NSX 4.0.1.1 以降では、vSphere Distributed Services Engine は、一部のネットワーク操作をサーバ CPU からデータ処理ユニット(DPU、SmartNIC とも呼ばれる)にオフロードする機能を提供します。

ネットワーク アクセラレーションに DPU デバイスを使用すると、ビジネス クリティカルなワークロードのために CPU キャパシティを解放することができます。DPU デバイスは、ネットワーク パフォーマンスの高速化に加えて、ネットワークの可視化とセキュリティ アクセラレーションを向上させます。

注: DPU は、ESXi バージョン 8.0 以降で実行されている vSphere Lifecycle Manager 対応クラスタ内のホストでサポートされます。

NSX は、NVIDIA BlueField-2 (25G) と AMD Pensando(25G および 100G)DPU のみをサポートします。ただし、NSX 4.1.1 以降では、NSX は NVIDIA BlueField-2 (100G) もサポートしています。

ライセンス

NSX DPU-based Acceleration または NSX オフロード機能を利用するには、 NSX Enterprise Plus 期間限定ライセンス(コア単位)または NSX Enterprise Plus with Threat Prevention 期間限定ライセンス(コア単位)を購入する必要があります。
注: vSphere オフロード機能の場合、個別の NSX ライセンスを購入する必要はありません。vSphere ENT + 期間限定ライセンスを取得し、vSphere 8 で使用する必要があります。 NSX Manager は、vSphere ENT+ の一部として使用できます。

ライセンス キーが適用されると、ルーティングと DFW 機能を DPU にオフロードできるようになります。

ネットワーク オフロードの有効化

ネットワーク オフロードを有効にするワークフロー:

この図は、ネットワーク オフロード機能を有効にするワークフローを示しています

リファレンス トピック

詳細については、次のトピックを参照してください。

VMware vSphere Distributed Services Engine VMware vSphere 製品ドキュメントの『VMware ESXi インストールとセットアップ』ガイドで「VMware vSphere® Distributed Services EngineTM と DPU を使用したネットワーク アクセラレーションの概要」を参照してください。
VMware vSphere Distributed Services Engine を使用した vSphere Lifecycle Manager VMware vSphere 製品ドキュメントの『ホストとクラスタ ライフサイクルの管理』ガイドで、「VMware vSphere Distributed Services Engine を使用した vSphere Lifecycle Manager の使用」を参照してください。
ネットワーク オフロードと vCenter Server 固有の手順 VMware vSphere 製品ドキュメントの『vSphere ネットワーク』ガイドで「ネットワーク オフロードの互換性について」を参照してください。
DPU での ESXi VMware vSphere 製品ドキュメントの『VMware ESXi のインストールとセットアップ』ガイドで「データ処理ユニット (DPU) での ESXi の概要」を参照してください。
vSphere Lifecycle Manager を使用した NSX クラスタの準備とトラブルシューティング vSphere Lifecycle Manager を使用した NSX-T クラスタの準備を参照してください。