次の手順は、NSX ManagerNSX Edge と Cloud Service Manager アプライアンスに適用されます。

注:

NSX Manager クラスタがある場合、その任意のローカル ユーザーのパスワードをリセットすると、クラスタ内の他の NSX Manager のパスワードも自動的にリセットされます。パスワードの同期には数分かかる場合があります。

ローカル ユーザーの名前を変更した場合は、次の手順で新しい名前を使用します。

デフォルトでは、アプライアンスを再起動したときに GRUB 起動メニューが表示されません。この手順を実行する前に、GRUB 起動メニューが表示されるように GRUB を構成する必要があります。GRUB の構成と GRUB root パスワードの変更方法については、『NSX インストール ガイド』の「起動時に GRUB メニューを表示するためのアプライアンスの構成」を参照してください。

root のパスワードがわかっていても、ローカル ユーザーのパスワードがわかならない場合は、次の手順でパスワードをリセットできます。

  1. root としてアプライアンスにログインします。
  2. サーバを停止するには、次の手順を実行します。
    1. NSX Edge の場合は、/etc/init.d/nsx-edge-api-server stop コマンドを実行します。
    2. それ以外の場合は、/etc/init.d/nsx-mp-api-server stop コマンドを実行します。
  3. (オプション)admin のパスワードをリセットするには、passwd admin コマンドを実行します。
  4. (オプション)audit のパスワードをリセットするには、passwd audit コマンドを実行します。
  5. (オプション)ゲスト ユーザーのパスワードをリセットするには、passwd guestusername コマンドを実行します。
  6. コマンド touch /var/vmware/nsx/reset_cluster_credentials を実行します。
  7. サーバを再起動するには、次の手順を実行します。
    1. NSX Edge の場合は、/etc/init.d/nsx-edge-api-server start コマンドを実行します。
    2. それ以外の場合は、/etc/init.d/nsx-mp-api-server start コマンドを実行します。

root ユーザーのパスワードを忘れてしまった場合は、次の手順でパスワードをリセットできます。前述の手順で、すべてのローカル ユーザーのパスワードをリセットできます。

手順

  1. アプライアンスのコンソールに接続します。
  2. システムを再起動します。
  3. GRUB ブート メニューが表示されたら、すばやく左 SHIFT キーまたは ESC キーを押します。キーを押すのが遅く、ブート シーケンスが一時停止されなかった場合は、もう一度システムを再起動する必要があります。
  4. e キーを押して、メニューを編集します。

    上部にある Ubuntu 行を選択して、ユーザー名 (root) と、root(アプライアンスのユーザー root とは異なる)の GRUB パスワードを入力します。デフォルトのパスワードは、NSX@VM!WaR10 です。

  5. e キーを押して、選択したオプションを編集します。
  6. linux で始まる行を検索し、行の最後に systemd.wants=PasswordRecovery.service を追加します。
  7. Ctrl-X キーを押して、起動します。
  8. ログ メッセージが停止したら、root の新しいパスワードを入力します。
  9. パスワードを再度入力します。

    起動プロセスが続行します。

  10. 再起動後、新しいパスワードを使用して root としてログインし、パスワードの変更を確認します。