は、IPv6 のみの構成をサポートしていません。

IPv6 アドレスを使用して NSX Manager を構成した後、ホストが IPv6 またはデュアル スタックで構成されていれば、NSX Manager とホスト間の通信は IPv4 から IPv6 に自動的に切り替わります。

注: デュアル スタック NSX Manager とデュアル スタック ホスト間の通信では IPv6 が優先されます。

前提条件

  • NSX Manager に IPv4 アドレスが構成されていることを確認します。NSX Manager のインストール要件を参照してください。
  • DNS サーバで、NSX Manager に使用する IPv6 アドレスのホスト名が、NSX Manager に構成されている既存の IPv4 アドレスのホスト名と一致していることを確認します。

手順

  1. NSX CLI にログインするか、SSH で接続します。
  2. コマンド set interface eth0 ipv6 <NSX Manager's IPv6 address> gateway <NSX Manager's gateway IP address> を実行して、NSX Manager ノードの IPv6 アドレスを構成します。
    例:
    NSX Manager> set interface eth0 ipv6 2620:124:6020:1045::ad/64 gateway 2620:124:6020:1045::253

    IPv6 アドレスが正しく構成されている場合は、次の確認が表示されます。

    IPv6 address successfully updated. Node may take some time for IPv6 migration.
    Node restart is required for IPv6 functionality to work properly.
    注目: コマンドを実行した後、 NSX Manager とホスト間の通信が IPv6 に切り替わるまでに数分かかる場合があります。
  3. 次のコマンドを実行して、NSX Manager を再起動します。
    nsx-manager> reboot
    Are you sure you want to reboot (yes/no): y
  4. (オプション) get interface eth0 コマンドを実行して、NSX Manager ノードに IPv6 アドレスが構成されていることを確認します。
  5. set name-servers <DNS IPv6 address> コマンドを実行して、DNS サーバの IPv6 アドレスを構成します。