NSX フェデレーションをサポートするには、ラウンドトリップ時間、ソフトウェアのバージョン、ポートなど、さまざまな要件を満たす環境を使用する必要があります。

  • 次のノード間の最大ラウンドトリップ時間は 500 ミリ秒にする必要があります。
    • アクティブ グローバル マネージャ とスタンバイ グローバル マネージャ
    • グローバル マネージャローカル マネージャ
    • ローカル マネージャ とリモート ローカル マネージャ(クロスロケーション セキュリティ構成のみを使用します。ネットワーク間構成が存在する場合は 150 ミリ秒以下にする必要があります)。
  • グローバル マネージャおよび ローカル マネージャ のすべてのアプライアンスに NSX 3.1.0 以降がインストールされている必要があります。NSX フェデレーション環境のすべてのアプライアンスに同じバージョンがインストールされている必要があります。
  • グローバル マネージャローカル マネージャ 間の通信を許可するには、必要なポートが開いている必要があります。https://ports.vmware.com/home/NSXにある VMware Ports and Protocols を参照してください。
  • 次のノード間に NAT を使用しない接続が必要です。
    • グローバル マネージャと ローカル マネージャ
    • ローカル マネージャ とリモート ローカル マネージャ
    • Edge ノードの RTEP とリモート Edge ノードの RTEP。
  • 各場所にデフォルトのオーバーレイ トランスポート ゾーンが構成されていることを確認します。各 ローカル マネージャ で、[システム] > [ファブリック] > [トランスポート ゾーン] を選択します。オーバーレイ トランスポート ゾーンを選択し、[アクション] > [デフォルトのトランスポート ゾーンとして設定] の順にクリックします。
  • グローバル マネージャ は、ポリシー モードのみをサポートします。NSX フェデレーションは、マネージャ モードをサポートしません。詳細については、NSX Managerを参照してください。

NSX フェデレーション 環境における構成の最大値は次のとおりです。
  • ほとんどの構成では、ローカル マネージャ クラスタの構成の最大値は NSX Manager クラスタと同じです。VMware Configuration Maximums ツールに移動して、NSX を選択します。

    例外および他の NSX フェデレーション固有の値については、VMware Configuration Maximums ツールNSXNSX フェデレーション カテゴリを選択します。

  • 特定の場所について、次の構成が構成の最大値に影響します。
    • ローカル マネージャ で作成されたオブジェクト。
    • グローバル マネージャ で作成され、その範囲内の場所を含むオブジェクト。

    ローカル マネージャ の容量と使用量を確認できます。『NSX 管理ガイド』で「カテゴリごとのオブジェクトの使用量と容量の表示」を参照してください。