NSX Network Detection and Response 機能を有効にするには、NSX 環境がシステム要件と次の前提条件を満たしている必要があります。

4.2 では、 NSX Network Detection and Response の全く新しいバージョンが NSX アプリケーション プラットフォーム とともに配信されます。データは以前の NSX Network Detection and Response バージョンから移行されません。

前提条件

  • ライセンス、ソフトウェア、およびポートの要件を満たしていることを確認します。詳細については、「NSX Network Detection and Response のシステム要件」を参照してください。
  • エンタープライズ管理者アカウントを使用してログインする必要があります。
  • Kubernetes クラスタで少なくとも 25% の CPU とメモリが使用可能である必要があります。
  • NSX アプリケーション プラットフォーム で Advanced フォーム ファクタが構成されている必要があります。構成されていない場合は、『VMware NSX Application Platform の展開と管理』の説明に従って、NSX アプリケーション プラットフォーム で使用されるフォーム ファクタを更新します。
  • 適切なライセンスが必要です。

手順

  1. ブラウザから、必要な権限で NSX Manager (https://<nsx-manager-ip-address>) にログインします。
  2. [システム] > [ライセンス] > [ライセンスを追加] に移動し、必要なライセンス キーを追加します。
  3. [システム] > [NSX Application Platform] の順に移動します。
  4. [機能] セクションに移動し、NSX Network Detection and Response 機能カードを見つけて、[有効化] をクリックします。
  5. [事前チェックを実行] をクリックします。

    事前チェック プロセスでは、最小キャパシティ要件、Advanced フォーム ファクタ、およびライセンス要件が満たされていることを検証します。

  6. [有効化] をクリックします。

    異なる機能間で共有されるコンポーネントが最初にインストールされ、次に NSX Network Detection and Response のインストールが自動的に開始されます。

    リソースがバックグラウンドで割り当てられるため、この手順が完了するまでに時間がかかることがあります。

    注: NSX Network Detection and Response 機能を有効または無効にした後、 NSX アプリケーション プラットフォーム がホストする、その他の有効な機能の状態が、 部分的に稼動中停止、または 処理中 に変わることがあります。これは、 NSX アプリケーション プラットフォーム でホストされている NSX 機能が、いくつかのシステム サービスを共有しているために発生します。この動作は一時的なものであり、 NSX アプリケーション プラットフォーム がホストするこれらの機能の状態は 10 ~ 15 分後に正常な状態に戻るはずです。

結果

機能の有効化に成功すると、次の図のように、 NSX Network Detection and Response 機能カードの状態が「 稼動中」と表示されます。
有効化後の NSX Network Detection and Response の機能カード。周囲のテキストに詳細情報が表示されます。

NSX Network Detection and Response 機能の有効化中にエラーが発生した場合は、NSX Network Detection and Response のトラブルシューティングを参照してください。

次のタスク

NSX Manager ユーザー インターフェイスを更新します。 [脅威の検出と対応] タブがユーザー インターフェイスで使用できるようになります。ネットワーク脅威のモニタリングと分析を開始できます。