Upgrade Coordinator がアップグレードされると、Upgrade Coordinator は、選択した順序に従って NSX Edge クラスタとホストを更新します。管理プレーンは最後にアップグレードされます。Edge アップグレード ユニット グループは、同じ NSX Edge クラスタの一部である NSX Edge ノードで構成されます。アップグレードの順序で Edge アップグレード ユニット グループを並べ替え、これを有効または無効にできます。
注: Edge アップグレード ユニット グループのメンバーシップは、アップグレード前の
NSX Edge クラスタ メンバーシップで決まるため、Edge アップグレード ユニット グループ間で
NSX Edge ノードを移動することはできません。
NSX Edge ノードは連続モードでアップグレードされます。アップグレード中にノードが停止しても、NSX Edge クラスタ内の他のノードがアクティブな状態を維持して、引き続きトラフィックを転送します。
Edge アップグレード ユニット グループは同時に 5 つまでアップグレードできます。
注:
VMware NSX® 4.0.1.1 以降では、NSX 3.2 以降で管理され、ESXi ホスト バージョン 8.0 に展開されている NSX Edge の Edge アップグレード中に、
NSX Edge 仮想マシン ハードウェアがバージョン vmx-20 にアップグレードされます。
手順
- NSX Edge クラスタのアップグレード プランの詳細を入力します。
オプション |
説明 |
連続 |
すべての Edge アップグレード ユニット グループを連続して順番にアップグレードします。 このメニュー項目はデフォルトで選択されています。この選択は、アップグレードの順序全体に適用されます。
注: Edge アップグレード ユニット グループは同時に 5 つまでアップグレードできます。
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並行 |
すべての Edge アップグレード ユニット グループを同時にアップグレードします。 たとえば、アップグレード全体の順序が並行に設定されている場合、Edge アップグレード ユニット グループは一括でアップグレードされ、NSX Edge ノードは一度に 1 台ずつアップグレードされます。
注: Edge アップグレード ユニット グループは同時に 5 つまでアップグレードできます。
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アップグレード ユニットがアップグレードに失敗した場合 |
デフォルトで選択されているため、Edge ノードで発生したエラーを修正して、アップグレードを続行できます。 この設定は選択解除できません。 |
各グループのアップグレード完了後 |
Edge アップグレード ユニット グループのアップグレードが完了するたびにアップグレード プロセスを一時停止します。 |
- (オプション) Edge アップグレード ユニット グループのアップグレードの順序を変更します。
たとえば、グループ全体のアップグレードを連続モードに構成する場合、内部ネットワークを使用する Edge アップグレード ユニット グループまたは外部ネットワークに接続する Edge アップグレード ユニット グループを先にアップグレードするように順序を変更できます。
注: 重要なスタンバイ ノードがアクティブ ノードの前にアップグレードされるように、順序に従うことをお勧めします。この順序では、重要なノードのアップグレード中にフェイルオーバーを 1 回のみ実行できます。
- Edge アップグレード ユニット グループを選択し、[アクション] タブをクリックします。
- ドロップダウン メニューから [順序の変更] を選択します。
- ドロップダウン メニューから [前] または [後] を選択します。
- [保存] をクリックします。
これは、次の REST API でも実行できます。指定したアップグレード ユニットの前後に配置して、アップグレード ユニット グループ内のアップグレード ユニットの順序を変更します。
METHOD |
POST |
URI |
https://<nsx-mgr>/api/v1/upgrade/upgrade-unit-groups/<groupId>/upgrade-unit/<upgrade-unit-id>?action=reorder |
ペイロード |
{ "id": "<upgrad-uniti-id>", "is_before": "false" } |
- (オプション) デフォルトの状態に戻すには、[リセット] をクリックします。
注意: リセット後、前の構成をリストアすることはできません。また、リセットを行うと、Edge アップグレード ユニット グループの順序によって、スタンバイ論理ルーターを含む Edge ノードを最初にアップグレードし、その後にアクティブな論理ルーターを持つ Edge ノードをアップグレードできます。この順序では、フェイルオーバーが削減されます。
- [開始] をクリックして、NSX Edge クラスタをアップグレードします。
- アップグレード プロセスを確認します。
アップグレード全体の状態と各 Edge アップグレード ユニット グループの状況の詳細を確認できます。アップグレードにかかる時間は、環境内の Edge アップグレード ユニット グループの数によって異なります。
アップグレードを一時停止し、アップグレードされていない Edge アップグレード ユニット グループを構成し、アップグレードを再開することができます。
- [事後チェックの実行] をクリックして、Edge アップグレード ユニット グループが正常にアップグレードされたことを確認します。
一部の Edge のアップグレード ユニット グループのアップグレードに失敗した場合は、エラーを解決します。
- (オプション) NSX Manager で、 の順に選択し、各 NSX Edge ノードで製品バージョンが更新されていることを確認します。
次のタスク
プロセスが成功した場合は、アップグレードに進むことができます。ホストの構成およびアップグレード を参照してください。
アップグレード エラーがある場合には、エラーを解決する必要があります。アップグレード エラーのトラブルシューティング を参照してください。