セッション タイマーは、セッションが非アクティブ状態になった後にファイアウォールでそのセッションが保持される期間を定義します。

プロトコルのセッションがタイムアウトになると、そのセッションは閉じられます。ファイアウォールで、TCP、UDP、ICMP セッションに複数のタイムアウトを指定し、ユーザー定義のグループ、Tier-0 または Tier-1 ゲートウェイに適用できます。デフォルトのセッションの値は、ネットワークのニーズに応じて変更できます。設定値が小さすぎるとタイムアウトが頻繁に発生するようになり、大きすぎると障害検知が遅れる可能性があります。詳細については、「セッション タイマーのデフォルト値」を参照してください。

セッション タイマーは ESXi ホストでサポートされます。

手順

  1. [セキュリティ] > [全般設定] > [ファイアウォール] > [セッション タイマー] に移動します。
  2. [プロファイルの追加] をクリックします。
    [プロファイル] 画面が表示され、デフォルト値が入力されます。
  3. タイマー プロファイルで、[名前][説明](オプション)を入力します。
  4. [設定] をクリックして、このタイマー プロファイルを適用する Tier-0 または Tier-1 のゲートウェイか、グループを選択します。
  5. プロトコルを選択します。デフォルト値を受け入れるか、別の値を入力します。
    TCP 変数 説明
    First Packet 最初のパケットが送信された後の、接続のタイムアウト値です。デフォルトは 120 秒です。
    Opening 2 番目のパケットが転送された後の、接続のタイムアウト値です。デフォルトは 30 秒です。
    Established 接続が完全に確立された後の、接続のタイムアウト値です。
    Closing 最初の FIN が送信された後の、接続のタイムアウト値です。デフォルトは 120 秒です。
    Fin Wait 両方の FIN が交換され、接続が閉じられた後の、接続のタイムアウト値です。デフォルトは 45 秒です。
    Closed 1 つのエンドポイントが RST を送信した後の、接続のタイムアウト値です。デフォルトは 20 秒です。
    UDP 変数 説明
    First Packet 最初のパケットが送信された後の、接続のタイムアウト値です。これは、新しい UDP フローの最初のタイムアウトになります。デフォルトは 60 秒です。
    Single 送信元ホストが複数のパケットを送信し、宛先ホストが送り返さなかった場合の、接続のタイムアウト値です。デフォルトは 30 秒です。ESXi ホストのみ。
    Multiple 両方のホストがパケットを送信した場合の、接続のタイムアウト値です。デフォルトは 60 秒です。
    ICMP 変数 説明
    First Packet 最初のパケットが送信された後の、接続のタイムアウト値です。これは、新しい ICMP フローの最初のタイムアウトになります。デフォルトは 20 秒です。
    Error reply ICMP パケットへの応答で ICMP エラーが返された後の、接続のタイムアウト値です。デフォルトは 10 秒です。ESXi ホストのみ。
  6. [保存] をクリックします。

次のタスク

保存後、グループとプロファイルの優先順位の管理をクリックしてグループを管理し、プロファイルの割り当ての優先順位を設定します。